日経MJ

10月7日、日経新聞MJにanemosuと青果の卸売部門であるアネモス青果を取材いただいたコラムが掲載されました。著者は野呂エイシロウさん。以前から知り合いですが、報道は知り合いだからといって取材してもらえる世界ではないので、ありがたくお話をお受けしました。野呂さんは「今日あいてる?」みたいな軽やかさで連絡をくれ、とある日の夕方1時間ちょっと弊社事務所でお話をしました。

なぜ野菜なのか?なぜ食育なのか?それってどういうことなのか?一つひとつに答えていきます。食育の出版事業と青果卸売事業がわたしの頭の中で「食を知る」ことで繋がっているのだと、丁寧に答えていきます。野呂さんは途中で突然理解され「あ!そうか!食は死ぬまで続くから、食を知る食育も死ぬまで続くんだ」。そうです、何を食べるかが自分を形づくるならば、また味を通じて人を幸せにするならば、ずーっと勉強できるんですよ、食は奥が深いから。ずっと学べて、勉強して、伝えて、ずっと楽しめる。食育というと学校の授業みたいだけど、わたしがしたいのは授業ではない。「食ってまだまだ謎が多くて楽しい」「いろんな技術や歴史があって楽しい」という、わたしがずっと感じてきた食のいろんなことを知る喜びを、皆さんにもお伝えしたいということ。そして、そうやって食を実学として身につけて、ビジネスや教養や子育てにも応用できて、健康にも役立ち、海外輸出や経済発展にも寄与できるなら、なんて妄想が広がるのです。まずは農業と飲食の情報の垣根をなくすことから。それをアネモス青果をツールとして挑戦したい。

一業種に専念することが美徳とされる世の中にも、業種を横断する者や業種と業種の中間に位置する者の役割があり、いわば軟骨の役割を果たしていると思うのですよね。だから出版社であって卸の八百屋、既存業種でいえばそういうことになりますが、「食の情報を流通させる業種」に名前がつけば、anemosuの業種はそれ、ということになります。



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