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日本保守党 記者会見(2024年3月5日)

有本香
本日は日本保守党、東京15区の支部長、補選の候補予定者が決定しましたので、今日記者会見という運びになりました。
本日お集まりいただきまして、ありがとうございます。
今日進行させていただきます日本保守党事務総長の有本香と申します。
よろしくお願いいたします。
冒頭に、日本保守党代表 百田尚樹より一言ご挨拶させていただきます。

百田尚樹
皆さんこんにちは、日本保守党代表の百田尚樹です。
今日は雨の中、足元の悪い中、我々の記者会見に集まっていただきまして、ありがとうございます。
私たち日本保守党は、2023年10月に旗揚げしまして、まだ半年足らずです。
しかし今回、東京15区の衆議院の補選に対しまして、我々は候補予定者をあてるということを決めました。
皆さんもご存じの通り、東京15区は東京15区選出の国会議員が2人連続して、金の問題で逮捕・起訴されるという、これは本当に非常に恥ずかしいことだと思います。
これはまさに、日本の政治腐敗の象徴でもあると思います。
この東京15区はそんな風な選挙区では、やっぱりこれは私は東京15区に住んではいませんが、同じ日本人として非常に恥ずかしいことではと思います。
そして、私たち党を立ち上げてまだ半年足らずですが、この東京15区から初陣と言いますか、最初の戦いをしようかなと思って、今日の記者会見に候補予定者を発表いたします。
ならびに、東京15区の支部長を発表いたします。

これに関しまして、我々党も公募をしましたし、党内でもいろいろ選考を重ねました。
いろいろな議論を重ねた末、私たち幹部、代表になる事務総長、名古屋におられる河村市長・共同代表、それから広沢さん、いろいろ交えて話した結果、素晴らしい人材を得ることができました。
思想的にも、形式にも、それからさらに人間的にも申し分ない人だと私たちは思っています。
我々は江東区で戦うと決めた時から、連日、先週から私たちの街宣カーを使って江東区を走り回っています。
それでは日本保守党の東京15区の支部長、並びに候補予定者である、名前は後で説明しましょう。
それではまずは入っていただきましょう。
「飯山陽」さんです。

有本香
記者の皆さんにリリースを配らせていただきました。
このリリースレターにありますとおり、また私どもの百田代表から話がありましたとおり、私ども慎重に検討を重ねてきました。
そして、実は全国から随分たくさんの公募もいただいておりまして、その中には、東京15区から出たいというご希望の方もいらっしゃいました。
いずれも素晴らしい方々だったんですけれども、今回、この東京15区、非常に実は政治的に危機にあるだろうと。
そういう中で、高い見識とそれから人生経験です。
そして、さらにクリーンであること。
こういう3つの要件を兼ね備えた方ということで、私の隣に座っていらっしゃいます飯山陽さんに「いかがでしょうか」というふうにお願いをしまして、そして受けていただいたという次第です。
飯山さんの経歴につきましては、リリースレター2枚目3枚目にぎっしり書かれています。
この後本人からも話がありますけれども、飯山さんは、今現在は1児の母であり、そしてご主人もいらっしゃって主婦としても生活していらっしゃるわけですけれども、一方働きながら、東京大学で博士号を取得したと。
そして、いろんな大学で教鞭を取りながら、今現在も麗澤大学の客員教授をしていらっしゃいますけれども、現在日本国内で言論活動を積極的にされています。
そして、数々の国々で生活をしたという経験もあり、外国でかなり文化の違うところで子育てをしてきたという、こういう経験もある女性ですので、非常にパワフルであるし、経験の幅が広い。
こういう方が東京15区から初陣をしていただくということは、私たちにとって非常に心強いことです。
今日、飯山さんをご紹介できることは、私たち日本保守党にとっては、本当に嬉しい出来事というふうに言えますので、どうぞよろしくお願いいたします。
ご本人からも一言、決意、それから今回立候補に至った経緯などを話してもらいたいと思います。

飯山陽
飯山陽です、よろしくお願いします。
今、有本さんから紹介していただいたんですけれども、私自身はつい最近まで自分が衆議院議員に立候補するなどということは夢にも思っていませんでした。
にも関わらず、今回立候補を決めたのは日本がどんどん貧しく弱くなっているからということです。
ここにいらっしゃる皆さんを含め、日本人の多くがそれを実感しているんじゃないかという風に思っています。
一生懸命働いても給料が増えない、給料が増えない中で税金とか社会保険料とかがどんどん高くなる。
物価も高い、電気代も高い、ガソリンも高い、あと江東区というのはマンションがたくさんあるところですけど、マンションは新築の売り出し価格が平均で1億円を超えると、とんでもなく高いわけです。
私も子どもがいますが、子育てするにも、ものすごくお金がかかります。
こういう中で一般の人達が将来に希望が持てないというのは、これは当たり前のことだという風に私は思っています。
だから結婚する人も減りますし、子どもを持ちたいという人も減ります。
これが少子化の原因だという風に、私は生活者の一人として実感しています。
私には先ほど有本さんから紹介があったように、今13歳の娘がいます。
私は彼女は今13歳のうち8年を、外国で育ててきました。
人生の大半を外国で過ごしてきたうちの娘は、自分が日本人であるということを非常に誇りに思っているんです。
しかしながら、彼女が成人して大人になって巣立っていくときに、日本は全く希望の持てない国になってしまっているかもしれないという風に、私は危惧しています
あるいは日本はめちゃくちゃになって、日本ではなくなっているかもしれないという風に思ってもいます。
これは単なる危惧ではなくて、現実的な危機であるという風に私は思っています。
これは何もかも国民のせいではありません。
私も国民の一人で、一生懸命働いてきました。
皆さんもそうだと思います。
にも関わらず、日本がこんなに貧しく弱くなっていってしまっているのは、これは政治のせいだという風に私は思っています。
日本の政治家が日本を貧しく弱くする政治をしてきたせいだという風に、私は思っています。
与党も野党も、政治家が皆自分のこと、お金のことばかり考えて、国民の生活のこととか、国の未来のこと、国益のこと、そういうことを考えている人が誰もいない。そういった人達が政治をやってきたから、日本はこんな風になってしまったという風に私は考えています。

