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オタクは大学生になったらノベルゲームをやろう!【国士舘アニ研ブログ】

こんにちは。鯖主です。
春なので新大学生向け記事を書いてみます。新しいことをやってみたい、という方は是非。


そもそも「ノベルゲーム」って何?

端的に言えばアニメとか漫画とかの仲間です。
ほとんどの方はアニメや漫画や小説やゲームに触れたことがあると思います。その中でも特定の作品が好きだという方は結構いるのではないでしょうか。その作品を好きな理由として物語(シナリオ・ストーリー)が挙がるという人にこそオススメなのがノベルゲームです。
このようなコンテンツの作品の多くは物語を含んでいますが、ノベルゲームもそういった物語を持つコンテンツの一種です。なんと言っても"ノベル"ゲームですからね。もちろん、ゲームジャンルのひとつでもあるのですがゲーム要素が無い作品が多く、どちらかと言えばアニメや漫画のような物語を持つジャンルのひとつとした方が合ってる気がします。
最近なら『原神』や『ブルーアーカイブ』や「アイドルマスターシリーズ」のようなソシャゲのストーリー部分、と言った方が伝わりやすいかもしれません。ゲーム要素を取り払った分、ストーリーにリソースを割いた読み物です。

そんなノベルゲームの代表的な特徴のひとつに、独特な没入感が挙げられると考えています。
ノベルゲームは小説のような活字媒体と同様に、読み手が文字を読むことで物語が進行します。それは、基本的にアニメや映画などと比べて能動的な営みでしょう。より能動的だからこそ、より物語に没入できるのがノベルゲームの良さのひとつであると考えています。
また、漫画や小説とは違って聴覚的な表現(ボイスとかBGMとか)もあり、「テキスト×音」というアニメや漫画や小説などとは、また異なる表現をできるのがノベルゲームです。

続いては、新大学生にこそノベルゲームを勧めたい理由について。

大学生こそノベルゲームを

・年齢制限付き作品が多い

そもそもの話になってしまいますが、ノベルゲームの多くがR18作品です。
とは言え、単に年齢制限が付いてるから大学生にオススメということでもなく、それに見合った内容の作品が多々存在するからこそ勧めたいのです。すごく雑な言い方になってしまいますが、年齢層の下限が決まっているからこそ、小難しい要素や、いわゆる「考えさせられる要素」を持つ作品が一般の作品と比べて多いという話です。別の言い方をすれば分かりやすい軸(テーマ性やメッセージ性)を持つ作品が多いとも。恋愛観に始まり死生観やら幸福云々の話まで、だいたい何でも揃ってます。

・時間を使うとより楽しい

ノベルゲームは最後までプレイすると大体の作品で20時間~50時間くらいかかります。小説一冊2,3時間、1クールのアニメが5時間くらいと考えると他の物語の媒体よりもかなり時間がかかります。だからこそ時間のある大学生のうちにやろう!という話です。
これは、先述した「分かりやすい軸を持つ作品が多い」という話にも繋がる部分があったりします。時間をかけてひとつの物語を読むからこそ、その軸となる部分をしっかりと受け取りやすいのだと思います。
このように、ひとつひとつの作品が重く高カロリーである傾向にあるのもノベルゲームの特徴のひとつです。

・モラトリアム的な要素を持つ作品が多い

③ 心理学の用語。自己を発見し、社会的成長に至るまでの精神の準備期間。青年期にみられる。

コトバンク「モラトリアム」より

これ自体はノベルゲームに限った話ではなく日本の深夜アニメとかにもみられる特徴ですが、ここに「分かりやすい軸を持つ作品が多い」という特徴が合わさることで、この特徴がより一層引き立つという話です。
ここで言う「モラトリアム的な要素」は、例えば自己と向き合う物語であったり、成長/停滞の物語であったり。有名どころだと新海誠作品がこれに当てはまるような気がします。
このような大学生にとって自分事になりうる要素を、比較的長尺な物語を通してしっかりと受け取れる作品が多々存在するからこそ大学生にオススメという訳です。

蛇足話

これは体感の話になりますが、ノベルゲームプレイヤーは他の媒体の界隈と比べても作品の感想を語る上で自分の思想を乗せる人が多く、X(Twitter)と合わせるとより面白いと考えています。インフルエンサーでない人が自身の思想について語りがちなクラスタって中々珍しい気がしますね。
過去の記事でも書いたように、感想って突き詰めると感想の書き手自身の話になると考えているので、結構深いところまで感想を書く人が多いように思えます。

それに伴って作品語りも面白いので、ノベルゲームをプレイする際は気が向いたらXで感想を投稿してはどうでしょうか?

ということでノベルゲーム布教でした。興味がある方は過去のノベルゲーム紹介記事も合わせて読んでいただけると嬉しいです。

(このマガジンにまとめてあります)

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