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サッカー少年たち、その2

 背中にあたる陽の暖かさと、頬を撫でる北風の冷たさを感じながら、文化の日の翌日もサッカー少年達と共に過ごした。

サッカー大会に参加し、勝って喜ぶチームと負けて落ち込むチームに分かれる、スポーツはそういうもの。それは小学生でも大人でも同じ事。残酷なほどハッキリと分かれる。まぁ、我がチームは負けて落ち込むチームの代表みたいなものだったけれど。

結果だけをみたら、まさしく惨敗。目も当てられない、酷い有様。だけれども、結果以外の部分を見てみたらどうだっかな?

負けから学ぶ、負ける事で成長する。という言葉がある。

親は子供に対して「もっと上手くなってほしい」「成長してほしい」「勝ってほしい」という期待を持つ。期待するのは良い事だけれど、ちょっと待ってと言いたい場面もある。

期待し過ぎる事や、早く早くと急かせる事、プレッシャーをかけ過ぎる事は、かえって逆効果になる事もあるのに。

負ける事を一番嫌がっているのは、子ども達じゃなくて、大人達じゃないんですか?って聞きたくなる。負けて落ち込み、悔しがり、大声でミスを責める。

子ども達の成長の前に、大人の成長が必要なのかも知れない。

子ども達は、負けても負けても諦めないで走って走って、ボールを蹴ってゴールを目指す。

純粋に、ただ夢中にボールを追いかける姿は大人に何かを教えてくれている、と感じるのは私だけでしょうか。

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勝敗という結果「だけ」を見て責め立てる

ミス「だけ」を見て責め立てる

指導と言う名のプレッシャー「だけ」をかける

それ、嫌。その狭い視野でしか子ども達に接する事が出来ない大人はキライ。それ、視野狭窄ですか?って聞きたい。

負けから学ぶ、負ける事で成長する。という言葉は、誰の為にあるのだろう。

選手たち、の為にもあるけれど、その子達を支える親や指導者達にこそ必要な言葉なのかもしれない。そう思った。

負けから学んで、また明日から歩きだそう。負ける事は決して悪いことじゃない。勝ち負けが全てじゃないから。でも、負けるのは嫌だけどね。

それでもやっぱり勝ちたいな〜笑。優勝したチーム、嬉しそうで羨ましかったなぁ笑笑。という本音もあるけれど。

自分への戒めも込めての記事なんですが。

それにしても試合のあとの夕日はキレイだったな。

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本田圭佑じゃないけれど、この子達には

「伸びしろしかない」という言葉が一番似合う。

もうすぐ雪になる。サッカーはそろそろオフシーズン。冬はフットサルがメイン。

来春に向けての準備はもう始まっている。


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