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最後のペット

愛犬マッキーが命を閉じた。

これまで4匹の犬を飼った。
いずれも犬好きの夫と結婚してからのことである。

1匹目はナスビ。
結婚間もない頃、
夫の後輩が拾ってきた犬を
(アパートでは飼えないからということで)
一軒家を借りていた夫が引き受けた雑種犬。

夫の友だちが犬小屋を作ってくれたり、
せっかく作った犬小屋に入らずに屋根の上に寝ていたり(スヌーピーみたい)
蜂に刺されて鼻を腫らしたり、
楽しかったなぁ。

その後、いろいろあって
ナスビは神戸に引き取られて行った後震災に遭ったけど、生き延びたということを聞いた。

2匹目はキキ。
ナスビがいなくなって、
あまりの寂しさに、夫が近所の川べりの公園に行って
(なんと!)そこにいた捨て犬を拾ってきた雑種犬。

キキは、
子供たちが小さいころよく遊んでくれた。
捨て犬だったから車が嫌いで病院に連れていく時苦労したなぁ。
この子は16歳で命を閉じた。

3匹目がマッキー。
初めての純血種で、室内犬だ。
わたしが仕事に行っているときに、
仕事休みだった夫と長女がブリーダーのところに行って、一目惚れして決めてきた。
小さくて可愛い子犬にわたしもメロメロになった。

実は、フレンチブルドッグがいいなと話していたのだが、
その時はいなくて、そこにいたペキニーズがマッキーだった。

マッキーと暮らすうちに、
わたしたちはペキニーズのとりこになってしまう。

(その後、わたしたちは長女が亡くなるという悲しい出来事に襲われた)


そして、
4匹目に縁あって迎え入れたのが
同じくペキニーズのテンテン。
この子もとてもかわいくて、
何とそれ以上にわがままだったけど、テンテンに振り回される日々の中で、
わたしたちは長女を亡くした悲しみから少しずつ立ち直ることができた。

テンテンは生まれながらの病気があり、
わたしたちを元気にするという大きなお役目を果たしたあと、
7歳であっという間に天に帰って行った。



ひとり残されたマッキーは、
わがままなテンテンから開放されて、
以後、静かに、穏やかに
わたしたちの暮らしを見守っていた。

18歳の誕生日を目前にして、そのマッキーも天に召された。
犬で言うと100歳近い高齢だった。マッキー、よくがんばってくれたなぁ。楽しい写真と思い出がいっぱいだよ。

今日から、
夫とわたし、そしてマッキーの
2人+1匹の暮らしから、
夫とわたしの2人暮らしが始まる。

子どもが家を出てからは、
マッキーが子ども代わりで、
わたしたちの会話はマッキーのことが大部分だった。
これから何を話して暮らしていこうか?笑しばらくはマッキーの思い出話かなぁ?

人生の節目ってあるけど、
今もまた
新しい生活が始まるひとつの節目だと思う。

わたしたちも有無を言わさず人生の終焉に向かっていく。
ここからまた新しい関係性を築いていこう!

そして、
マッキーのように大往生できたら本望である。



今日は、
何となくつらつらと思いつくままに書きました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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