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ハタゲーム(ほぼアカハタ)@東伊豆

2019年のハタの時期が終わりかけています。
なので1年間ハタばかりを追い求めた結果をまとめようと思います。
ハタと言っても僕の釣り場では8割アカハタ、1割オオモンハタ、あとの残りはなんか変なのがたくさん釣れるわけです。

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※一番釣れる外道はガシラ。


ちなみに、あとの残りのなんか変なのは
・ホウキハタ
・マハタ
・ガシラ(カサゴ)
・アオハタ(キハタ)
・ウツボ
・ショゴ(カンパチ幼魚)
・イナダ(ブリ幼魚)
・オジサン
・イサキ
・シイラ
・ソウダガツオ
まぁこんなぐらいですかね。

東伊豆のマイエリアはこんな感じです。
もちろん地域によって大きく違うと思います。
西にいけばアコウ(キジハタ)がたくさん釣れるでしょう、また北にいけば同じような釣り方でアイナメやベッコウゾイ、クロソイに代わるでしょう。画像2


※だいたい平均すると実釣4時間/4人で100匹ぐらいでしょうか。

釣り方

僕は以下の2タックルがメインです。

テキサス
ロッド:7ft前後のH〜XHのベイトロッド
リール:ギア比7.9とか8.1とか9.1とかのベイトリール
ライン:PE2.0号+フロロ20lb
ルアー:シンカーは21g(3/4oz)が基本で下は14g(1/2oz)上は56g(2oz)まで。
フック:ワームに合わせて!ただしゲイプが大事!

スイミング
ロッド:7ft前後のM〜MHのスピニングロッド
リール:(シマノなら)HG2500〜3000のスピニングリール
ライン:PE1.2号+フロロ14〜16lb
ルアー:ジグヘッドは14g(1/2oz)が基本で上は28g(1oz)まで。

とまぁざっくりだとこんな感じです。
ゲイプが大事なのは、比較的ボリュームのあるワームに当たりが多いと思っていて、フッキングさせるにはゲイプが広くないと掛かりにくいと思っています。なのでワームのボリュームに合わせたフックを選んでください。

ロッドやリールなんかは好きなのを使ってくれればいいので参考程度に!
ルアー(ワーム)はもう結論書きます。

テキサス用ワーム
バグアンツ(3inch)/ECOGEAR
パールグロウ/三陸リアスレッド/イソガニ/北陸クリアホロ/北陸UVパープルホロ


ファットイカ(ベビーファットイカ)/Gary YAMAMOTO
トマトペッパー系/チャートリュースペッパー系

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スイミング用ワーム
デスアダーカーリー/deps×pro's one
ケイムラクリアホログラム

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鮃狂ダックフィンシャッドR/DAIWA
ダブルグロー(もしくはトリプルグロー)

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イサナ/KAESU
アンバーシャイナー

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・バルト(3.5inch)/ECOGEAR
スーパーホログラムピンクグロー/チャートリュースシャイナー


これらのワーム以外は、いらないといっても。。。。。
カラー名が太文字のものはマジでオススメです。
あと、エコギアの中の人に聞いたらチャートリュースシャイナーって2019年度時点でもう廃盤カラーだそうで、今年の夏から店舗にあったらすべて買い占めてます。良いカラーなんだけどな残念。

ちなみにテキサス用のワーム1種類だけと言われたら、ファットイカのトマトペッパーを持っていきますし、
スイミングならデスアダーカーリーのケイムラクリアホログラムを持っていきます。

ただしこれ天気や潮、スレ具合に影響しますので、あくまでも【僕のエリアでは】の話です。
スレているエリアでは、ナチュラル系が強いでしょうし、雨だとクリアホロ系はあまり効かないと思っています。(と思うとマイエリアは比較的スレていないな)

テキサス用のシンカーは何でもいいです(こんなこと書いたら怒られそうだけど)が。
フックはデコイのキロフックワイドかささめ針のワイドゲイプオフセットのどちらかしか使いません。

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また、ジグヘッドは、フジワラのムゲンヘッドロングシャンク1択になりました。



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安くて使いやすいのが特徴です。
ストレスやトラブルがないことって、釣れる釣れないより大事かもしれません。その分、集中力が続くのでね。

ロッドとリール

具体的に僕が使っているロッドとリールです。

α、テキサスリグ
β、スイミング

ロッド:
モンストロ610:ツララ(α)
モンストロ71:ツララ(α)
モンストロ75:ツララ(αβ)
サルヴァドール72:ツララ(αβ)
グリッサンド76:ツララ
(β)
グリッサンド77:ツララ
(β)

