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人間の意識進化と次元対称性という概念

こちらのブログ。川瀬統心さんの自分教ガイドです。2015年8月に書かれたものですから、8年以上前のものということになります。

これを初めて読んだ時に、人間の意識進化に関して理解を深めていくためには、対称性の拡大という見方をすることがいかに大事なことであるかと理解できて、とても興奮したことを覚えています。

懐かしかったので、少し整理して、自分なりの言葉でメモとして残しておこうと思います。

【2次元対称性の時代】

これはまだ上下に対称性が見いだされていなかった時代のことです。2次元内での対称性は認められていたので、人は地球上を前後左右には自由に行き来し、勢力を拡大していきました。

しかし、空間の上下における対称性を獲得していないことから、社会には次のような要素があったと考えられます。

身分差別、身分制度、階級制、封建的社会。絶対王政、教会が大衆を支配をした暗黒の時代、などなど。

こうして、上下における差別を固定的なものとして、みなが当たり前に受け入れていた時代というのが、2次元対称性の時代だったというわけです。

(ちなみに今流行のフラットアースなどの言説はこの2次元対称性の次元に人間を振り戻そうとする一派の工作活動であると思われます。お気をつけあれ。)

【3次元対称性の時代】

ところが、マゼラン一行が地球を一周して戻ってきてからは、地球が丸いと信じる人が増え、上下の絶対性が揺らいできたというわけです。

前後左右に加えて、上下の対称性も人間の認識に影響し始めたという事になります。そう、上と下は入れ替えが可能であるという認識が生まれたということです。

その結果、それまでは当たり前だった、生まれ持った身分の違いと言う考え方に対して、「天は人の上に人を創らず、人の下に人を創らず」というような言葉が生まれてきたという事になります。

自由、平等、博愛などの近代精神の目覚めはここから始まったと言えるでしょう。人間の本質的平等、基本的人権が語られるようになり、階級制度、封建的支配制度は終焉を迎えました。

もっとも、今でも差別や階級制度は残っているので、みなが完全に3次元対称性を達成したかといえば、そうではないという現実はあります。しかし、少なくとも500年ほど前から、その扉が開かれ、そこに向かって人類は挑戦してきたのだと言えるでしょう。

ただし、どうしても理想通りの社会を創ることはできないのが人間だったのだと思います。それは人間が3次元の存在ではないから、3次元対称性の許す自由度だけでは不十分だということだと思われます。

【4次元対称性の時代】

そこで、さらに上の次元である、4次元対称性ということを思考してみる必要があるわけです。3次元対称性が上下であれば、4次元対称性は内と外であるということになるわけですが、これは主観と客観の向きづけの違いということでもあります。

4次元対称性とは、主観としての自己の目覚めを意味します。そしてそれは同時に自分という存在の位置は3次元内にはないということの発見でもある訳です。この位置のことを無限遠点ともいいますが、この空間の構造がわかったときに人間は自分自身が物質ではないと言うこともはっきりとわかるわけです。

いわば、4次元対称性とは霊的対称性と言ってもいいでしょう。物質と霊との対称性であり、3次元と4次元の対称性と言ってもいいかも知れません。

ここに至ることによって、人間の意識がどのように変わるだろうかと想像してみると、わくわくします。おそらく、そのような位置に出た人々が作り出す社会は、今までの社会とは根本的に価値の基準が変わってくるだろうということが想像できます。

この位置を見いだした人々は、霊的ヒエラルキーにはびくともしないことでしょう。ひとりひとりが唯我独尊としての自己を確立しており、生と死を超越していることで、救世主やUFOを待ち望むというようなこともなくなると思われます。そう、救済を待ち望む姿勢というのは、4次元対称性が獲得できていないからなのだと思われます。


おそらく、今はそのような過渡的な時代なのでしょう。2次元対称性のままの意識を持った人、3次元対称性の意識を熟成させてきた人、そして、さらに4次元対称性の次元まで意識を進化させてきた人。

さまざまな意識状態の人々が玉石混交しながら、ひしめき合っているのが、今という時代なのだと思います。そして、やはり対称性の次元を上がってきた人ほどに、新しい時代を作り出す可能性を持っているのではないかと思います。

【5次元対称性の時代】

しかしながら、ヌーソロジーでは、今はすでに5次元対称性の時代に入っているといいます。もちろん、4次元対称性でさえ、おぼつかない人類ですから、5次元対称性をイメージするなんてことはとても困難なことではありますが、これについても少し考察しておこうと思います。

5次元対称性はずばり、「あなた」と「わたし」という双対の神の対称性ということのようです。宇宙のより大きな構造上のグレンです。そして、このとき起こるのが顕在化であるとのこと。

その時に、準備出来ている魂はみな一緒に顕在化して次の宇宙に進むということらしいです。ブッダもキリストも待機していて、すべての魂が一緒に顕在化するとのこと。これまでもそのようなプロセスを経て、宇宙は創造されてきたということのようです。

そのプロセスが完了するのが2039年ということだそうですが、ただ、このあたりは人間の意識では想像することもむずかしい話なので、眉につばをつけながら、ひとつの仮説として聞いておくのでいいのかも知れませんね。

【最後に】

とりあえず、2次元対称性、3次元対称性について、吟味して、未だ達成できていないところがあるならば、そこについてしっかりと向き合う必要があると思います。未熟な個を熟成させるということが、自分ができる唯一の意味ある行為であると思うのです。

それができたならば、満を辞して4次元対称性について向き合うべき時なのでしょう。たぶん、今という時代はそのようなタイミングの時なのだと思います。

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