それで今日本に必要なのは、クリーンで、なおかつ日本を豊かに強くする、そういう政治だという風に考えています。
これは日本保守党の掲げている理念です。
しかしながら、これを単なる理念にとどめておいては、日本の未来を変えることはできません。
日本を豊かに強くする政治を実現させるためには、必ず誰かが先陣を切って戦わなければなりません。
その誰かというのが私であるならば「やるしかない」と、そういう気持ちです。

私はこれまで家事と子育てをしながら働いてきました。
これは非常に大変なことです。
でも今そうやって家事をして子育てをしながら働いているお母さん・お父さん、たくさんいると思います。
私は何の仕事をしてきたかというと、アラビア語の通訳をしたり、あとは私の研究しているのは中東とかイスラム教とか、そういったものを研究していますので、そういったことを大学で長年教えてきました。
あとはメディアにいろんな媒体に、新聞や雑誌で執筆したり、全国各地で講演会も行ってきました。
それもこれも、実は私は大学院の時に国費留学させてもらっているんです。
そういった経験があるから、私は今こうやって専門の仕事について働くことができていると思って、非常に感謝しています。
だからこそ私は、自分の学識とか経験といったものを、国のために役立てたい、若い頃の私に「勉強してきなさい」と送り出してくれた、それが日本という国なんです。
ですから私は「その国に恩返しがしたい」とそういう気持ちで、これまで仕事をしてまいりましたし、今回の立候補も、自分の中では国に対する恩返しだと思っています。

私は研究者ですから、政治はもちろん未経験ですし、力不足は十分承知していますが、私をこれまで育ててくれた日本のため、そして日本を愛するすべての皆さんのために頑張っていきたいと思っています。
今、そういう思いだということです。
以上です、よろしくお願いします。

有本香
少し経緯を申しますと、実は少し前に、日本の政治が本当にひどいというのは皆さんよくご存知だと思います。
いろんなそういう話を飯山さんとしておりまして、ある問題で「国会議員が押し並べてこういう状況だと本当に困ります」と彼女が言ったんです。
その時に「そうだね」という話をしていて、もうこんなんだったら、私たちでも国会議員になってもいいんじゃないかと思うぐらいだと。
これは一つの比喩で言ったんですけれども、それを私は聞いていて、百田代表、それから河村共同代表に、やはり15区の先陣を切っていただくのは、飯山陽さんがいいんじゃないかと。
そして、15区というのは皆さんご存知かもしれませんけど、タワーマンションがたくさんあって、新しい住民がたくさん入ってきているところなんです。
もちろん古い伝統もある。
ですから日本の古い伝統を非常に愛していく。
それと同時に、とても先進的な地域でもあります。
そういうところには、やはり外国での経験が非常にある飯山さん、そして子育ての今現在経験者でもある、というところが非常に良いのではないかと。

今日も実はこの会見に臨む前に、午前中に飯山さんと電話で話をしていて、子育て・少子化対策、こういうことについても、もっと今までの政治でなかったようなアイデアをどんどん出していこうということで、常に議論ができる人です。
そういう点で、私たちにとってはこれ以上ない候補者、特に東京15区という場所にはぴったりの人を立てることができるんだということで、大変喜んでいます。
飯山さんにそういうお話をしたところ、ご快諾をいただいたという経緯です。

百田尚樹
私たちが飯山さんに白羽の矢を立てたということは、本当に理由はいろいろありまして、これを語ると何時間でも語れるんですが、今先ほど言いましたように、飯山さんは主婦でもあり実際に子育てをされている、そういう経験も非常に大きい。
それからさらに外国での生活もある、それプラス、飯山さんは先ほどの自己紹介でありましたようにアラビア語が堪能で、そして中東問題に詳しい。
そしてイスラム社会のことについて非常に詳しいんです。
例えば中東でイスラエルと、それからガザの紛争というのがありますけど、こういうことに関しましても、私たちは常に飯山さんに教えを請うという形で、これは一体どうなっているんだと。
その度に飯山さんに説明してもらって「なるほど、そういうことか」と。

日本だけでない国際社会の問題で、イスラムの問題が非常に大きい問題になっています。
ヨーロッパの移民問題、それから日本でもそうです。
例えば川口の移民問題、それから川口だけじゃなくて今ヨーロッパで非常に大きな問題になっているのは、これはやっぱりイスラム関連の移民の問題がすごく大きくなっています。
これは将来日本にも、必ず大きな問題となると、これはもう分かっています。
予見できています。
その時に、例えば政府を見ていると、政府は全くイスラムの問題に関して見識がありません。
それはなぜかと言いますと、これまで理由を申し上げるのはすごく時間がかかる問題なんですが、実は日本のイスラムの・・・

これ以上言ってはいけない?その問題は置いておきましょう。
いずれにしても、飯山さんの国家観、歴史観、それプラス、いわゆる国際感覚です。
これは本当に非常に高いものがありまして、我々は本当に飯山さんを、我々のいわゆる一番最初の戦いで先陣を切っていただくというのは、非常に大きな戦力だと思っています。