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リール:
ジリオンSV TW 1016SV-XXHL:ダイワ(α)
ジリオンTW HLC 1514SHL:ダイワ
(αβ)
ジリオンTW HD:ダイワ(αβ)
タトゥーラ HLC 8.1L-TW:ダイワ(α)
タトゥーラ HLC 7.3L-TW:ダイワ(β)

エクスセンスCI4+ 3000MHG:シマノ(β)
エクスセンスCI4+ C3000M:シマノ(β)

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ライン:
キャストアウェイ:サンライン(αβ)

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モンストロ74とジリオンTW HDなんかは、ビッグベイト投げたりします。
今年1回しかありませんでしたが、ハイローラーのリップローラー投げててドカンってのもありました。(のらなかったけど)

また『ギア比が低いリールがあるやん』って思うでしょうが、スイミング用のルアーをゆーーーーくり巻きたいときに使用します、11月とか水温低いときね。
ラインは6種類以上のPEラインを使いましたが、最終的にキャストアウェイに戻りましたね。本当に使いやすく強いです!
トラブルないのがすべてです。

環境

普段僕が狙うエリアは、水深5-20m(せいぜい25m)までです。
東伊豆にはハタの釣れるポイントが沢山ありますが、ハタは集まるポイントがわかりやすいので、それ以上の深さは狙わなくなりました。

まず探すのに重要な条件は水温です。

『水温20℃以上

これは絶対ですね。
20℃を下回っても釣れましたが、圧倒的にバイトが減りましたし、そもそもそこにいるのかが怪しくなります。
ちなみに2019年は東伊豆に釣りに行ったときにポイントすべてで水温をすべて測りました。

釣れ始めたのは、GW明けから(ポイントはすべて同じところ)
4/16 17.5℃
4/23 19.2℃
4/31 19.4℃
5/7 19.9℃
5/13 20.1℃
5/20 20.4℃

また、渋いと感じたのが、11/9からでした。
10/26 23.0℃
11/2 22.6℃
11/9 21.7℃
11/16  21.6 ℃

水温が高いときは30℃だろうがガンガンアタックしてきます。
次に水温で重要なのが、


『水温差が2℃以上ないこと』


高くなっても低くなってもダメです。
水温差が大きくなると魚の活性って思いっきり下がりますね。
水温が25℃とかあっても釣れないときがありました。

次に重要なのが、天候です。
僕の見解では晴れより雨より、曇りの方が釣れます。
特にケイムラホロなんかのワームのアピール力が強くなるのが曇りかと。
ワームのカラーは食べているベイトと天候で変更すべきかと思います。

ぶっちゃけて水温を満たしていれば、雨でも晴れでも全然釣れますよ。
良くどの潮が一番いいですか?と聞かれますけど、ぶっちゃけてどの潮でも釣れました。水深がないところ(5m〜10m)をメインにやっているからからなのか、そこまで気になりませんでした。

国内のいろんなルアーフィッシングをやりますけど、ぶっちゃけ初めての経験ですね。何潮でも大差なく釣れます。
水深のある場所や、メインベイトが小魚の場合などはこの話は通用しない可能性があります。

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※一番浅いところでこんな感じ。まるでサイトゲーム。

ハタの当たり方

僕がよく釣るアカハタについてですが、アカハタはテリトリー(縄張り)を持っているらしく、テリトリーは体の大きさによって大きくなると思っています。(希望的推測)
それは鮎と同じように、それぞれに餌の縄張りがあってその縄張りをぐるぐる回っていたり、隠れていたりしてベイトが来るのを待っています。

そこでイメージですがテリトリーの大きさは、体の大きさに比例するのではないかと思っています。

体の大きな個体は、テリトリーは大きい。
体の小さな個体は、テリトリーは小さい。

ちなみにこの縄張りですが、平面ではなく、立体的に考えます。
特に大きな個体は上まで追いかけてきて捕食!というのもあります。
ハタを中心としてドームをイメージできれば、それがテリトリーになります。
このドーム上をイメージできると

狙ってでかい魚だけを釣ることができる?

