エンジェルミナス

フリーライター。仕事と子育てを両立させるためにフリーランスという働き方を選び、20数年…

エンジェルミナス

フリーライター。仕事と子育てを両立させるためにフリーランスという働き方を選び、20数年。100歳まで働きつつ人生を楽しむための生き方を模索中。3児の母。柴犬大好き。香川県出身。京都精華大学美術学部洋画学科卒。趣味:低山登山、ボルダリング。

マガジン

  • フリーライターになるには、そして続けるには

    普通のOLから結婚・出産で無職に。ずっと働き続けたいという強い想いから、売り込みを経てフリーライターに。これからフリーライターになりたいと思っている人の役に立てばと思い、私の経験をつらつら書いてみます。

  • フリーライター20年やってます

    以前、ブログで連載した、「フリーライター20年やってます」というエッセイを転載。フリーライターになるにはとなってからをつれづれなるままに書いています。

  • 今度こそ!50歳からの英語修業

    英語が話せたらカッコイイ!と思い続けてン十年。留学本の制作に携わりながら、留学経験ナシ、英語力ナシ。このままじゃ、人生100年時代を生き抜けない!…というわけで、50過ぎてから英語にチャレンジしてみた!

  • 私を育ててくれた言葉

    世の中には言葉のセンスが抜群に優れている人がいるもので、その人の名まえを取って「○○語録」を作りたい!と思うような人にしばしば出会います。そういう人たちの言葉に私は育ててもらったようなものです。今の私があるのはその人のおかげ! と思えるような人がたくさんいるのは幸せなことです。いちいちメモを取っておかなかったのが悔やまれますが、せめて覚えている限り、私の大好きな人たちの言葉を書き留めておこうと思います。

最近の記事

反省日記:息子の卒業式編

昨日は末の息子の高校の卒業式だった。 保護者席に座って、入場と退場のときに息子の顔が小さく見えたがそれだけだった。 あくびをしたり、途中でメールをチェックしたりしながら、退屈な式をやりすごし、終わったら、さあ義務は果たしたと思いすぐに帰った。片付けなければならない原稿の仕事が山ほどあるから、1分でも早く家に帰りたかったのだ。 後になって、息子にとって一生に一度の卒業式をあんな風に帰ってよかったのかなとすごく気になった。息子の姿を探して、記念撮影くらいすればよかったのだろ

    • 私を育ててくれた言葉~その5「笑顔はすべてを凌駕する」

      ずいぶん前、何人かの男性に、「こんな女性と仕事をしたい」というテーマで寄稿してもらったことがあります。 男性目線で、できる女性の条件とは何かを語ってもらう企画だったのですが、どのコメントも「ふむふむ、なるほど」とためになることばかり。なのに今、その中の一つも思い出せないのだからあきれてしまいます。 でも、ただ一つ、覚えている一文があります。それは、出版プロデューサーのY氏の原稿だったのですが、1)美人であること、2)気が利くこと、といった項目がいくつか並べられていたと記憶

      • 【No.22】20年、フリーライターやってます~人生これすべてネタなり

        子どもの学校の新学期が近づくと、多くの母親は恐怖にさいなまれるんじゃないでしょうか。 最初の保護者会で、うっかりPTA役員の当たりくじを引いてしまうのでは、という恐怖です。 平日のまっ昼間に何度も会議に駆り出されたり、行事のたびに手伝いをさせられたり。仕事と家庭の両立だけでも大変なのになんでPTAまで!?と毒づきたくもなります。 私は、小学校では合計3回PTA会長をやりました。当たりくじを引いてしまったのです。でも、会長になったのは自分の意志です。くじで役員になりました

        • 【No.20】20年、フリーライターやってます~フリーランスのキャリアプラン

          フリーランスだと会社員の方に比べて、キャリアアップを意識することは少ないと思います。昇進・昇給も、社員研修もありませんしね。だからこそ、フリーランスは、自分で自分を育てる方法を持たなければなりません。 もちろん、日々の仕事を誠実にこなすことが、一番のスキルアップになりますが、時々は研修を受けたり、仕事が少ないきに集中的に勉強して資格を取ったりして、少しでも自分を高く売れるよう努めておくことだと思います。   キャリアプランを考えるときに、たとえば3年後にはこうなっていたいと

