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ファミレスから始めない、とは。

自分には撮れないので、誰か他の人に頼んでくださいと言って断った仕事が今までにいくつかある。

一つは建築写真で、これはあまりにも専門分野すぎる。絶対に頼まれないとは思うけど、クルマのスタイリング写真なんかも無理。それだけ何十年も撮っている人に頼んだ方がいいに決まっている。

もうひとつは結婚式の写真。これは強く希望されたので最後は撮ることになったが、本当は撮りたくない。これはさっきの専門分野の話とは理由が違って、ただ撮るだけなら撮れる。

前にも書いたことがあるかもしれないけど、俺の写真を好きだと言ってくれて、いつも写真展に来てくれるカップルから頼まれた。気持ちはうれしいけど、一生の記念に残るようなイベントを俺みたいなヘタクソが撮るわけにはいかない、と断った。

すると「私たちが好きな写真家のアニが見た結婚式を撮ってくれればいい。極端に言えば私たちふたりが写っていなくても構わない」と言われたので、これは断るわけにはいかないなあと観念して撮った。

その時に、写真学校の生徒が手始めのアルバイトでイベントを撮ったりしている風習は本当に失礼だなあと感じた。

たとえば、

この続きは「写真の部屋」で。https://note.mu/aniwatanabe/n/ndffd910dbecf

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。