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今度こそ!50歳からの英語修業

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英語が話せたらカッコイイ!と思い続けてン十年。留学本の制作に携わりながら、留学経験ナシ、英語力ナシ。このままじゃ、人生100年時代を生き抜けない!…というわけで、50過ぎてから英… もっと読む
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記事一覧

【最終回】結局、私の英語修業はどうなったのか

50を過ぎて、今さら成果が出せるのか!?と思いつつ始めた私の英語修業。気がつけばもう5年くらいの月日が経っている。しかし、肝心の英語力はといえば、ペラペラには程遠い。海外一人旅はできても、仕事にはとうてい使えない。 それでも、無謀にもこの英語力で、何度か一人で海外出張に出かけた。現地の人とメールでやりとりをして、アポイントを取ったり、人に道を聞きながら取材先にたどりついたり、自力でAir B&Bで宿泊先を探し、ネイティブのホストファミリーとぎこちないながらも会話をしたり。現

【No.29】自腹でも留学したいと思った学校ベスト3~後編

前回は、セブで個人的にイチオシの学校、ファーストイングリッシュを紹介した。今回は、マニラ、バギオの学校を紹介しよう。 おススメその2 PICO(マニラ アラバン地区) マニラのアキノ国際空港から高速道路を使って車で約20分。モンテンルパ市のアラバンにある、PICOという語学学校。ちなみにアラバンは、日本企業も多く進出する、治安がよく高級感のあるビジネスエリア。 PICOは、受講前にスカイプで1時間程度の面接があり、それをもとに生徒さん一人ひとりに合ったカリキュラムを作っ

【No.28】自腹でも留学したいと思った学校ベスト3 ~前編

取材で多くの語学学校を取材してきて、この学校いい!と思うことは多々あった。今回の弾丸1週間留学では、ターラックにあるCNE1を選んだが、ほかにも心惹かれた学校があり、迷った末決めたのだ。 もし、もう一度留学をするなら、違うタイプの学校にも行ってみたい。取材ではなく自腹でも行くとしたらどこがいいだろう…。フィリピン留学で人気の、セブ、バギオ、マニラ、各エリアから、私が行きたいと思った学校を紹介しよう。 ただし、先に断っておくが、No.16でも述べたとおり、留学で何を重視する

【No24】フィリピン留学、成功の秘訣

せっかく留学したけれど、あまり英語力がのびなかったという人と、期待以上の成果があったと大満足の人がいる。その差は何だろうか。取材で聞いたことと自分の体験から、フィリピン留学を成功させる秘訣をまとめてみた。 (1)復習は絶対必要 1日6時間~8時間、マンツーマンで毎日勉強しているのだからもう十分。これ以上何もしなくても英語力は上がるだろう、と思っているとしたら間違い。語学学校の人に聞いたところ、留学で英語力を伸ばす人とそうでもない人との違いは、復習をするかどうかだという。

【No.27】フィリピン留学こぼれ話~その2

フィリピンのソウルフードと言えば フィリピンで一番人気のファストフードといえばJollyBee(ジョリービー)というハンバーガー屋だ。マクドナルドもあるけれど、断然ジョリービー(冒頭の写真)のほうが人気。フィリピン人好みのちょっと甘い味付けが好まれるらしい。 フィリピン料理のチェーンのファミレスでは、マング イナサル(Mang Inasal)が安くて味もまあまあ。おすすめは、シジリン・シシグ(豚の耳や顔の部分を細かく刻んで炒めたもの)、ピナクベット(エビの塩辛で味付けした

【No.26】フィリピン留学こぼればなし~その1

筆記体を書いてほめられる 授業中にノートを取っていると、何度か「あなた、カーシヴが書けるの!?」と驚かれた。 カーシヴとは筆記体のこと。ブロック体だと読みやすい字が書けるので、授業のあとでノートをまとめるときはブロック体を使うが、スピードを要する授業中のノートはいつも筆記体で書いていた。それを見た先生たちに、「カーシヴが書ける生徒を初めて見た!」と言われたのだ。 今30代以上の人は、中学校で筆記体を習っているからみんな書けるはず。が、それ以下の年代になるとあやしい。

【No25】留学生に聞いた英語勉強法

留学生たちに留学体験を取材するときに、必ず「自分なりに工夫している英語勉強法」を聞くのだが、誰に聞いてもこれはやっているな、という勉強法がいくつかある。聞いた頻度の高い順に並べてみた。 (1)今日聞いたフレーズを会話に使う 授業中や友だちとの会話の中で、「あ、これ使える」と思ったフレーズはすかさずメモを取る。意味がわからなかった単語、フレーズもできる限りメモをとり(スマホのメモ機能を使う人も多い)、あとで必ず調べる。そして仕入れたフレーズは、翌日の会話で必ず使う。一つの単

【No.23】フィリピン留学、授業以外の時間はどうしてる?