しかしながら選挙となりましたら、我々は全く生まれてばかり、まだ半年も経っていない、選挙戦も初めてということで、勝算というのはほとんど見えません。
しかしながら、飯山さんにそういうことを我々も正直なところで申し上げますと、第二次世界大戦の連合軍の反抗で大きなノルマンディー上陸作戦というのがありましたけど、飯山さんが「ノルマンディー上陸作戦みたいなものだ」と。
これも一番最初に上陸する部隊は、恐らく大変な被害を被る。
しかしながら、その先陣部隊が行かないと、後続部隊は絶対に上陸もできない。
ですから私はたとえ倒れたとしても、日本保守党のために先陣となって行きましょう、と非常に心強い言葉をいただきました。
我々としても、これは絶対に飯山さんを倒すわけにいかないと、倒れるようなことになってはいけないと思って、我々も全力を振り絞って戦う所存であります。

有本香
それではメディアの皆さんから、ご質問があればどうぞお願いいたします。

今回の補選に出馬するにあたって、飯山さんが特に重視した公約とか政策の面で打ち出していかれたいこと、もしございましたらお願いします。

飯山陽
私が実現したいと思っている政策は、これをやったら日本が豊かに強くなるだろうというふうに考えられる、あらゆる政策をやっていきたいと思っています。
具体的には、基本的に日本保守党の掲げている重要政策項目と同じであるというふうにお考えください。
中には、日本の国体・伝統文化を守ることとか、日本の国民とか領土を守るのに相応しい国防力というものを保持することです。
あるいは、そのために必要な法整備、その中には憲法9条の改正も含まれてきます。
そういったことを、とにかく何をしたら日本が豊かに強くなるのか。
皆さん考えてみてください。
今、岸田政権のやっていること。
ほぼほぼ全部、日本国民を弱くする、日本国を貧しく弱くするような政策しかしてません、はっきり言って。
私は非常にそれを見ていて、一国民ながら歯がゆい思いをしてきました。
もし私が機会を得ることができれば、そういったものではない、これをやったら本当に日本は強く豊かになるのかという、そういう観点で政治を進めていけたらいいなというふうに思っています。

東京15区なんですけれども、飯山さんご自身は地縁とかそういったものがあるのか、ということが一つ。
あとイスラムの問題なんですけれども、政治家として社会にシンプルなメッセージで発信するとしたら、どんなことを発信していきたいのかを教えてください。

飯山陽
私自身は江東区、東京15区に特に地縁があるわけではありません。
ただ私は東京生まれ東京育ちでずっと東京で生まれ育ってきた人間ではあります。
東京15区、江東区が選挙地ではありますけれども、これは衆議院議員選挙ですから、江東区のため、そして日本が豊かに強くなれば、それがすなわち江東区に住んでいる人達のためにもなるはずなんです。
ですから、そういう観点で政治を行っていきたいというふうに思っています。

あとイスラム教に関しては、私はイスラム教をかれこれ30年ぐらい研究しているんですけれども、これは私が日頃言っていることではありますが、イスラム教の宗教の教義、そしてそれはイスラム教徒が信じているところでもありますが、イスラム教徒は世界に20億人ぐらいいるんです。
彼らが「これが正しい」というふうに思っているそういう価値観・人生観・世界観、そういったものは日本人が当たり前だと思っている価値観とか世界観というものと大きく異なります。
日本がこれから多文化・共生社会というのを進めていくにあたっては、そういった日本とまったく違う常識・世界観・倫理観を持っている人達と一緒にやっていかなければいけない。
そのためにどうしていったらいいのかと、そういう観点で私は考えていきたいです。
皆さん・私たちと全然違う人達がいます。
「話せば分かる」という世界ではないんです。
そういう人達と私たちはどうやって付き合っていきましょうかと、そういう観点から皆で知恵を絞って、本当の意味で豊かな、日本人にとっても利益になる、そういった共生社会を作っていけたらいいなと思っています。

今まで国政に関わるような選挙とかあったと思うんですけど、今回の補選を選んだという理由について、改めてお願いします。

有本香
理由は大きく3つあります。
1つは、先ほど代表が申し上げました通り、衆議院議員が2代続けてお金の問題で逮捕・起訴されるというのはこれは大変な事態です。
江東区の方々は皆さんは普通に暮らしていますけど、政治的に言ったら危機だと思います。
そこを私たちは看過すべきでないというふうに判断した、これは一番大きな理由です。

それから2番目は、これも代表が申し上げましたけれども、まだ立ち上がって5ヶ月の団体なんです。
当然組織もありません。
資金もありません。
となると、やっぱりあらゆるところで戦いを挑んでいくことは無理です。
例えば今回も4月28日に衆議院の補選が3カ所でありますけれども、すべてのところに候補を立てればいいじゃないか、という方もいらっしゃるけど、それは私たちのリソースから考えて無理なんです。
その中で東京、ここをまず考えていこうということです。
そして東京はいろんな問題点を抱えていますけれども、これは多分、私たちにとって少し有利かなと思うのは、無党派層が多い。
地方に行けば行くほど、やっぱり組織力を持っている既存政党が有利なんです。
そうではない無党派層で、場合によっては今まで選挙に行かなかったという方たちに、是非、私たちの訴えを聞いていただいて、投票所に足を運んでもらいたい。
そうすることによって、我々が勝利するだけではなくて、日本の政治は変わるんだというところを、是非見せたいということです。

