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函館かウィーンか、のブランディング。

「どうして外国で撮る仕事が多いんですか」

と聞かれることがある。知らん。反対に、「どうして日本で撮る仕事が多いんですか」と聞かれても困るだろう。それと同じ。

たとえば何かの広告で、女性タレントがウィーンの街を歩いているコンテがあるとする。ヨーロッパが商品のイメージに合うとクライアントが考えているから、そこで撮るんだろう。

また、日本酒の広告だったら日本の海がいい。函館でも敦賀でもいいし、肴はあぶったイカでいいと思う。

その商品の違いは、写真を撮る人の選択に直結している。

自分の写真が奏でる音楽(格好良く言うけど)は、オペラなのか演歌なのかテクノなのかというブランディングがここにある。これは大事な問題なんだけど、タイ語で言う、ムトンチャクな人が多いと感じています。

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写真の部屋

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人類全員が写真を撮るような時代。「写真を撮ること」「見ること」についての話をします。

多分、俺の方がお金は持っていると思うんだけど、どうしてもと言うならありがたくいただきます。