食事はこんな感じ 1日3回の食事はすべてブッフェ式。主食とスープ、おかず3品とデザート付き。キッチンスタッフが欲しいだけお皿に盛ってくれる。 メニューは学校にもよるが、日本食、フィリピン料理、中華、韓国料理など生徒の国籍にも合わせていろいろなものが出る。 写真はある日の夕食。 見た目はちょっとわびしいが、味はなかなかいける。お米も、日本の高級米ほどではないが案外もっちりしていておいしかった。 食事の時間は1時間。みんなばらばらに食堂に現れて、一人で食べていたり、2,3人

【No.22】結局のところ、留学の成果は?

弾丸1週間留学は、結局どうだったのか。 わずか一週間で、ぺらぺらにはならなかった。最初からわかっていたのに、一瞬でもそれを期待していた自分が恥ずかしい!! では全く効果はなかったのか?  英語力が身についたかどうか自覚するのは難しい。そんな時に、目安になるのがテスト。 レベルチェックテストとは? どこの語学学校でもそうだけど、初日にレベルチェックテストを受けた後、定期的に同じ形式のテストを受けて、どのくらい英語力が伸びたのかをチェックする。 私が留学したCNE1では

【No.21】フィリピン留学ってこんな感じ

1週間・1日のスケジュール フィリピンの語学学校の一般的なスケジュールは、1週間コースであろうと3カ月コースであろうと、月曜日が入学日で金曜日が卒業日。前日の日曜に到着して、金曜の夜か土曜日には学生寮を出て、そのまま空港に向かうか、どこかで観光をしてから帰国、または別の国へと旅立っていく。 初日の午前中は、授業の進め方や学生寮での生活などについて簡単なオリエンテーションを受け、英語のレベルチェックのためのテストを受ける。午後は、学校周辺の散策をしつつ、ショッピングモールや

【No.20】いよいよフィリピン留学へGO!

荷造りから渡航まで フィリピンに行くには、パスポートと航空券があればいい。3カ月以内の渡航にはビザはいらない。ただ、たとえ1週間でもフィリピンに留学する場合はSSP(Special Study Permit=特別就学許可証)の申請が必要。でもこれは、受け入れ先の学校が政府の認定を受けたちゃんとした学校なら、代行してくれるので心配はいらない。申請の費用は、6000ペソ程度(日本円で12000円くらい。これプラス、学校が手数料を取る場合がある)。 持ちものとしては、着替え、ノ

【N.19】弾丸1週間 フィリピン留学体験編

まずは家族の説得から フィリピン留学を取材して、「私もやってみたい!」という気持ちが日々募っていた。 オンライン英会話は続けていたけれど、めきめき伸びたような気がしたのは最初だけ(最初のレベルがひどすぎたので)。全然進歩が感じられないな~という日々が続いていた。「この停滞期を脱出するには、フィリピン留学しかない!!」という心境になっていた。 とはいえ、取材した多くの留学生によると、「微妙なニュアンスまでは無理でも、なんとか自分の言いたいことを英語で言える」ようになるには

【No.18】意外に気になる!留学先でとけこめるのか~後編

人生は何歳からでも楽しめる 居心地がいいかどうかは、こちらの気持ち次第でなんとかなるのではと思う。 話は大きくそれてしまうが、私がこう思えるようになったのは、はるか昔の1990年代、30代の初めに1カ月間のフランス語学留学をしたのがきっかけかもしれない。 フランス語が好きで(その当時は英語には全く興味がなかった)、フランス語とフランス文化にどっぷりつかりたいと、2歳の娘を置いてフランスに飛び立ったのだ。育児と仕事の両立に孤軍奮闘し、心底疲れ、人間関係を壊すようなやりかた

【No.17】実は気になる!留学先でとけこめるのか~前編

シニア留学生は孤独? フィリピンに限らず、留学に来ている人って学生とか、社会人でも若い人ばかりなのでは? シニアには居心地が悪いのでは? と心配する人がいるかもしれない。 確かに、取材で訪れた学校のいくつかには、シニアの生徒さんが、一人ポツンとテーブルに座って食事をしている姿を見ることがあった。 もし、若い人ばっかりに囲まれるのはいや、と思っているなら、学生の春休み、夏休みの時期を避けるのが賢明。とくに、7、8月は夏休みを利用して短期留学をする大学生であふれている。