未来のアニメスタイルスタッフへの宿題

   先日、打ち合わせで、アニメスタイルの若手ライター(新人)に宿題を出した。「いつか、色々なアニメーターを端的に紹介できるようになってほしい」というものだ。たとえば、吉成曜さんがどんなアニメーターであるかを、100文字で書く。これがなかなか難しい。

 単に「巧い」とか「原画の密度が高い」といった、色々な描き手に使える表現を重ねてもダメなのだ。それぞれのクリエイターの本質に迫る必要があるし、その個性を浮かび上がらせなくてはいけない。雑誌のテキストであるならば、読者の興味を引くものにしなくてはいけない。そういったテキストが入っていると、記事の厚みが増す。

 今の彼らにはまだ無理だ。いつか書けるようになってくれるといいのだが。期待している。

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