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10月6日は「役所改革の日」。

「すぐやる課」の創設・設置

千葉県松戸市役所には「すぐやる課」という部署がある。
設置されたのは、1969(昭和44)年10月6日のこと、これにちなんで記念日が制定された。

ドラッグストア「マツモトキヨシ」の創業者で、当時、松戸市長だった松本清氏の発案で、「すぐやらなければならないもの、すぐやり得るもの、すぐやります」をモットーに「すぐやる課」を設置したのだが、非常にセンセーショナルな話題となった。

従来、市民からの要望への対応は、縦割り行政と言われ何をやるにも遅く、いわゆる「お役所仕事」と呼ばれる有様だったのだが、松戸市の取り組みは非常に画期的と言えるだろう。

この「すぐやる課」は評判が評判を呼び、市民からはすこぶる好評だった。
たちまちにして他の自治体(区市役所)にも知れ渡ることに時間はかからず、これに見倣って関連課が広く設置されるようになったことは喜ばしい。

「自立サポート相談」、断らない相談支援

神奈川県座間市では、様々な問題を抱え生活に困っている方を支援する
「自立サポート相談」を受け付けている。

自立相談支援、就労支援、就労準備支援居住支援、住居確保給付金、家計改善支援など、生活困窮者の相談を「断らない」ことを前提に、各担当者が様々なネットワークを通じて対応し、目標を達成できるまで支援している。

この断らない相談支援は、某ドキュメンタリ番組でも取り上げられ、たまたま視聴していたのだが、行政サービスとしてそこまで介入できるのか、という疑問も感じたものの、生活を立て直していった相談者にとっては非常に助かった様子を見ることができた。

役所(行政)改革はすぐやれる

先の松戸市のように、市民の目線で考えればすぐにでも改革はできるはずだ。何もしない、やろうともしない、いわゆる税金泥棒と言われても仕方ないような公務員の仕事ぶりが批判される昨今、この日の記念日を念頭に今一度、「役所改革」に取り組んでもらいたい。

蛇足ながら、日本一注目を集める広島県安芸高田市の市議会の様子がYouTubeで視聴でき、実に面白い。

若い石丸伸二市長に対し、いわゆる老害と言われても仕方ない議員らの質問が、支離滅裂・トンチンカンで、市長を度々呆れさせている。
何も、安芸高田市に限らず、議員らはもっと勉強し、市民の代弁者としてしっかり議会改革をして欲しいものだ。

当然ながら、国会も同じことが言える。


最後までお付き合いありがとうございました。




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