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インド映画 01

権力を持つものは「犯罪」さえも押さえ込むことができる。

『PINK ピンク』

ストーリーを簡単に言ってしまうと、
性的暴行被害に遭った女性が、逆に加害者から殺人未遂で訴えられてしまう。彼女の弁護を申し出た元弁護士がレイプがまかり通るインド社会に挑戦状を叩きつける。

という割りとありそうな裁判ものの映画なのだが、

被害者は親元を離れて女性3人でアパートをシェアしている。日本では普通のことでもインドの古い考えを持つ人達には不謹慎とも思われないという背景がある。

被害者女性は、最初警察に訴えるが取り合ってもらえない(そもそも警察は面倒なことになるので関わりたくない)。
そして、加害者が名士の甥だとわかると情報を進言する。

政治家が甥を守るため(自分の名声を守るため)、反対に被害者女性を告発し、裁判が開かれる。

裁判では、被害者女性たちを「娼婦」として扱い、卑しめたり、聞くに耐え難い下品で愚劣な検事の発言に対して、弁護士の言葉は人間としての尊厳がいかに大切かを示してくれる。

この映画の見所は、老弁護士の最終弁論です。

「ノー」
「ノー」です。

たった1つの単語ですが
意味を成す文でもあります。
それ以上はどんな説明も
必要がない言葉です。

「ノー」は「ノー」なのです。
依頼人は「ノー」と言いました。
ここにいる青年たちは
「ノー」の意味を知るべきです。

たとえ相手が知り合いであれ
友達であれ恋人であれ
性労働者であっても
あるいは自分の妻であっても。

「ノー」は「ノー」なのです。
誰かが「ノー」と言えば
やめるべきです。

★予告動画
https://www.youtube.com/watch?v=AL2TShb6fFs

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