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NYに行きたいか。

ウチヤマダフーヅの内山田です。

Paris出張から本日戻りました。主な目的はEUの農業・酪農、外食産業のトレンド視察でございましたが、ありていに言ってしまえばオッサン連中の息抜きです。美味しいモノを食べてひたすら飲んでおりました。

社員の皆様は「ん?遊びなの」と西田敏行さんのように、いぶかしげな顔をされていることと思いますが、それも社長の重要な仕事の一つなのだとご理解ください。

最近の社員には「早押しクイズ」タイプが多いと感じております。何か出来事があるとよく考えもせずボタンを押す。司会者が指名するタイミングに食い気味に答えを言う。

知っていると言いたがる、答えを言いたがる。この単純さに私はネット社会がもたらした浅はかさを見るのであります。

「社内会議とは懐疑である」とデカルトは言いました。すべてのドクサと呼ばれる独断を疑い、懐疑的に検証すること、逃げ出さないこと、信じ抜くこと、それが一番大事だと私の兄弟もカラオケで歌っておりました。

独断が経営者の陥りやすいマイナス点であるとするなら、会議に出る社員たちはそのドサクサを見逃してはならず、民主的に懐疑する役割があるのです。それなのにすべてのことには数学のように割り切れる回答があるかのような態度で「早押しクイズ」的に意見を言うのです。

先日もNY出張の件で「誰かNYに行きたいか」と聞くと数人が慌てて手を挙げました。そうじゃないだろう。まずはそのNY出張の意味するところを知らなくてはいけないのに反射的に飛びつく。

出張は遊びではないのだということを肝に銘じてください。土曜の全社員スカイプ朝礼を終わります。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。