それから3番目の理由としては、飯山さんがそうであるように、私たちに割と力を貸してくださっている文化人、あるいは党員の方々、この人達のプロフィールを見ますと、実は今回街宣で回っていても「党員です」と言って声をかけてくださる方、30代40代50代の子育てなどをしている方が多いんです。
東京で回っているからかもしれません。
そうすると、この層が私たちのキャッチフレーズですけど、日本を豊かに強くというところに実は共感を覚えてくれているんだなというのが、いろんな党員からの反応でもよく分かります。
地方でも、小さな集会などをやって、そういう手応えは得ました。
もちろん地方をないがしろにするつもりはないですけれども、そうであるならば、まず東京で勝負してみよう。
それから東京には、比較的党員の数が多いです。
そういうこともあって、私たちが初陣をするんだったらば、ここかなということを総合的に判断しました。

百田尚樹
先ほど有本事務総長が、江東区には非常に無党派層が多い、ということなんですが、これは何も江東区に限る問題ではないと思います。
もちろん地方に行けば、どうしてもやはり利権を持っている地縁血縁の関係で支持政党が多いのが事実ですけれども、日本全体でいろんな各種メディアが支持政党のアンケートを取ると自民党がトップなんですが、このトップの自民党でも、支持率は20数%ぐらいなんです。
それぞれ誤差がありますけど。
どこのメディアにとっても「支持政党無し」というのが50%超えます。
「支持政党無し」が50%超えるというのは、実はある数字と符合します。
その数字は何かというと、いろんな地方選挙も国政もそうなんですが、投票率がだいたい50%前後、下手したら40%ということになります。
投票しない人が50前後いる、これがまさに「支持政党無し」の数字と一致するんです。
つまり選挙があっても、どこの政党にも入れたくない、どこも支持したくない、そうすると投票所に足を運んでも、名前を書く政党、あるいは名前を書く人物がいないということです。
結局、日本人の半分が、選挙から足が遠のいてしまう。
これははっきり言いまして、民主主義の危機だと思います。
日本人の半分が選挙を放棄しているという状況です。
地方の選挙になってくると40%、あるいはそれを切るというような数字も出てきます。
これではいけない。
つまり我々は、この「支持する政党がない」という50%以上の国民に対して、「もう一度支持する政党を見つけてください」「その政党に私たちがなろうじゃありませんか」とそういう意味で、日本保守党を立ち上げました。

ご家族の反応はいかがでしたか?

飯山陽
もちろん驚いていました。
驚いていたというのがもちろんですけれども、あと「体は大丈夫?」「体力持つんですか?」という話とか、あと私は普段、普通に家の仕事をしていますので、もし選挙に出るなんてことになったら、家の仕事ができなくなります。
あとうちには子どもだけじゃなくて「ぼんちゃん」という犬もいるんですけれども、犬を飼われている方はご存知だと思うんですけど、犬をお世話しなきゃいけないとかあるわけです。
そういうのが、もし本当に出るんだったらどうやってやっていこうかという、そういう相談をしたり、お母さんに連絡をして手伝ってもらえるか聞いたりとか、そういう話です。
でも「もし私が家の仕事があります」あるいは「自分の仕事があります」「だから政治には参加できません」という現実がもしあるとしたら、それこそが本当に日本の危機だと思うんです。
なんでそんな特権階級みたいに、ものすごい恵まれた家の、ものすごいお手伝いさんとかたくさんいて、家の仕事をやらなくても大丈夫ですみたいな、そういう女性だけが政治に出れるとしたら、それはものすごくおかしな話なんです。
もし私が今回出て、もし善戦することができれば、それは私のような本当に普通のお母さん、普通の働く女性でも政治に参加することができるんだという、そういう証明にもなると思うし、私もやってみようかしら、と思う女性がまた現れてくれたらいいな、というふうに思っているんです。
ですから、私の家族は大変ですけど「日本の将来のためにお前たち頑張れ」というふうに私の母が言って、出馬することを「頑張ってやってきなさい」というふうに快諾してもらったと、そういう次第です。

ブルーサンダー号で本格的にまわってみて、どんな反応がありますか?

有本香
私は2月23日、天皇陛下のお誕生日の日にブルーサンダー号を富岡八幡宮でお祓いをしてもらって、そこからずっと走っていて、私はほぼ毎日乗っているんです。
そこで感じることは、梅田とか秋葉原、新橋でやった街宣というのは、あれは言ってみれば前日ですけれども告知をして、関西地区、あるいは東京の人「集まれ」っていうことだったわけです。
そうではなくて今やっているのは「集める」という話じゃなくて、街を流していく。
それから所々で降りて、百田代表が小さなメガホンを持って辻立ちをしてみる、本当にそこにいる人に話しかける、これをやっているんですけれど、実は私たちが考えていたよりも反応はいいです。
今、手伝いに来てくださっている名古屋の減税日本のスタッフも手伝ってきてくれているんですけれども、「初めてでこれだけ反応あるというのはとてもいいですよ」と励ましてもらったりしています。
2月23日からずっと続けていると、やっぱり日に日に反応は良くなっている、というふうにも感じます。
それから街を歩くと、例えば商店街とか歩くと、実は党員だったんだとか、頑張ってほしいと思っている、という方が店の中から出てきてくれたりということがあって、大変励まされています。
これがすべて票に結びつくかどうかということは分からないんですけど、地域の方たちに少しずつ浸透していくということを今まずは考える。
そのためにはいわゆる「どぶ板」というんですけれども、そういうものも我々は厭わずやっていこうという決意です。