と思って検証してますが、まだまだ数値が足りない。。。

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※重なっているエリアは先に小さいやつが食う可能性がある。


で本題の【当たり方】ですが、大きく3種類。
A、巻いているときにひったくる当たり
B、フォール中の当たり、当たり(違和感)
C、底をずる引き等のモゾモゾした当たり

Aは一番わかりやすい当たりでもっていかれます。
特にスイミングで巻いているときに多い当たりなので、常にテンションを張っています。そりゃ違和感どころではない衝撃が来ます。
当たった瞬間合わせましょう。
ハタの口はかなり硬いですが弾かないようにテキサスに比べ、ロッドは比較的柔めがいいと思います。思い切りフッキングするときの快感がたまりません。

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※巻いているときにドカンはマジで病みつきになります。

Bは、明確な当たりもありますが、違和感が多いです。
着底しない?と判断したときの違和感
着底した段階では気づかず、巻き始めの違和感

どちらも違和感と書いたのは、ハタって捕食してからそこまで動かないと僕は思っていて、この場合の当たりは他の当たりに比べ、そ明確ではないんです。
特にAのような引ったくる感じではないので、こちらがテンション掛けてようやくわかるレベル。
特に水深があまりない場所でよく釣りをしているからか、マジで当たりに気づかない(僕が未熟な可能性大)。

特に水深5-10mとかでやる場合、ジグヘッド14gとかはすぐに着底します。

ここでただの着底なのか、もうすでに食っているのか。
この判断が難しいんですよね。
僕は基本的にはフリーフォールですが、

「テンションフォールにすればテンション貼るから違和感わかるやん!」

という方もわかります。ただ、それでもあまりわかりませんw
ただ、下手なのでしょう。
あとフリーフォールのがなんか釣れる気がします。

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※スイミングで釣れたアカハタ。バルト(チャートリュースシャイナー)

Cはバスでもよくあるボトムでのズル引き、ボトムバンプ等での当たりです。ただ、フッキングに関してバスと大きく違う点があります。

バスもアカハタも吸い込み系の当たり方ですが、バスに比べてアカハタは丸呑みで咥える時間はそんなにないと思っています。

今はわかりませんが、僕が琵琶湖で毎日のように浮かんでいるとき、テキサスはロングワームが流行っていまして、当たりがあってから、5秒ぐらい送るようにしてからフッキングしてました。
これはバスがフックまでを咥えるまでに時間がかかることと、吐き出すまでに猶予があることからこのようにしてましたが、アカハタは丸呑みなのと違和感に気づくと根にすぐ入ります。


根に入ると出てきません。

これが大きく違うところです!
そもそも根回りに多くいるので、違和感あったら猛ダッシュで根に入る!
送り過ぎた結果、根がかりになり最悪ラインを切ることになります。

なので違和感があったら即合わせのゴリ巻きです。
相手に主導権を渡しません。渡したら終了だと思ってください。

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※バグアンツの北陸クリアホロは大変お世話になりました。

マッチザベイト?

すべてのルアー釣りにおいて、マッチザベイトは基本でありすべてだと思っています。
【一番たくさん釣るには?】【なるべく大きい魚を釣るには?】
その場で食べているものに近いものをルアーに選択するのが基本でしょう。
僕は釣りでは、いつもそれを考えています。

東伊豆でアカハタを釣ると5回に1回ぐらいベイトを吐き出します。
6割カニで3割エビです。しかもすごく小さな。

ただ、食べているものの多くがエビ・カニであろうが、なぜかアタックするのは小魚型のフォルムのワームである。

というのは、今年の6月は結構な時間をハタゲームに費やしましたが、テキサスでホッグ系やクロー系ワームを打っても全然釣れないときがありました。
そんなときに、バルトを巻くと当たるんです。
ダックフィンシャッドRを巻くと当たるんです。


なのに釣れたアカハタはカニを吐くんです。


その日は僕一人で50匹以上釣りましたが、イワシみたいな小魚を吐いたアカハタはいませんでした。
僕の中では未だにマッチザベイトが基本であり、すべてです。
この経験は、色々考えさせられるのと、検証が早い(釣れるし、反応がわかるので答えがでやすい)のでこれからもハタゲームはハマるでしょうね。

さいごに

是非、近くにハタ系が釣れる場所がある方はやってみてください。
特にブラックバスしか釣りはしたことがないバスマンの諸君。
ロック、ハタゲームは面白いですよ。
バスマンの人は持って帰って食べるという習慣がないと思いますが、(僕もそうでした)是非釣れたら1匹だけ持って帰って食べてみてください。
今年はいろんな調理に挑戦しましたが、結局天ぷら最高でした。
では!

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