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1.結局、楽しいことをやってただけ

※専門学校でのセミナーをオファーされたので
クリエイターを目指す若い人に向けて書いていこうと思います。

クリエイターはいいぞ!

まず最初に、今の世の中、右を見ても左を見ても凄いクリエイターばかり
SNSでは神絵師や神3Dクリエイター達が日々謙虚に精進しています。
そんな中で、僕なんかがクリエイター人生を語るのがおこがましい事ではあると思います。

が、まぁ、そんな事を言ってても仕方ないので、ソレは置いておいて
自信満々に偉そうに語っていきます、ご了承ください。

モノ作りが楽しめる人は、僕のようにクリエイターとして食っていくのも良い選択の一つだと思います。

まぁ、僕の人生が果たして成功だったのかは分からないし
皆さんが僕のようになりたいのか?という根幹の問題はあります。
ですが、自分として充分いい半生だったと思っています。

プロになったらこんな良いことがあった。

■有名作品にクレジットされてイキれる(ちょっとチヤホヤしてもらえる)
■趣味と仕事が同じにできると、楽しくお金が稼げて嫌な事が減る
■通勤しなくていい
■友人がみんな有名なクリエイターで楽しい!イキれる、刺激がある
■憧れていたクリエイターさんと仲良くなれた

僕にとっては素晴らしいメリットでした。

では、僕がプロになるまでにどういう努力をしたのかといいますと
実は、全く努力はしていませんでした。

10代の頃は、BASICでゲームを作ったり プラモを作ったりしてただけ
その経験を礎に20代には3DCGの自主制作アニメが楽しくて辞められなかっただけでした。

10代の頃 FM77AV40のBASICで作ってたモノ

1994~1999年位、インターネットがまだ普及していない時代
20代に作った自主制作アニメーション、みんなが褒めてくれるので嬉しくてひたすら作ってコンテストや上映会にとにかく出しまくって、
同じ志の友達が沢山できて、雑誌なんかにも取り上げられて
そのうち、コンテストの関係でプロのお仕事のオファーを頂いて
お仕事デビュー!
なぜか、その後もお仕事がいただけてソレが30年続いている。

僕から見えている状況はそんな感じです。
なんだか楽しく遊んでいたら理想の人生に近いものになりました。
こういう感想になっているのは幸せな事だと思います。

50歳になった今振り返って何が良かったのか?と考える事があります。

■6割は運(人との出会い)
■3割はCGの実力
■1割は細かな選択が「結果」正しかった

こんな内訳なのではないか?と考えています。

6割の運も、引き寄せた行動や考え方があった
3割の実力をどうやって身につけたのか?
1割の細かな選択はどの様なものだったのか

基本的になんの戦略もなく、流されてきただけなのですが
今思い起こすと「あの選択や行動は良かったな、人生が変わったな!」と思う事がいくつもありますので、ソレを時系列で振り返っていこうと思います。

人生の転機は、1996年製作の超獣リューセイバー


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