特にこの東京15区というのは、私はわりと近くに住んではいるんですけれども、あるいは自分の事務所が江東区にあったこともあります。
ですから割合知っているんですけど、今回くまなく歩いてみて、非常に魅力のある地域だということを再認識しました。
そこから本当に新しいタイプの人を代表として送り出せれば、本当に良くなるんじゃないかなというふうに感じています。

百田尚樹
私のプライベートな話なんですが、私は2023年12月にガンを宣告されまして、腎臓に2つガンができまして、これは私の非常にズボロな性格なんですが、4年前に実はガンを発見されていたんです。
人間ドッグで要精密検査と言われていたんですが、2019年に言われて、ほったらかしたまま。
翌年の人間ドッグでも「あんたまだ検査行ってないのか?」「すいません、今年行きます」と、2020年・2021年にも「まだ行ってないのか。これ要検査危ないぞ」と言われていました。
2022年は人間ドッグ行かなかったんですが、2023年にまた人間ドッグ行って、確実に大きくなってると。
おそらく、これはガンだと。
それが7月に言われたんですが、それをまたずっと年末までほったらかして、12月に「そろそろ、やっぱり来年度は日本保守党でいろいろ活動せなあかん。そのためには体をもう一度メンテナンスしっかりしなきあかんな」と思ったときに、「確か腎臓に怪しいものがある」ということで行っとこうと思って精密検査行ったら、99%以上ガンだと。
実際ガンだったんですが、それで1月の初めに手術して、そしてもう一度、2月の初めに手術をして完全に治りましたので、大丈夫です。
今はもう2023年よりも元気です。
ですから、これはもう来月だったら、私はもう大阪に戻らずに東京にマンションを借りて、ずっと選挙戦を戦おうかなと、それぐらい元気でやってます。
金が持つかどうかこれが微妙なんですけど、その辺はなんとかなるだろうと。
有本事務総長に借金しながら頑張ろうかなと。

有本香
余計なこと言わないでください。

百田尚樹
すいません、私は一言二言余計なことを言うので。
マイクを持ったら話さないということで、街宣でもマイクを握ったまま、わけのわからないことを言って、後ろから有本事務総長に「そんなこと言わないでよろしい!」と怒られながら、その声も街宣のマイクに入っているという、前代未聞の街宣になっています。
この記者会見をご覧の皆さんも、私の街宣を聞きたいという方は、是非、江東区にいらっしゃってください。
今日の記者会見が終わった後も、私は街宣に乗って江東区を走り回ろうかと考えています。

有本香
告知になるんですけど、今日この記者会見が終わった後、6時くらいになるんですかね。
豊洲あたりに行こうかなと。
千客万来施設。
しかも支部長の初めての第一声ということになりますので、メディアの皆さんも是非ご一緒いただければ幸いです。
そして今日、私ども4時から会見を始めているんですけれども、5時過ぎから名古屋に、私ども共同代表の河村隆共同代表がいます。
実はこの会見に一緒に出席する予定だったんですけど、今名古屋市議会議会中でございまして、本会議も含めて夕方まで議会に出ています。
ですから5時過ぎに、愛知県庁の記者クラブで、河村共同代表が記者会見をします。
先ほど皆さんにお配りした同じプレスリリース、それからさらに4月28日衆議院の補選の1週間前に、愛知県の碧南市というところで市会議員の選挙があります。
こちらに私ども日本保守党としては第1号の公認候補予定者が決まっておりまして、この方が名古屋まで来て、河村共同代表と一緒に愛知県庁クラブで記者会見をするという運びになっています。
今日、実は名古屋のメディア、東京の記者の方もお越しになってますけれども、あちらでもまた発信があると思いますので、是非そちらの方も皆さん見ていただいたら幸いです。

これから飯山陽支部長を迎えて、私たちこの東京15区から、ここが事実上本当に最初の地になります。
まず東京からいろんな変化を起こしていきたい。
いろんな風を起こしていきたい。
やっぱり東京が変わらないと日本は変わらないと思います。
これは私たち本当に強く感じています。
かつ東京というのは、首都だからといって東京だけ豊かで強ければいいということではなくて、東京から日本が全体が豊かに強くなるような、そういう政治のスキームに変えていくということを目指したいと思っていますので、是非皆さん応援をよろしくお願いいたします。

そして、今日メディアの皆さん来ていただいてて、先ほど飯山支部長も言っておりましたけれども、私は必ず街宣で言うんですけど、日本人の平均サラリーマンの平均年収が30年上がってないなんて異常です、本当に。
こんなによく働く国民が30年、サラリーマンの給料上がってないなんていうことで、ずっと我慢させられてきた。
やっぱりなんとかしないといけないと思います。

それからこの東京を見ていて思うのは、東京さえ良ければいいというような政策が非常に多い。
だけど東京は地方があって東京があるんです。
そういう日本全体を考えた政策、そして多くの一生懸命働いている日本の普通の国民が、年年歳歳貧しくなっていくというような、こういう悪循環をなんとか止めたいというふうに思っていますので、是非、皆さん、この東京15区からの私たちの何にもない戦いなんですけれども、是非見守って、メディアの皆さんには、時には鋭い批判もしていただきたいですけれども、私たち本当に日本を豊かに強くするために、これから頑張っていくということですので、ご理解よろしくお願いします。

