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オサカナの戯言~文藝特別対談・櫻井敦司×遠野遥

親子関係公表という衝撃のニュースから20日ほど経過。
芥川賞受賞作家・遠野遥氏とBUCK-TICK・櫻井敦司氏の親子対談をようやく読むことができました。

なんと最終的に15,00部増刷されたとのこと。
店頭にも大量に山積みされておりましたよ。

一時の騒ぎも収まって、落ち着いて読めるかな。と思いましたが…。
ことあっちゃんに関しては感情も涙腺もぶっ壊れているワタクシ。
案の定、泣きながら読みました。

以下、ネタバレあり、気持ち悪いファン(オサカナ)の戯言です。

こんなふうに対談をする日がくるなんて思っていませんでした。感謝します。

このあっちゃん(櫻井氏)の最初の一言で涙腺が崩壊。(早い)
だって。この一言に、これまで語られることのなかった想いが凝縮されてる。「感謝」という言葉にそれを託すところが、気配りの人・あっちゃんらしくてまた泣ける。

互いを「遠野先生」「櫻井さん」と呼び合い、敬語で話す親子。
行間から感じる不思議な距離感とお互いへの尊敬、そして温かい空気。
なんかもういちいち「よかったねぇ、あっちゃん」と思っちゃって。涙が止まらないの。

そして、初めて見るあっちゃんの「父親」の顔、親心。不意に見せられてドギマギするやら微笑ましいやら。情緒が忙しいことこの上ない。
「感激しちゃうなぁ。」「嬉しいなぁ。」ポロリとこぼれるあっちゃんのそんな言葉に、隠し切れない喜びとか幸福感が溢れてて。嬉しくて仕方ないのに「適切な距離感」を保とうとしてる感じもまた愛おしくて。(はい、おかしいですよ)

代々木のDIQ終演後の楽屋でのやりとりとか。
(あの場にいらしたのねぇ!なんだか不思議な感じ。)
メールでの交流があったこととか。
(あっちゃん、メール苦手そうなのにね!)
「改良」のタイトルを決める際のやり取りとか。
明かされるエピソードにいちいち胸がいっぱいになって、嬉しくて、泣き笑い。

生配信ライブのチケットを遠野先生が購入済みと聞いて、緊張し始めるあっちゃんもかわいい(笑)

親子というだけでなく、表現者として互いを尊敬し、影響を受け・与えあっている。そんな関係が築かれていたことが、とにかく嬉しくて。
お互い、口に出せなかったいろんな思いもあったろうけれど。
こんな形で公表できて、こんなふうに対談できて。
すごく優しくて穏やかな空気が流れてて。
なんかもう、あっちゃん、ほんと、よかったねぇ。って思いました。(だから、お前は誰だw)

一人称が「僕」の父親と「私」の息子。
クールで冷静な遠野氏に対して、あっちゃんはやっぱりあっちゃんで。敬語でちゃんとしてるんだけど、なんか可愛いのよねぇ。って喋り口調を想像しては、にやにやするオサカナ。

そして、自分にも相手にも正直であろうとする真摯な姿にまたもや「好き!」が募ったのでした。

そして、とても穏やかで真面目で冷静な人が、想像だけであんなに狂気に満ちた作品を執筆されたというのも驚き。
改良があまりにも衝撃だったため、次作読めるかしらと思っていましたが、また趣が異なるものになりそうとのことなので楽しみです。

あっちゃんが幸せならそれだけで幸せ♡というオサカナの戯言。
お付き合いいだだきありがとうございました。

あ、そうそう。おふたりそれぞれの手のショット。
手フェチにはたまらないご褒美(?)であったことを最後に記しておきます。

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