        反省日記:息子の卒業式編

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        • フリーライターになるには、そして続けるには
          3本
        • フリーライター20年やってます
          21本
        • 今度こそ!50歳からの英語修業
          30本
        • 私を育ててくれた言葉
          5本

        記事

          【No.19】20年、フリーライターやってます~時間の話

          「時間管理はどうしているのですか?」 「自宅で仕事をしていたら集中できないでしょう?」 フリーランスをやっていると、よく聞かれます。 私の場合、仕事場に入って椅子に座ると、即、集中モードに入れます。 コツはあります。 その1、仕事場は、自分にとって快適な場所にしておくこと。(早く諸雑事を終えて、あの場所に行きたい!と楽しみに思うくらいに) その2、だいたいでいいので、1日の生活パターンを決めておくこと。これ大事! 人間って、規則正しいことのほうが継続できると思うからで

          【No.19】20年、フリーライターやってます~時間の話

          [NO.18]20年、フリーライターやってます~フリーランスのお金の話1

          これまでは、いかにしてフリーライターになったかという体験談を中心に話してきましたが、ここからは、フリーランスとして仕事をするためのノウハウ的なことを書いていこうと思います。釈迦に説法的な内容もあるかと思いますが、そんときゃ時間を無駄にせず、プチっとこのページを閉じてくださいませ…。これからフリーを目指します!という方のお役に立てればと思いながら書いていきます。 フリーランスになって最初に直面する大問題の一つが、“ギャラ”=ギャランティ=報酬=ゼニ=「で、それなんぼになります

          [NO.18]20年、フリーライターやってます~フリーランスのお金の話1

          私を育ててくれた言葉~その4「人間関係は最悪になったときから始まる」

          だいぶ前にブログにも書いたネタで恐縮ですが、もとの上司K氏のことは忘れることができません。 当時、私はまだ20代の生意気盛り。その頃のことを思い出すと気絶しそうに恥ずかしいのですが、K氏を思いっきり怒らせてしまったことがあります。 「なんなんだこの女は!」と怒鳴りつけられ、さすがに悪かったと思って、夜になってご自宅に電話しました。 するとK氏は「わざわざ電話なんかしなくていいのに」と笑っていましたが、次の日に会社に行くとこう言いました。 「人間関係っていうのはね、最悪

          私を育ててくれた言葉~その4「人間関係は最悪になったときから始まる」

          [NO.17]20年、フリーライターやってます~再びフリーランスになる

          名刺を失って初めて、会社という後ろ盾の大きさに気づくとはよく言われますが、私も、20代の終わり、出産を機に退職をしたときに身を持ってそれを知りました。 ある会社の忘年会に呼ばれたときのことです。親しくしていたJという人にばったり会い、実は近々退職をするのだと伝えたら 「へえ、主婦になるんだ。それじゃあ話をしても仕方がないね」 すっと背を向け、彼は去っていきました。 Jさんと私は、制作会社と発注者という関係でした。私はとてもわがままな発注者だと自覚していたので、Jさんの態度

          [NO.17]20年、フリーライターやってます~再びフリーランスになる

          [NO.16]20年、フリーライターやってます~やりたいという気持ちほど強いものはない

          編集長の仕事は3年続けました。その間、いろいろなことがあったのですが、詳細はもうちょっと時間が経って時効になってから……。とはいえ、私のみっともない経験については誰にも迷惑がかからないので少し書いておこうかと思います。 Webマガジンの創刊が決まり、日々更新する記事をどうやって集めるのか、キラーコンテンツになにを据えるのか、デザインは? 写真は? イラストは? 制作チームとの連携は? などなど考えることは山ほどありました。 その頃は、人脈もほとんどなかったのでイチから人探

          [NO.16]20年、フリーライターやってます~やりたいという気持ちほど強いものはない

          [NO.15]20年、フリーライターやってます~webマガジンの編集長になってしまうの巻

          まだ20代、会社に勤めていた頃のことです。 勤めていた会社の創業80周年記念行事の企画を担当させていただいたことがあります。時はバブル。国内外から著名なゲストを招いての大がかりなイベントでした。基調講演の講師は、ダニエル・ベル氏。『脱工業社会の到来』という著作で世界的に知られていた社会学者です。彼の講演録や社長対談をまとめた記念誌の編集も担当したのですが、ベル氏の言葉で忘れられないひと言があります。 社長対談の中でのことだったと記憶しています。「これからどんな仕事をして

