高級品について。
店でお高めの物を見て「うわっ高いな」と感じる時、たぶん顔に出ているのだろう。店員やデザイナーから「この質でこの価格は高い買い物ではない（いや、むしろお値打ちだ）」という説明を受ける。

と言うのも、先日祖母から貰った指輪をリフォームしたいと思い、気になっていたジュエリーブランドに相談に行った。心づもりとして予算は25〜30万円だったところ、「石が大きいので30万円は超えますね」と言われたのだ。
祖母は小柄だが、私の指に合わせてサイズを大きくすることもあり、地金を沢山使ってしまう。今は地金の価格が上がり続けているので、どうしても高くつくようだ。

初来店なのもあり緊張でガチガチになっていたら、デザイナーさんから「このエメラルドは30万円じゃ買えない代物だから、リフォーム代としては高くない」と説明されたのでした。

リフォーム例で見せて頂いた指輪が、アメジストのカボションをメレダイヤ付きの印台リングにリフォームしたものだった。その代金が28万円だったのと比較して、質の良いエメラルドのリフォーム代としては確かに高い買い物では無いな…と納得した。

予算に合わせてデザインを変更したり、裏を抜いて地金を薄めに造ることも出来るらしい。元々ジュエリーが大好きで、お金を貯めては伊勢丹などで買い揃えてきたが、ついにリフォーム沼に足を踏み入れる時が来たか…という感じ。

これまでもミネラルショーで購入したルース（裸石）をデザイナーさんに持ち込み、指輪やネックレスに仕立てて貰ってきた。それとは違い、完成品から石を外し自分好みのデザインに生まれ変わらせることができるのは新鮮だ。

ひと昔前のデザインでサイズの小さい指輪が、毎日使えるようなお気に入りに変身するのが楽しみだ。半年〜1年くらいかかるみたいなので、またその頃レポートを書きたいと思います。