10 ヒンディー語の文字
ヒンディー語を表記する文字を「デーヴァナーガリー」といいます。
これはサンスクリット語(日本の梵字)の発展形、主に書き文字としてできたもので、最初は、ナーガリー文字(ナガラ=サンスクリットの नगर=都市)の文字とした後、さらなる調整をしたものに、デーヴァ(サンスクリットのदेव = 神)をつけ「デーヴァナーガリー」として今日に至ります。
インドの街を歩くと、店の看板や標識、駅やバスの乗り場など、いたるところにデーヴァナーガリー文字が書かれています。
あ、当たり前ですよね。日本に日本語が表記されているのと同じです。
ヒンディー語に親しんでもらうために、今日はインドの街なかの看板の写真をのせました。読み方もわかる範囲で書いておきますね。
जाय माता दी (ジャイ マーター ディー)
母がくれる
そもそも何のお店なのでしょうね。
भारत में आपका स्वागत है (バーラト メーン アープカ スワガト ヘーン)
インドへようこそ
これは下に英語の表記があるので簡単にわかりますね。
デリーのインディラ・ガンディー空港に降りて中に入り、この表記をみると胸の中にぐっと熱いものがこみ上げてきます。インドへの入り口です。
होटल रजवाड़ा ईन (ホテル ラジワーダー イン)
このホテルはずいぶん繁盛しているのかな? 大勢の行列が並んでいます。
違います! このホテルの隣に銀行があって、そこに並んでいる人達です。
2016年11月、インドのナレンドラ・モディ首相は「明日からインド紙幣の500と1000ルピーは使用できないので、持っている人は銀行に行って小額紙幣と交換しなさい」とのおふれを出しました。
さあ、大変です。町の人々は毎日朝一番に銀行へ行き、家中の紙幣を交換しなければならないのです。しかも、交換できる額は1週間で2万4000ルピーの制限が付けられています。
そして、大勢の人が毎日のように銀行に押しかけるため、銀行には紙幣がなくなって交換できない人たちが肩を落として帰っていきます。
दैनिक भास्कर (デーニク バースカル)新聞名ですね
जरूरी जगहों पर 5०० व 1००० के पुराने नोट 10 दिन और चलाइए 18 तक हाईवे टोल फ्री
必要な場所に500と1000のノート、高速道路と高速道路に10日間フリーダイヤル18
新聞の見出しはよくわかりませんが、この月の新聞には毎日のように紙幣問題がトップに掲載され、街の人々も挨拶として「大変だね」と言い合っていました。
日本でも戦後に同じようなことがあったのですね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%96%B0%E5%86%86%E5%88%87%E6%9B%BF
現在でも銀行では一回の引き出し制限など、また高齢者の制限などを行っています。
इंदौर पोहा (インドール ポハ)
インドールに由来する朝食やスナック。
ポハは基本的に、平らにして叩いた米を乾燥させたフレークです。ジーラバンと呼ばれるスパイスミックスを使用します。 これは、ドライマンゴーパウダー、黒塩、ローストクミンシード、ジンジャーパウダー、カシミールラルミルチなどの材料から作られています。
ローストしたピーナッツ、切りたての玉ねぎ、トマトの他、通常はスパイシーでカリカリとしたラトラミ セブ(ナムキーンの一種)がトッピングされています。
अशोक चाट भण्डार (アショク チャット バンダール) 揚げ物やさん♡
यहाँ दांत बनतें हैं (ヤハーン デーント バンティーン ヘーン)
ここで歯がつくられる。 歯医者さんですね。
तुलसी トゥルシー(バジル) 手に持っているのは麦とトウモロコシかな。
अमूल दूध छाछ दही पनीर(アムール ドゥード=ミルク チャーチ=バター ダヒー=ヨーグルト パニール=チーズ)
有名なミルクの会社です。私は日本でもこの会社のギー(バター)を買います。アムールのアイスクリームは絶品です。インドへ行かれたらぜひ!
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