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温度と湿度

ことの始まり

ことの始まりは、あるプロの占星術師の方のツイートを見かけたこと。これがそのツイートです。↓

「山羊座の人はソーラーリターンの勉強会によく来られる。でも射手座の人はあまり来られない。これってどういうことだと思いますか?」

ざっと、こういう感じのツイートでした。これを見て、ああ、これって、あれのことだと、すぐにピンときたのが、冷たいサインと熱いサインの話です。

冷たいサインと熱いサイン

山羊座は冷たいので、過去に興味を持ちます。過去を振り返って、過去の経験値から、今必要な情報を検討して、確かな手段を講じようとする傾向にあります。

それに対して、射手座の人は熱いので、過去には興味がなく、未来に目を向けて、新しい情報の中に、可能性を見いだしたいという傾向があるのです。

だから、ソーラーリターンの勉強会に興味を持つのは、当然過去に遡るのが好きな山羊座が多くなり、未来や新しいことに興味を持つ射手座の人は、あまり応募してこないということになるのでしょう。おもしろいなと思いました。

さらに言うと

山羊座は冷たくて乾いているので、すでに起きたこと、過去のデータを調べて、分析して、明確化し、固めて、それが有効な手段である場合のみ、行動を起こします。あまり役に立たないとわかっていたら、山羊座は動きません。いわゆるレッドオーシャンのタイプということですね。古い海に乗り出すのが山羊座です。

射手座は熱くて乾いているので、すでに起きたことには興味がありません。未来を見ます。より新しい情報を外に探し、それらの相違点を明確にして、どうするかを決めていきます。ですから、新しい海に乗り出すということで、ブルーオーシャンのタイプということになります。

山羊座は冷たくて乾いていて、射手座は熱くて乾いているということが、それぞれのサインの性格を読む上で、とても明確な基準になると言うことがわかると思います。

エレメントで言うならば

熱くて乾いているのは「火」です。
冷たくて乾いているのは「地」です。
熱くて湿っているのは「風」です。
冷たくて湿っているのは「水」です。

エレメントの本質は温度と湿度

火のサインは熱いので、今より未来に目を向けます。そして、乾いているので、違いを明確にして固めます。

地のサインは冷たいので、過去に目を向けます。そして乾いているので、違いを明確にして固めます。

風のサインは熱いので、未来に目を向けます。そして湿っているので、くっついてつながろうとします。

水のサインは冷たいので、過去に目を向けます。そして 湿っているので、くっついてつながろうとします。

そう、熱冷乾湿とは、エレメントをさらに細かく見た構成要素なのです。熱冷乾湿の視点で、見始めると、火地風水の各エレメントの意味がとても立体的に見えてきます。

天体にも熱冷乾湿がある

サインに熱冷乾湿があるように、天体にも熱冷乾湿があります。

月は冷たくて湿っています。
水星は冷たくて乾いています。
金星は冷たくて湿っています。
太陽は熱くて乾いています。
火星は熱くて乾いています。
木星は熱くて湿っています。
土星は冷たくて乾いています。

トランスサタニアンにはまだ定説はないようです。



サインと天体の組み合わせと熱冷乾湿

どの天体がどのサインにあるのかということを理解するときに、この、温度と湿度を使ってみていくことで、より立体的なイメージが見えてきます。

例えば、先の例で山羊座の太陽はどんな人でしょう。また射手座の太陽はどんな人でしょう。

それと対比させる意味で、山羊座の月と射手座の月についても書いてみます。

山羊座の太陽は冷たく乾いたサインの中にある熱くて乾いた天体ということですね。

太陽は誇りと尊厳ですから、山羊座にいるときの太陽は「冷の力」を発揮しているときに、誇りを感じるということです。

冷の力とは、外から内へ、現在から過去へ向かいます。すでに起きたことに関心があるわけです。古いデータを調べ、その中から答えを見いだし、それを打ち出せたときに、誇りを感じるでしょう。

射手座の太陽は熱くて乾いたサインの中の、熱くて乾いた天体ということになります。

太陽は誇りと尊厳ですから、射手座にいるときの太陽は、「熱の力」を発揮しているときに、誇らかだということになります。

熱の力とは、外に押し出す力であり、未来に向かいます。まだ起こっていない、未知のこと、未来のこと、新しい情報に興味を持つのです。なので、新しいことに挑戦し、それを固め、さらにそれを打ち出したときに、誇らかと感じるということになります。

山羊座の月は冷たく乾いたサインの中にある、冷たく湿った天体ということですね。

月は肉体と感情ですから、山羊座にいるときの月は、冷の力を発揮しているときに、安らかになるということです。

月は冷湿ですから、いつも対象とつながって、混ざり合いたいと思っています。

ですから、外から内へ、現在から過去に向かい、古いデータを取り込んでいきます。そしてそれら過去の実績に対して、誰かが興味を持ってくれ、くっついて混ざり合ってくれたときに満足するでしょう。山羊座の月を持つ人にとっては、自身の実績を認められるということがとても大事な要素ということになります。

射手座の月の場合、熱くて乾いたサインの中の、冷たくて湿った天体という事になります。

月は肉体と感情ですから、射手座にいるときの月というのは、「熱乾」の中で、「冷湿」を発揮しているときに、自分らしいと感じるでしょう。

月は「冷湿」ですから、いつも対象とつながって、混ざり合いたいと思っています。今、月がいる場所は射手座で、熱い場所ですから、どんどん自分から打ち出して行きます。それを受け入れてもらって、一緒に遊んでくれたり、くっついてくれたりしたら、月は満足するでしょう。

最後に

他にもいろんな組み合わせがあり、それが、それぞれのストーリーであり、その人の振る舞いであり、性格でもあるのです。このよう熱冷乾湿を介して、読み解いていくことで、人間の本質的な振る舞いが浮かび上がってくると言えるかもしれません。

どの組み合わせの時にどのような振る舞いになるか、いろんなバリエーションがありますから、そのあたりのことは、また日をあらためて書くかもしれません。楽しんで読んでくださる方がいらしたら、うれしいのです。

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