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土地とともに丁寧に生きる

こんにちは。

気づいたら年が明けていました。
2023年もあっという間に終わったなぁ、と年々時の経過が早まることに老いを感じてしまっているあんでぃです。

みなさんは今年の抱負はすでに決まりましたか?
毎年、目標を設定するものの、数ヶ月たつと忘れてしまうニワトリのような私です。
しかし今年こそは!と張り切っております。

その目標とは、、、
「丁寧に生きる」
ということ。

入社のきっかけは田舎に住みたかったから。

そもそも私が星野リゾートに入社したきっかけというのも、都会を離れて田舎生活をしたかったからです。
「お客様に地域文化に触れていただきたい」
なんて高尚な思いからではなく、ただ単純に
「もっと自然と繋がりたい」
という純粋な思いからでした。

ただ、気づいたらその気持ちも薄れてしまい、都会の時のような生活を追い求めている自分に気づいたんです。
目的のために手段を達成してしまうと、本来の目的を忘れてしまうという典型的なパターンに陥っておりました。

そこで、2024年は原点回帰。
この島根という自然溢れる土地の恵みを感じながら、丁寧に生きようと心に決めたのでした。

丁寧に生きるとは?

私の中では「自然の中で生きる」と「丁寧に生きる」とはほぼ同義です。
自然の恵みに感謝することは、普段の生活の中に表れると思います。

例えば、食事をする時。
めんどくさい、時間がないからと、毎日コンビニ弁当ですます。
何を食べているのかを意識せず、テレビやスマホを見ながら食事をする。
このような食事習慣は効率的かもしれませんが、私の中では丁寧ではありません。
自然からの恵みに感謝し、食物の命をありがたくいただく。
食事は自然とつながっていることが感じられる大切な時間だと思うからです。

また、自分との対話も丁寧に行います。
私は10年以上、毎朝瞑想をしており、自分の心を客観的に見続けられるよう訓練を続けています。
(といっても、まだまだ修行中の身ですが。。。)
自分への時間をしっかりとることも、丁寧に生きるための第一歩だと思います。

そして、食事や自分に対して丁寧に生きていれば、人間関係も自然と丁寧になります。
自分の我を通すことを抑え、俯瞰的に相手の立場に立って物事を考えることが自然とできるようになってきた、と感じています。

ただ、まだまだ足りていないというのが正直なところ。
だから、今年はさらに丁寧に生きるということを意識していきたいと思うのです。

丁寧に生きる第一歩は鉄のフライパン

そんなわけで、今年は鉄のフライパンを買うことにしました。
なぜに??
って思われるかもしれませんが、これが私の中での答えでした。

以前、鉄に関する連載をしました。
その後、ドラマVIVANTの影響でかなりその記事も読まれたわけですが、やはりこの土地に繋がるには鉄はとっても重要な要素だなぁ、と思うのです。

先日、打ち合わせで出雲鍛造の鉄作家さんのところへ伺った際に、なんかピンときたんです。
このフライパンだ!と。

古代から続くたたら製鉄の地、出雲の鉄で作られたものであることは非常に大きい。
素材としての鉄だけでなく、その土地で刀鍛冶をされていた家系の方が叩いた逸品であるということ。
また、鉄のフライパンは調理しながら、油で手入れしたりして、自分好みに育てていく調理器具であるということ。
まさに土地とともに丁寧に生きるために生まれたものではないか!
とピンときたわけです。

妻に伝えたところ、ちょうどいいサイズの鉄のフライパンが欲しかった!ということで、すかさず工房にお邪魔して、、、

手に入れました!
1日2個しか生産できない、世界にふたつとない手作りのフライパン。

七草粥と目玉焼き

今年いただいた春の七草

早速、目玉焼きを焼いてみました。
そして、七草粥と一緒に少し早い春の訪れを感じてみました。


さぁ、2024年、どんな一年になるかしら。
大きく飛躍なんてしなくていい、ただ、地に足をつけて1日1日を丁寧に生きていきたいと思ったのでした。


追記:ご興味ある方はぜひこちらの鉄フライパン動画をご覧ください。
(丁寧な暮らしってタイトルなのに今きづいた!)

フレンチトースト焼きたくなりますよ。



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