最後に、さっきで飯山さんに飯山さんのご家族の反応どうでしたか、という質問がありましたけれども、私は飯山さんのご主人ともお話ししました。
だいぶ強引に話をしたかもしれません。
でもその後に、飯山さんから今回のこの話を受けます、ということの返事をいただいたときに、彼女は私にこう言いました。
「誰かが先陣を切らなければいけませんよね」
これはノルマンディー上陸作戦で、最初に上陸した人は皆殺されちゃったんだけれども、でもそれでも誰かが先陣を切らなければ物事は始まりませんよね、と。
だから私がそれをやろうというふうに思いました。
誰かがやらなきゃいけないんだ、とこの力強い言葉で私も正直、相当心を打たれました。

これだけ日本のために、彼女は別に政治家にならなきゃいけないという理由はどこにもありません。
ご主人とお子さんと、ぼんちゃんという犬と楽しく暮らしながら、自分の仕事をしていればいいわけです。
でも、そういうふうに言えるというのは、本当に素晴らしいし、やっぱりこれだけ日本をもって戦う覚悟を持っている人は本当に尊敬できるなと、身内ですけれども、思いました。
ですから、皆さん是非よろしくお願いいたします。

東京の出身地は何処になるのかというのと、麗澤大学の客員教授を続けていかれるのか、その2点をお願いします。

飯山陽
東京都の杉並区になります。
麗澤大学に関しては今回出馬するにあたって、いろいろ授業ができなくなる、そういったご迷惑もおかけするので職を辞させていただきます、というふうに連絡したところ、理事長先生の方から、選挙の結果の如何に関わらず、麗澤大の客員教授は続けてください、とお言葉をいただいたので、その言葉に甘える形で、しばらく授業はできないんですけれども、客員教授は続けさせていただくということになっています。

政治と金の問題で検挙されたことについて、飯山さん自身はどう受け止められているか、教えてください。

飯山陽
一国民として私が感じていることは、多くの国民は感じていることだと思いますが、先ほども冒頭に申し上げましたけれども、国会議員ですよね。
江東区15区選出の国会議員が2代続けてお金の問題で逮捕・起訴されるというのは、これも前代未聞かわからないんですけれども、私の記憶にある限りはないと。
私は思ったんです。
国会議員というのは何なんだろうと。
何が仕事なんだろうと思ったと。
私は普通に考えて国会議員というのは、日本の国が、国民が豊かになるために、国民や国土を守るために、より発展させていくために、仕事をするのが国会議員なんじゃないかと思っていたんですけれども、こういった立て続きの不祥事、それは15区の自民党の議員だけではなくて、岸田さんをはじめとする今の与党の政府の人間です。
皆が忙しくして世界中が大騒ぎしていた2022年に、岸田総理はなんと自分の政治パーティーを7回もやっていたと。
その中で「パーティーを7回もやっていたんですか?」というふうに野党の議員に聞かれたときに、「何が悪いんですか?これは私が総理に就任する前からやっている勉強会なんで、これは全然国民から不満とか不安とか持たれるようなものではありません」というふうに言ってのけているわけです。
私はこういった今の政治の中枢を担っている、日本の国家を動かしているはずの政治家が、日本の国民は税金を払って生活をやっていくだけでも大変なのに、自分はパーティーやり放題、裏金作り放題、自分の気に入った候補を選挙で勝たせるために賄賂を配って歩いたと、意味がわからないという感じなんです。
私は先ほど申し上げたように、全く政治の経験はありません。
だけど少なくとも、政治家が自分のお金のために政治をやっているような人と比べたら、政治をやったことない私の方がまだマシなんじゃないかというふうに思っています。
そういうふうな感想を持っています。

今回の15区の選挙で、訴えたいことをお願いします。

飯山陽
江東区というのは大きく分けて昔から江東区に住んでいる方と、特に豊洲を中心とするマンション郡です。
他所からやってきてマンションに新しく移り住んできた人と、大きく分けるとそういう2種類の住民の人達がいるんじゃないかなというふうに思っています。
私はどちらに訴えるということではなくて、皆さんに広く日本保守党の政策を知っていただいて、私たちは日本をこういうふうにしようと思います、というふうに訴えていきたいと思っています。
その中心となるのはやっぱり、日本を豊かに強くしていくという理念を実現させていくということであって、これはどんな種類の住民であっても、きっと訴求することができるメッセージだというふうに思っているんです。
特定の種類の住民、特定層に訴えるということではなくて、あらゆる人達に、私たちのこの日本を豊かに強くしていきましょうと。
国を豊かに強くするというのは、あまり意味が分からないかもしれないですけれども、国が豊かになるには、まず国民が豊かにならないといけないんです。
国民が豊かで強い国というのは、必ずその国が豊かで強い国になるわけです。
だから私たちが自分たちでそういう国に変えていきましょうと。
その際には、自分のお金のことばかり考えてお金のために政治をやっているような人達は、もういなくなってもらわないと仕方がないと思うわけです。
私にその力があるか分からないんですけれども、とにかく誰かがやり始めないとどうにもならないと。
私はもう打ち死にしても何でもいいからやってみましょう、とそういうことです。

15区の他の立候補者について、お考えがあれば教えてください。

飯山陽
他の方は他の方というふうに思っています。
私は自分で言うのもなんですけれども、自分で働いて稼いできました。
仕事はあります。
また自分で言うのもなんですけれども、私が書いた2023年の年末に出版した本は、なんと中東の本なんですけれども、アマゾン総合ランキング第1位を獲得したと。
中東の本なのに我ながらすごいという、そういう本でした。
何が言いたいかというと、私はお金に困って、お金のために政治をやるのでは全くないということなんです。
むしろお金のためだったら、こんな政治なんかやらないで、自分の仕事だけしていた方がよっぽどお金にはなるわけです。
生活の安定も保たれると。
しかしながら誰かやらないとしょうがないんだったら、お金なくなっちゃうかもしれないけど、実際なくなっちゃうわけですけれども、連載をたくさん持っていたんですけど、全部連載も切りました。
ご迷惑おかけするということで。
麗澤大学の授業はしばらく持てません。
でも仕方ないと。
私が自分の身を捧げて、少しでも日本の国・社会が良くなるんだったら、それはそれでいいじゃないかと思っています。

