1万円のランチ。

「CP+」で講師みたいなことをやって、すぐにあるところからセミナーを頼まれた。レベル的に俺には無理な内容だったのでお断りした。

「自分がお金をもらってやれるか」、つまりお客さんにお金を払ってもらえるかには、いつも細心の注意を払っている。

この前、堀潤さんの番組に出演したときも「外国でポートレートを撮る理由」という事前のテーマを逸脱して、フランスの民主主義やデモのあり方に言及してしまった。それは俺じゃなくて政治学者やジャーナリストの仕事だ。

世界の都市の中で一番訪れた回数が多いのはParisだけど、それはほとんどが仕事や遊びだ。美味しいレストランをオススメしても、政治のことを話しちゃいけなかったなあと反省した。

たった30回程度訪れたくらいで、その都市のことを知った風に語るような間抜けさを演じてしまったことをなんとか帳消しにできないかと思って、その出演料はGARDENのクラウドファンドに流した。

一度もらったことは消せない事実なんだけど、「対価」というのはプロフェッショナルには本当にデリケートな問題で、なぜ世の中に「1000円のランチと1万円のランチ」が存在するのかは、つねに注意を払っていきたい。

自分が1万円のランチだと勘違いするとみっともないから。

定期購読マガジン「Anizine」
https://note.mu/aniwatanabe/m/m27b0f7a7a5cd

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

変な趣味してるね!
37