ギャートリズムから進化なし。

火曜の朝5時半だから、なんか屁理屈を言うか。

人が話すことって、原始時代からたいして変わっていない気がするんだけど、たとえばSNSでの振る舞いはまだ小笠原流とかで決まってないから、独特な作法の人がいるよね。

同じものでもプラットホームや作法が違うとまったく別の出来事になってしまう。自分が変わらないまま環境に作用して変化させるという意味では「触媒」という言葉が思い浮かぶ。何を言ってるのかわからないかもしれないけど、最初に屁理屈を言うって宣言してるからほっといて欲しい。

触媒というのはMediaでもあって、同じパスタ生地でもパスタマシーンの出口を変えれば違うカタチのスパゲッティが出てくるように、その口金の変化だけを捏造するビジネス領域が増えている。特にネット時代が始まってからはね。

そこで直面するありとあらゆることにいちいち対処していたら消耗するから、未知の状況への対応に一喜一憂しない方がいいと俺は思っている。どんなテクノロジーも洗練されていくにつれ、結局は旧来のカテゴリにスッポリ収まってしまうから。

アーリーアダプターというお調子者がいる。どんなイベントでも初日に行き、初めての技術を誰よりも先に知り、使うことで人より先端にいると思いたがる人のことだ。こういう人はこれから出来上がっていく小笠原流の新しいヤツでどう評価されるか楽しみだ。

instagramでは「マンモス獲った。焼いて食ったら旨し」「広い洞窟に引っ越した」と、原始時代のギャートリズムと同じことをしている。

そんな意地悪なことを言ったら人間の進化なんてないじゃないかと言われるかもしれないけど、そもそも進化なんてしないだろう。ドラマツルギーがギリシャ神話やシェイクスピアから何も変わっていないように。

毎日のニュースでは日本の首相やアメリカの大統領のことを言ってるけど、ギリシャで民主主義が生まれたとき、すでに「権力は独裁を生み、市民の参加は衆愚を生む」と言われていたそうだから、もうずっと同じ。やってること変わってない。

変化するのは個人のみで、その集合無意識としてのグルーヴが大きな変化を生むことはある。だから変化は内側の個から生まれるモノで、グルーヴに乗ったつもりのアーリーアダプトは実は一番遅れている。それで株価の動きを読むとか、小銭を稼ぐ、みたいな貧乏くさい人はどうでもいい。それは昔から「尊敬されない対象」とキッチリ決まっているからね。

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ワタナベアニ

写真家・アートディレクター。着ぐるみの中は繊細です。1964年生まれ。現在「ロバート・ツルッパゲとの対話」出版準備中。
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