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『純黒の執行者』完結巻。トークショー、サイン本など各フェア情報📘そして別れた編集者さんへ。

青木杏樹という作家が、「売れない作家」から、「ほんの少しだけ売れる作家」のきっかけとなった作品『純黒の執行者』の完結巻が4月25日に発売となります。
初動売り上げの悪さから、一度は打ち切りになった作品です。わたしは持っているシリーズがすべて打ち切りと言われ、仕事を失いました。
ところが読んでくださった皆さんの口コミでじわじわと広まり、本当にたくさんの方がお手に取ってくださって、発売して約1年で作家人生初めての重版ラッシュを経験しました。
(『始末屋』以外はすべて三刷り以上重版しました。本当にありがとうございます……)

売れない作家であることが恥ずかしかったです。
それでも買ってくださって、応援してくださる読者さんに申し訳ない気持ちでいっぱいでした。

続編の打診をいただいたとき、これ以上いろんなシリーズを持って読者さんをお待たせするのはよくない。物語として1番きれいな終わりどきに完結させるべきだと心に決めました。

覚悟とも、決別とも、晴れやかな気持ちとも、なんとも言いがたい発売日を迎えました。
皆さんが応援してくださったお陰で書けました。校了最後の瞬間まで、たくさんの涙を流して書いた『純黒の執行者』シリーズ最終巻、ぜひ見届けていただけますと幸いです。

最終巻『純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた』
こちらは前作『純黒の執行者』

長編の書き下ろしが出るのは『女王の番犬』以来なので、1年ぶりの新刊です。

📕📘まずはフェア情報から📗📙

📙一部を除く、全国書店さんでご購入いただいた方は書き下ろしSS「捜査一課にやってきた子犬」がもらえます!

書店員さんは「Web Hot Line」の販促ツールからダウンロード&添付販売をお願いします。


📕サイン本販売書店様(※順不同敬称略)
今回のサイン本の当たりは、50%の確率で144ページに「一之瀬朱理のカレーライスのレシピ」が挟まっています。

◼️紀伊国屋書店 新宿本店(1巻含む)【完売しました】
東京都新宿区新宿3-17-7
お取置き・ご配送は📞03-3354-5702で承ります。(他店舗受取不可)

◼️芳林堂書店 高田馬場店(1巻含む)
東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル3F
※数量限定で青木杏樹の全作品サイン本あり

◼️TSUTAYAうさぎや矢板店(1巻含む)
栃木県矢板市末広町20-1
※数量限定で青木杏樹の全作品サイン本あり

◼️文教堂溝ノ口本店
神奈川県川崎市高津区久本3-1-28

◼️ときわ書房本店 【完売しました ※店頭に若干あるかも?】
千葉県船橋市本町4-2-17
※4月25日発売の『純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた』にはお名前を入れられます!
すべての既刊サイン本販売します。通販あり。
下記販売ページをご覧くださいませ。https://tokiwabooks.raku-uru.jp/


📘応援書店様(※順不同敬称略)
青木杏樹の色紙を飾っていただいています。

◼️芳林堂書店高田馬場店
東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル3・4F

◼️ジュンク堂三宮店
兵庫県神戸市中央区三宮町1-6-18

◼️うさぎやTSUTAYA宇都宮テクノ店
栃木県宇都宮市ゆいの杜4-1-39

◼️喜久屋書店高岡店
富山県高岡市下伏間江383番地 (イオンモール高岡2F)

◼️ブックステーションサカイ東寺町店
新潟県糸魚川市東寺町3丁目8-17

◼️文教堂溝ノ口駅前店
神奈川県川崎市高津区溝の口1-3-1 ノクティプラザ1-7F

◼️文教堂二子玉川店
東京都世田谷区玉川2-21-1 二子玉川ライズS.C.タウンフロント6F

◼️文教堂R412店
神奈川県厚木市林1-2-10


📙青木杏樹トーク&サイン会
5月7日(日) 13時〜(※当日受付可)
東京では初めてとなります。
お土産あり! 匿名の質問用紙あり! 仕事道具の展示あり! 抽選で「生原稿」プレゼント!
◼️芳林堂書店高田馬場店
東京都新宿区高田馬場1-26-5 FIビル3・4F

詳しくは芳林堂書店高田馬場店HPにて


さて。

メディアワークス文庫さんは、デビュー作『ヘルハウンド 犯罪者プロファイラー・犬飼秀樹』でお世話になり、初代編集者さんとは(デビュー前から換算すると)5年間のお付き合いとなりました。

拙い部分も多いデビュー作です
ここまで初代編集者さんと二人三脚でした

次の作品『フェイスゼロ』からは、二代目の編集者さんと三人体制になりました。
そして今回『純黒の執行者 正しい悪魔の殺しかた』の制作途中で初代編集者さんが体調不良となり、抜けることになったのです。
わたしは作品を作るにあたり、彼女以上の、作家に寄り添って、作家を1番に考えてくださった編集者さんを知りません。時に激しい喧嘩をし、お互い言ってはいけない言葉も言いました。でもそれはお互い「この人とならば絶対おもしろいものを作れる」と信頼していたからで、彼女と最後まで仕事ができなかったこと、それから急な担当替えとなり、別れの挨拶もできなかったことが悔やまれて仕方ありません。彼女に甘えすぎたわたしのせいだろうかと、今も時々思い出しては自分を責めています。

でもきっと作家を続けている限り、どこかで彼女に会うことができるかもしれません。
そのときには胸を張って「たくさんごめんなさい。いま作家を続けていられるのはあなたのお陰です。ありがとう。またわたしと組んでいただけませんか?」と手を突き出して、頭を下げたいです。

別にたいして稼げるわけでもなく、明日もわからない作家という職業ですが、作品を楽しんでくださる読者さんがいてくださるからがんばれます。皆さんがわたしの宝であり生きがいです。

ご感想のお手紙お待ちしています。
どんなところがおもしろかったかな、どのシーンが印象的だったかな、どのキャラが好きなのかな? そんな期待と不安で読者の皆さんのお声を楽しみに、今度はわたしが正座して待ちます。
わくわく。どきどき。
SNSでもぜひ、読んだよ〜だけでも教えていただけるとうれしいです。いっぱい広めてやってください。

もっとたくさんの人に『純黒の執行者』シリーズや青木杏樹の物語が届きますように。そして応援してくださる皆さんと、すこしずつ、夢を膨らませていきたいです。
ここまで読んでくださってありがとうございました。また近いうちにお会いしましょう!

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