「糖尿病のコワサ④」 諸悪の根源"高血糖"
普通の人は「糖尿病」といっても、単なるメタボの延長線上程度に思っていますが、甘い考えですね。
「糖尿病」が慢性化すると"余病"として
「足の壊死による両足切断、眼底出血をレーザー光で焼き切り絶叫失神、人工透析、感染症の多発、動脈硬化ぼっ発で要介護、精神病で錯乱状態」などが待っています。
さらに、血糖値が高い人は、アルツハイマー病やガンにかかりやすく、また心筋梗塞や脳梗塞を起こしやすいとも。
糖尿病や予備軍の人は高血糖が特徴で、インスリン過多の状況が続くとガンを急激に発症しやすくなることが判明しています。
インスリン過多の状態の人は、大腸がんでの死亡率が3倍以上。
肝臓ガン、腎臓ガン、すい臓ガンなどでは2倍の発症率。
さらに、アルツハイマー病のリスクが4.6倍にも高まると報告されています。
ここで「糖尿病の判定基準」ですが、
空腹時血糖値、随時血糖値、75gOGTT値のいずれかと、HbA1c値の両方が判定基準値を超えていると「糖尿病」と判定されます。
空腹時血糖値
朝食前に測定した血糖値。判定基準値は、126mg/dl以上
随時血糖値
食後数時間゛経過後の血糖値。判定基準値は、200mg/dl以上
75gOGTT値
空腹時に75gのブドウ糖水を飲み始めてから数時間後の血糖値。
判定基準値は、2時間値200mg/dl以上
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HbA1c値
ヘモグロビンにブドウ糖がくっついた「糖化ヘモグロビン」の比率(%)
HbA1cは過去1~2ヶ月前の血糖値を反映します。
判定基準値は、6.5%以上
つまり、糖尿病の判定基準は全て「血糖値が高い」ということですね。
それなら「血糖値を下げる」ことで糖尿病じゃなくなるわけですね。
もちろん、糖尿病と判定された人のすい臓のβ細胞は衰弱化していて、血糖値を下げただけでは治りません(汗)
それでも、血糖値を下げた状態を維持できれば、あとは体重管理に成功すれば、すい臓のβ細胞は回復することが分かっています。つまり糖尿病が完治するというわけです。
その「血糖値を下げる方法」とは
①ミネラルの摂取
ミネラルは野菜に多く含まれていて、インスリンの糖代謝作用を助けます。お勧めは「タマネギ」。
②水溶性食物繊維の摂取
血糖値を下げる働きがある腸内細菌のエサは水溶性食物繊維。
水溶性食物繊維が多い食材は、「タマネギ、ゴボウ、キノコ、海藻、納豆、オクラなど」
③青魚の摂取
青魚に含まれるオメガ3系脂肪酸やビタミンDが、インスリン分泌を改善し血糖値を下げます。
ただし、ゴハンなどの炭水化物の前に摂取しないと効果薄です。
④ヨーグルトの摂取
⑤バナナやアロエ、アボカドの摂取
⑥中程度の強度の「有酸素運動+筋トレ」
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