          [NO.15]20年、フリーライターやってます~webマガジンの編集長になってしまうの巻

          [No.14]20年、フリーライターやっています~どんな人でも必ず面白いネタを持っている

          どんな人でも必ず面白いネタを持っている。 20年フリーライターをしてきてそう確信しています。 もし、大したネタが得られなかったら、それは相手が“つまらない人”なのではなく、自分の聞き方が悪かっただけのこと。 頼まれて「取材の仕方」なる講座をさせていただくことがたまにあるのですが、「取材って緊張する」「どう聞けばいいかわからない」「うまく話が引き出せなかった」という声をよく聞きます。 今でこそ、「今日はどんな面白い話が聞けるかしらん!!」とわくわくしながら取材に出かける私

          [No.14]20年、フリーライターやっています~どんな人でも必ず面白いネタを持っている

          私を育ててくれた言葉~その3「この子を育てることが一番の社会貢献」

          F子さんは海外でも活躍するフリーランスのプランナーです。会うと元気が出たり、新鮮な視点を与えてくれるので、ときどきむしょうに会いたくなる人です。 40も後半に入ったころ、「これをするために私は生まれてきたんだ!と思えるような、意味のある仕事をしたい」と悩んでいて、F子さんに相談するともなく相談したのですが、そのときF子さんはいつものように落ち着いた声でゆっくり言いました。 「でもねえ、子どもたちを世の中に役立つような人に育てることが、なによりのりっぱな仕事だし社会貢献じゃ

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          [No.13]20年、フリーライターやっています~ついに雑誌に連載を持つ

          小さな夢ですが、ライターになりたい、本を出したい、という夢をかなえて、次にかなえたのが「連載を持つ」という夢でした。 これもはじまりは、突然の電話だったと記憶しています。担当は、結婚したばかり、30になったかならないかの女性編集者Mさんでした。連載の内容は、共働きカップルを取材して家事分担や仕事と育児の両立のコツを聞くというもの。それは、これから出産というライフイベントを迎えるかもしれないMさん自身の関心事でもあったのだと思います。 「なんで私に?」と聞くと、企画を立てた

          [No.13]20年、フリーライターやっています~ついに雑誌に連載を持つ

          私を育ててくれた言葉~その2「半生をかけていいと思う仕事に出会えるか」

          数年前、カンボジアで地雷を撤去する仕事をライフワークにしているという雨宮清さんを取材したことがあります。 中卒の労働力は金の卵と言われた時代に上京し、苦労の末、建設設備機械会社の社長になったいきさつは胸を打つものでしたが、今の仕事を始めた経緯を聞いて私はさらに感動しました。 雨宮さんは、47歳のときカンボジアで出会った少女に「日本はお金持ちの国でしょう? だったら私たちの国から地雷をなくしてください」と懇願されました。絶対無理だと思ったけど、少女の言葉が忘れられず「自分は

          私を育ててくれた言葉~その2「半生をかけていいと思う仕事に出会えるか」

          [No.12]20年、フリーライターやっています~本を出したいという夢

          若い人が本を読まなくなったとか、本が売れないと言われて久しいですが、「本を出したい」という人は減っていないのではと思います。編集者として出版のお手伝いをすることも私の仕事ですが、打ち合せに訪れて「本を出したい」とおっしゃる著者の言葉に、ただならぬ思い入れを感じることが多々あります(初めて出される方の場合とくに)。 これって何なのでしょう。 本を出して有名になりたいとか、印税で儲けたいとか(印税で儲かっておられる方は稀です…)とか、単なる憧れとか、そんなことでは説明のできな

          [No.12]20年、フリーライターやっています~本を出したいという夢

          [No.11]20年、フリーライターやっています~仕事が途切れないようにするためには

          仕事が途切れたらどうしよう。 これは、すべてのフリーランスが抱えている悩みではないでしょうか。 今、ものすごく忙しくても来月も仕事があるかどうかわからない。だから、既に目一杯仕事を抱えているにもかかわらず、キャパ以上の仕事を引き受けてしまう。 「ある、ある」とうなずくフリーランスの方、多いと思います。 仕事が途切れないようにするにはどうすればいいのでしょうか。 重要なのは、営業力とか人脈力ってことになるのだろうけど、私はこれがとても苦手でした(今も得意とは言えません

          [No.11]20年、フリーライターやっています~仕事が途切れないようにするためには