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信用の時代。

ある個展に伺った。まったく知らないアーティストだったんだけど、俺のことを知っていると言われた。共通の知人がいて、noteも読んでくれているそうだ。それを知った瞬間にバックグラウンドの説明が不要になるのがSNSのいいところだと思っている。

怪しい人ではない程度の「信用」がそこにありさえすれば、初対面の人と話すのには十分過ぎる。最低限の信用を作り出すのがSNSだと言ってもいい。

キングコングの西野くんは、これからは「信用の時代」だといつも言っている。信用の時代とはどういう意味なんだろうか。

お金、お金と言っているだけの人にお金は集まってこないものだ。そしてお金の生まれ方がわからなければ、いつまで「欲しい」と言っても生まれない。信用という言葉は英語でCREDITなんだけど、CREDITさえあればお金がなくても何かを手に入れることができる。文字通りクレジットカードは、後払いをする信用をされているんだよね。

西野くんが言う「マネタイズの先送り」は、もしお金が必要な状況になったら換金できる信用をストックしておけば、手元に現金がなくてもいい、という考え方だ。

昔から「借金ができる甲斐性」という言葉がある。現金をたくさん持っていなくても貸してくれる人が多い人物は信用があるという意味だ。その反対に、多くの資産を持っていてもまるで信用がない人もいるだろう。

この考え方は、実は経済の話ではなく「生き方の問題」だと理解していない人が大勢いる。でも現実は大きく変化していて、信用や人気やインパクトがそのままマネタイズされている事実を理解するには、youtuberの現状を見ればわかる。

もうひとつ大事なことは、お金は使ったら減るが「信用は無限」という点。いくら使っても信用は減らないのだ。モノを買うのと違って、人の生き方にお金を払う場合は終わりがない。好きなミュージシャンのライブやCDは、観たから、買ったからもう要らないとはならない。毎回喜んでお金を払う。

それが信用されるべき生き方にお金を払うという考え方で、かつては芸術家やアスリートのように限られた人にしか成立しなかった方法だった。でも今は誰でもSNSで考えを発信することができ、それを(必要なら)マネタイズもできる。

続きはいつか書くよ。

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多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。