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ミレニアル世代の国家公務員・ITスタートアップ経営者ら イノベーションに特化した政策を検討し、世の中に広く問いかけることを目指す社団法人を設立

この度、代表としてCo-founderである理事メンバーとともに 一般社団法人Public Meets Innovation(通称PMI)を立ち上げました。

PMIはミレニアル世代を中心とした官僚、政治家、弁護士などのパブリックセクターの人材と、スタートアップやベンチャーのイノベーターがフラットな場で、次の50年を生きる当事者として、未来の「当たり前」を定義し、イノベーションに特化した国づくりや政策、そこに必要になるルールや制度のあり方を社会に提案していくことを目的としたコミュニティです。

私は平成元年に生まれ年号が変わるタイミングに30歳を迎えます。振り返れば幾度の自然災害、金融ショック、テロの多発、経済の低成長が続き、平成という時代を「失われた30年」と呼ぶ人もいます。本当にそうでしょうか。

前提が失われる社会の中で一度社会に期待を失った世代だからこそ、これまで当たり前だと信じられてきた「幸せや豊かさ」の指標では測れない、本当の豊かさとは何か?を真剣に考え、新しい社会のあり方を体現するイノベーションが生まれるようになった。その中心にミレニアル世代の活躍があると私は信じています。

そして今、テクノロジーによるイノベーションが物凄いスピードで進展する中で一昔前の世代では誰も考えてこなかったような新しい視点でのルールや社会の仕組みのアップデートが求められていると思います。

私はこれまで新卒でリクルート、クラウドワークスというスタートアップ企業の経営企画、IR広報を担当した後、GR(Government Relation)に当たる政策渉外担当を経て、現在は約260社のシェアスタートアップ企業を抱えるシェアリングエコノミー協会でシェアリングエコノミーという新たな産業の政策推進や制度構築に向けてベンチャー企業と政府セクターの間で仕事をしています。ほぼ毎日どこかの省庁と、議員会館を行き来しベンチャー企業と政府セクターの間で仕事を経験をさせてもらう中で、このルールメイキングや仕組みのあり方を既存の枠組みに捉われずみんなで考えていく土壌がもっと必要であると感じてきました。残念ながら仕組みが変わらないことで事業をピボットせざるおえなくなったケースや、撤退せざる終えなくなったケースを見て悔しい思いもしてきました。

そのような仕組みの土壌ができない原因にスタートアップなどのイノベータと官僚・政治家などのパブリックセクターとの両者の距離が遠いことにあると確信しています。

スタートアップ側はルールメイキングにおける知識や接点がなく、どのように政府や世論に働きかければよいのか知る機会がない。ビジネスを事業成長させる上で政治や政策に関与することでのメリットを感じられていない。その結果知らないうちにルールが決まってしまっている。
一方パブリックセクター側も民間企業へのアクセスや、フラットに情報交換や相談する機会が少ない。

PMIはイノベータとパブリックを新たな視点でつなぐコミュニティをつくり10年後・50年後の当たり前を提案しイノベーションの社会実装が当たり前になるエコシステムの構築、またその先にパブリックな視点をもった新しい次世代リーダーを育成し未来を似合うリーダーを輩出するミレニアル世代のシンクタンクを目指していきます。

代表理事 石山アンジュ
一般社団法人シェアリングエコノミー協会 事務局渉外部長として政策渉外・広報を担当。ベンチャー企業と政府の官民パイプ役として規制緩和や政策推進などに従事。内閣官房シェアリングエコノミー伝道師、総務省 地域情報化アドバイザー幹事、ほか厚生労働省、総務省などの検討会 有識者委員など。個人でも幅広くメディアで活躍。1989年生。国際基督教大学(ICU)卒、新卒で株式会社リクルート入社、クラウドワークス経営企画室、IR、広報、政策渉外担当を経て現職。

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