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もっと流行らせよう! 犬のエンリッチメント

バレリアが楽しんでいるのは、
スニッフルマット。


これは手作りですが、
私の住むスペインでも去年くらいから
ペット用品店で見かけるようになりました。

これ、単なる遊び以上の意味があるんです!!

先日投稿した犬との共生、基本の「き」②で、
犬が犬として本来持っている生理・生態・習性を
尊重しよう、という提案をしましたね。

そこにつながっているんです。

人間社会に迎えられた動物さんたちのQOLを
いかに守ってあげるか、という取り組みの中で生まれたのが
エンリッチメント、という概念です。


有名なのは、北海道の旭山動物園ですね。

オランウータンの空中散歩、ペンギンの水中トンネル、
あざらし館のプール凍らせ作戦などで、
動物園を、動物たちが狭いオリに閉じ込められている場所から
動物たちのイキイキした生態を見せてもらえる場に変えてくれました。

では、ワンちゃんたちにとってのエンリッチメントは?

たとえば、自分で食料を獲得すること。
また、優れた嗅覚を使うこと。


擬似的にですが、自然界での食物探しの行動を促す工夫の一つが
スニッフルマットなんです。

他にも知育トイや宝探しゲームもありますね。
こういった、食に関連するエンリッチメントを、
採食エンリッチメントと呼びます。

ワンちゃんへのメリットをまとめてみると:

いわゆる問題行動が減少:
 エンリッチメントは退屈や不安を解消し、
 犬のストレスを減らします。
 これにより、フラストレーションからくる
 破壊や過剰な吠えといった行動が減少する可能性があります。

認知機能が向上:
 パズルや宝探しゲームなどの認知的な刺激は、
 犬の脳を活性化し、老化による認知機能の低下を
 遅らせることができます。

自信につながる:
 少しだけハードルの高いタスクを自分で乗り越えた、
 という喜びは犬にもあるようです。
 他の場面でも自分で解決できるんだという
 自分への信頼に繋がります。

人と協力することを学べる:
 初めてのアクティビティや少し難しいことを
 するときには、飼い主さんの上手なサポートが
 不可欠です。
 人はリソースを争う存在でなく、助けてくれる存在だと
 学んでくれると、フードアグレッシブなどの予防になります。


⭐そして、我が家では思いもよらなかった副産物があります!

このエンリッチメントをやり始めてから、
カリカリが大好きになったのです!!


お皿に入ったごはんが
毎日”機械的に出てくる”うちは
ただお腹が膨れるだけのルーティーンだったのでしょう。
頑なに食べようとしない日もありました。

それが、
”手に入れるのがちょっと難しいもの”に変わるだけで
目をキラキラさせて楽しみにしてくれます。

毎食ゲームにしているわけではないのですが、
普通にお皿に入れるだけでもほぼ残さず、
すぐに食べてくれるようになりました。

なので、カリカリを食べてくれなくて
フードジプシーになってるの、というワンちゃんには
特に試してみてほしいです。

で、このエンリッチメント、
言うほど特別なことではないんです。

なんとなくやったほうが良いと思っている
お散歩なんて、エンリッチメントの宝庫。

ボールを追いかけることも、疑似狩りです。

ただ、なんでお散歩が犬にいいか、
ということを考えながらするお散歩は、
義務感で行っていたお散歩の数倍の意味を持ちます。


なんなら時間を短くしても、
同じくらい有益なお散歩にできるかもしれません。

詳しくは、またおいおいご紹介していこうかと思います。

このエンリッチメントのコンセプトは、
間違いなくこれからの当たり前に
なっていくと思います。

というか、もうすぐにでも流行らせましょう。

QOLという言葉と一緒に、
エンリッチメントと言いまくりましょう。


これからも、ヒプノセラピーや潜在意識、犬の心理を駆使して
「ワンちゃんから世界一のママと呼ばれる」飼い主さんマインドを
作っていく方法をお伝えしていきますね。

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