つい先日の日曜日から、とあるカフェでフィルムの写真展をスタートした。
写真展っていってもそんな大層なものじゃない。
けど、ここ半年で撮りためたお気に入りのフィルム写真の中からいくつか選定して、自分なりの世界観を演出しようと頑張った晴れ舞台だ。

写真はもともと撮ることが好きだったし、幸せな瞬間を残すことって素敵だと思っていた。

けど、見て引き込まれる世界観だったり、ただ綺麗なだけじゃなくて、そこに懐かしさだったり、物悲しさだったり、見る側の感情が投影できる様な写真に惹かれる様になったのは本当にここ1年くらいの話。

写真を、ただの記録だけじゃなく、作品として撮ることの楽しさを最近感じる様になった。

特にわたしが惹かれるのは、フィルムで撮った写真。
いつも見ている景色が、青く光るフィルムレンズを通すだけで、淡く優しい色味に変わる。

なんでもない風景が、実はすっごく美しかったことに気づいたりするのだ。

写真展をやろうと思った理由としては、そんなフィルム写真の魅力をみんなに知ってもらいたかったし、単純に自分の撮った写真を飾って客観視して見たい思いもあった。

初日であり、在廊当日の日は、本当にたくさんの人が来てくれた。
私と一緒に写真展をやってくれた友人や、夜な夜な展示準備を手伝ってくれたこのAnd youメンバーのがきお、カフェを快く貸してくださったオーナーさん夫婦、応援メッセージをくれた方々、当日時間を作って見に来てくれたみんな。

こんなに自分たちには損得なしで集まってくれる仲間がいたのかと思うと、心が熱くなった。

そして、ずっと作りたいと思っていた、あったかい空間を作る第一歩が踏み出せた様な気がして、すごく嬉しかった。

なんだって、やろうと思ったらできる。
共感してくれる仲間がいるならなおさら。
今の自分はそういう仲間がたくさんいるから、ほんとうにしあわせだと改めて思った。

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