この後初めて街頭に立たれるということですけれども、政治活動を始めるにあたって不安に感じているのか、それから楽しみにしている点があったら教えてください。

飯山陽
やったことがないので、あまり不安とか楽しみとか、何もわかんないです。
やったことがないことをやってみるというのは楽しいもので、やると決めたんだったら、楽しさを見つけていこうというふうに思っています。
私と一緒に頑張ってくれる皆さんがいるとしたら、皆さんで一緒に楽しくやっていきましょう、というふうに申し上げたいです。

有本香
私どもは資金力がないんです。
探すのも大変なんですけれども、事務所を開きます。
こんなこと言ったらオーナーさんに悪いんだけれども、ボロい物件なんですけれども、場所はいいですから、記者の皆さんも是非ちょくちょくお立ち寄りください。
追ってお知らせしたいと思います。

半年経って、苦労している点はありますか?

百田尚樹
苦労は山程あります。
先ほど飯山さんもおっしゃいましたけど、とにかく全く儲かりません。
当たり前ですけど、儲けるためにやるんじゃないんですけど。
有本さんとも、たまにお互い愚痴る時があります。
こういう政党を立ち上げて、なんぼ逸失利益があるんだと。
だいぶ損したなと。
だいぶ金は使う、時間は使う。
ですから私も仕事は、だいぶ私のプライベートな仕事は支障はきたしています。
収入的にもだいぶ損してますし、持ち出しも多い。
しかしながら私はもう68です。
それなりに今まで稼いできたんで、金をもっては死なれへんと。
じゃあ今まで私は68まで生かしていただいて日本で、それなりの豊かな思いもさせていただきました。
これはやっぱり日本あってのことですから。
私はあと何年生きるか分かりませんけども、ガンにもなりましたし。
少しでも日本に恩返しをしたいなとそういう思いです。

有本香
私が苦労していることはいくつかあるんですけれども、一つは百田代表が次何を言い出して、デイリースポーツさんとか東京スポーツさんの見出しになるのか、それが苦労の一つでもありますけど、それは半分冗談として、実は私ども、もう間もなく6万人を超える党員がいます。
これは新しい試みと思っているんですけど、全部デジタルで管理しているんです。
そうするとじゃあデジタルに触らないお年寄りはどうするんだとという話がありますけど、これはこの後、追々考えていきたいんですけど、最初はこれしかできなかったんです。
要するに、事務部隊と大きな事務所と、そういうものを構えれば、それは党員にかかる事務も、人の手で全部できますけど、そんなことをやるのは最初にそれをコストをかけるのは大変だということで、全部デジタルで党員を、要するに党に申し込む党員になるところから、それこそ党費の決済からイベントの申し込みから政治資金パーティーの参加から、全部それを一言管理できるような形のシステムにしました。
こういうことが割合に、従来の政治をやってきた、あるいは政治活動に関わってきたという方になかなか理解されないんです。
もっとこういうものがいるだろう、ああいうものがいるだろうって言うんですけど、あれもこれもと言ってたら、ものすごい莫大なお金と、ものすごいマンパワーが必要になってしまう。
そうじゃない形で、それでも政治団体というのは立ち上げられて、それなりの多くの支持を得て、6万人というのはかなりの数だと正直思ってます。
そして、半年たらずで国選に候補者を出せるんだと、そういう今までと全く違うスキームでこれをやるということ、これがなかなか理解いただけない、これは一つの苦労です。
ようやくここまで来たかと。
これでもちろん勝利すればもっといいわけですけれども。
この選挙の戦い方も、今までの前例というものにあんまりとらわれすぎない。
もちろん経験は拝聴しますけれども、あんまりとらわれすぎない新しい形でやっていけたらいいな。
そうすることによって何を目指しているかというと、政治がもっと普通のものになっていく。
私は普通の国民生活・市民生活の延長線上に政治がないと、もっと多くの人がどんどん政治に参加していく。
あるいは投票もする、立候補もする、こういう形にならないといけないと思っています。
まずはその投票率の低さということを、先ほど代表が言いましたけれども、もう一つはやってみて分かるのは、政治の世界ほど新規参入の難しい業界はないと思っています。
これが問題だとというふうにも思います。
例えば単純に供託金を下げればいいじゃないかとかいうふうに言う人がいるけど、そういう問題じゃないです。
いろんな仕組みが新規参入を阻んでいるというふうに感じますから、その仕組みを全く違うところから切り込んでいって、こんなふうにしてもできるんだという前例を作りたいと思っています。
これがもう大変な苦労なので、できればメディアの皆さんにも、この辺りじっくり取材をして書いていただける社があればいいなというふうに思っていますので、よろしくお願いします。

