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Day15_ことば

「食堂」とは名ばかりで
そこでご飯を食べてる人からすれば「食堂」かもしれないけど、
そこで作品を鑑賞している人からすれば「美術館」かもしれないし
そこで本を読んでる人からすれば「書斎」かもしれないし
そこで作業している人からすれば「事務所」かもしれないし
そこで会話を愉しんでる人からすれば「スナック」かもしれないし
そこでのびのびとリラックスしている人からすれば「公園」かもしれない

言葉とは時に不便で
食堂、と名付けてしまうと、そこは「食堂」という役割をもってしまう
でも、その中身は多岐にわたっていて、一概に「食堂」とは言い切れない

これは、昨今の副業ブームからくる「肩書き問題」ともにていて
**屋さん、と肩書きを名乗ることは、時に不便で
**屋さんのくせに、なんでそんなこともやってるの?
と、皮肉交じりに質問されたりする。

仕方ないことなのかもしれないけれど
時にそれは、居心地の悪さを感じてしまったり
時には、勇気を挫かれる言葉だったりもする

言葉とは、分断する道具でもあるのだ。
「早い」といった瞬間、「遅い」が同時に生成される
「綺麗」といった瞬間、「不細工」が同時に生成される
「おいしい」といった瞬間、「まずい」が同時に生成される

融資を進めるべく、計画を立てているのだけれど
これが、どうも難しい
言語化すると、そこには分断が生じてしまう
誤解なきように説明しようとすると、どうも話が長くなってしまう

まだまだ咀嚼が足りない
ゆとり世代は、やわらかい食べ物が好きなのだ

そんなゆとり世代も、もうアラサーだ
早く30後半を迎えたい
脂ギッシュになりたいのだ
おっちゃんになりたいのだ
20代が何を語っても、なんか恥ずかしい
なんか薄っぺらい
それは僕個人のせいであって、年齢のせいじゃないんだけど、でもどこか薄っぺらいし、重みがない。
もう少し身も心も年齢も太りたい。
レディスのズボンがブカブカである。こまった。

追記
妻が、アンケートの年齢欄で
20代にチェックを入れるたびに笑ってしまう
決まって「まだ半年あるから」と名台詞を残してくれる。


夫婦交換日記
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https://note.mu/kaorinoheya

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