百田尚樹
あの先ほど、どんな苦労があったかと、私はついついプライベートなことを言いましたけれども、党の運営に関しては金の問題というのは非常にシビアです。
我々は党員が6万人、それなりに一般党員・特別党員から貴重な浄財をいただいています。
しかしながら、やはり活動するとなってきたら本当に金が要るんです。
我々は本当にできるだけコストを下げています。
ですから実際に動いているのは、代表の私、それから共同代表の川村さん、それから事務総長の有本さん、それから事務次長の広沢さん、それから最近新たに加わっていただいた元仙台市長の梅原さん。
主要メンバーこの5人で実は秘書もいません。
例えば国会議員は秘書が3人、国費で、つまり税金で秘書の給料が賄えられるんです。
つまり国会議員1人に対して秘書が3人、税金でいわゆる給料が出ると。
我々は秘書1人雇うのも大変と。
例えば本当に国会議員は、先ほど飯山陽さんがおっしゃいました2022年に安倍総理が討たれた、そのまさに忌中の時に、その間にも岸田総理は何度も政治資金パーティー、本人曰く勉強会を開いて、本来なら「そんな時にやるか」と思うような時にやってる間に7回開いて、その間にパーティーの利益が1億数千万円です。
個人で。
はっきり言って銭儲けのためにやってます。
何が勉強会と、嘘ばっかりです。

しかしながら、我々は本当にもうお金がない。
先ほどの選挙事務所をどうやって開くのか。
昨日も選挙事務所の不動産に一緒に行きましたけど、家賃を値切りました。
1円単位でやってるんです。
いつも車の駐車場も100円でも安いところの駐車場を探して、少々歩いててもいいから「ここ安いから」言って、そんな風にやってます。
車が汚れても、我々は勝手に洗ってます。
そんな状況でやってます。
なかなか大変なんで、そういう意味も含めて、政治の新規参入が非常に難しいということがあります。
苦労してます。
皆さん、大手メディアの人がいて、報道からもどんどん取材費をもらいますけど、我々は1円も出ません。
これは党費からもらってもいいかなと思うんですけど、やっぱり貴重な党費に手つけたらあかんと思って、私の交通費とかホテルの宿泊費なんか、全部自腹切ってます。
飯代もです。
これは党の相談で飯食うてるから、この分は党から出してもらってもいいかな。
これ全部私が出してます。
大概私出してますよ。
私がこの中で一番金持ちですから。
もう余計なこと言うなということです。
これ以上言うたらまた怒られますので、この辺でやめます。

他の党との連携を現時点で考えていらっしゃるようなことがあるのか、小池都知事の出馬の可能性について、考えがあれば教えてください。

百田尚樹
自民党も、まだ今候補を決めかねているという情報があります。
公募していたんですが、一時期公募を止めていると。
つまり自民党は今回単独では勝てないじゃないかみたいなことで、公明党あるいは都民ファーストの小池都知事との連携を模索しているという話も聞いていますが、我々はあまり興味ありません。
ただもし自民党が「是非、日本保守党と一緒にやりたい」と言ってきたら、考えてもいいかなぐらいです。
もちろん小池都知事が出てきたら、私は小池都知事と飯山さんのアラビア語対決をやってもらいたいなと思っています。
その時は飯山さん、アラビア語でバンバン喋ってください。

有本香
他の党派がどういう動きかというのは、正直それを考えている余裕はないです。
見ていただければ分かるように、我々は本当に何もないところから始めて、型破りなやり方をします。
ですから、他と比べてどうこうということを、皆さんにも考えないでいただきたい。
その代わり、一種の世直しだと思っていますけれども、それをできるだけ楽しくやりたいなと。
あんまり悲壮感を持ってやりたくないなということです。

真面目なお答えもしますと、自民党が候補者を決められないのは当たり前だと思います。
一体この選挙区でなんで今補選をやらなきゃいけないかといえば、自民党の不祥事です。
しかも2代続けて、逮捕起訴される金の問題で、こんな不名誉を江東区に着せているわけです。
はっきり言ってどういう顔をして候補者を立てるんですかと、申し上げたい。

ただ一方、小池都知事が影響力を持って、例えば公明党、それから自民党と一緒になって、誰かを擁立するんじゃないか。
あるいは無所属候補に乗るんじゃないかという話がありますけれども、もしそういうことが仮に実現するとするならば、一体8年前、小池さんと戦って結果的には敗れたわけですけれども、都議会自民党、これ何だったんですかと。
都民の多くは忙しいから忘れてるかもしれませんけど、私は忘れません。
そもそも自民党の都政がダメだと言って小池さんが出てきたわけです。
でもその後小池さんがやったことも相当無茶苦茶です。
だけどこういう中で、都議会の自民党は勢力としては小さくなっていった。
小池都知事の都民ファーストが大きくなっていったというのが東京の地域的な政治状況です。
この小池さんに今度はすがって自民党が一緒にやろうだったら、政治の世界ってわけわからないなと思います。
そうなってくるならば「なおさらこんな人達に負けるわけにいかないでしょう」という我々闘志を掻き立てるところです。
代表も冗談半分で言ってましたけど、もし小池都知事が15区にお出になるということであるならば、確かに是非アラビア語での討論も可能性があるのかなというふうに思ったりもしています。

解散総選挙がいつあるかわかりませんが、次期衆議院選についてはどういう姿勢で望むのでしょうか?

有本香
まだここで発表できるという状況にはありませんけど、2023年の段階から解散総選挙があるかあるかと言われてきましたので、この時期だったらこれぐらいのことはやろうとか、この時期だったらこのぐらいのことができるんじゃないかという考えはあります。
ただ今発表するという段階ではありません。

先ほど申しましたように15区での挑戦というのがそうであったように、私たちは非常にリソースが限られています。
リソースが限られていますが、全国あるいは在外の日本人も含めて6万人の党員がいて、その方たちからはうちの地域からも、という声をたくさんいただいていますので、できるだけ効率よく幅広いところで、戦いができればいいなというふうに思っています。

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