花組TOPHAT感想(前半)
私の大叔母が申しておりました、2日連続のマチソワはなかなかに疲れると(ベイツの真似)
花組トップハット感想noteです。前半としたのはまた4月に書くかもしれないから。
すこしネタバレもあるかもしれませんし、相変わらず語彙力無しのれいちゃんをはじめとした花組礼讃記事です。
まずオープニングの動画がすてき!
徐々にお顔が見えて画面が色づいてれいちゃんのウインク★
これでときめかないわけがない!とても粋でおしゃれ。
そして華やかなプロローグ。煌びやかなお衣装で踊るジェリー(れいちゃん)をはじめとするショーマン&ショーガール。
この作品を通して何がいいって「れいちゃんが楽しそうでうれしそう」なのがファンとしてもうれしいです。
その表情の裏にはひたすら努力があることはわかっているつもりですが、うれしそうなのが嬉しい!
プロローグのあとはジェリーのマネージャーのモーリス(はなこちゃん)が楽屋口で記者に囲まれて質問攻めにあうのですが、こちらで女性記者を演じるのが二葉ゆゆちゃん♪グレーのチェックのコートがかっこよくて、映画CHICAGOの記者みたい!
ロンドンのサッカレークラブ(紳士の社交場?調べてもよくわからないけど図書館の如く静かにしなくちゃいけない感じ)で静かに新聞を読むジェリー。ここのれいちゃん毎日お芝居違うのが楽しい。寝てみたり、しずかーに新聞を折ろうとしたり、折るのあきらめて上から後ろの面を読もうとしたり。
そこに現れるプロデューサーのホレス(まいてぃ)。サッカレークラブの受付鈴美梛なつ紀ちゃんの声がとっても綺麗で、もっと観たくなるお芝居をされていました。
ちなみに集っている紳士みんなイケメンです。
ジェリーとホレスの宿泊するホテルには、ベイツ(まゆぽん)がいて、現在ホレスと喧嘩中ということでホレスにだけ塩対応が本当におもしろい(笑)
まゆぽんのメイクや佇まいがとってもすてきでほんとに執事にしか見えないし、姿勢が良くて背が大きくてまゆぽんが出ているシーンはだいたいまゆぽんを観てしまう視線泥棒。ずっとずーっと花組にいてほしいのですがどうしたらいいんでしょうか。
ジェリーとホレスが結婚について語らい、タップダンスを踊り始めると下の階に宿泊しているデイル(まどち)の部屋に足音が響いて眠れない!とご立腹の様子でお部屋に殴り込みに来て、ジェリーと遭遇。
この場面ではれいちゃんが帽子掛け(ハッティ)と一緒に踊るのだけど、足を引っかけないか毎回ドキドキしてしまう。どうかお怪我のないよう・・・!身のこなしが軽いので引っかかることはないのだろうけどもひやひやしてまう。
デイルの部屋の上で踊るのはジェリーの影で泉まいらちゃんです!注目してたまいらちゃんが今回活躍しまくりで、うれしい。かっこいいぞ!
エクセシオールホテルのロビーにあるお花屋さんは糸ちゃんと舞月なぎささんです。糸ちゃんはちょっと風変わりなお花屋さんで、重力ないのかなっていうダンスをしたり、お花とお喋りしたりしています(花と話してるの見たとき、びっくりしましたw可愛すぎるでしょ)
馬車の御者さんに扮するのも泉まいらちゃん!声が作りこまれててディズニー映画に出てきそうな感じなので是非注目いただきたい!まいらちゃん幅広すぎ。
エクセシオールホテルのメイドさんのお衣装がナイスワークで華ちゃんたちが着ていたものです!ここではゆゆちゃん、三つ編みを輪っかにしててかわいかった♪はなこちゃんの声が高いボーイも面白いwはなこちゃんも今回大活躍!
乗馬クラブでのジェリーとデイルの不器用な雲とふわふわの雲のタップダンスは音楽の転調?と共に振付や表情に変化があって心情を表すワクワクする場面!れいちゃんとまどちが心通わせて踊っているのが伝わってきて楽しい。
宙組さんの時に愛ちゃんが演じられて話題になったイタリア人のデザイナーベディーニはほってぃが演じています。もうとにかく顔が良い◎かなり癖があるお役ですが、ほってぃが演じると可愛く見えてくるの不思議。
まどちの大ナンバーのあとから壮大な勘違いが始まり、まどちはだいぶ長らくプリプリしています。しかし、まどちは歌ってよし踊ってよし、顔もスタイルも完璧で観る度に「プロ」を感じる。
ホテルのフロント係のりりかさんの立ち居振る舞いの美しさも注目です。りりかさん観てると「花娘」を感じる。ホテルの支配人の春矢祐璃くんも渋くて良いお芝居されてました!
一幕最後はオンタイムでショーが進んでいくのですが、今回初座長の副組長きょんちゃんが毎日本当に違うアドリブを出してて面白すぎて!若草萌香ちゃんの美しい歌声と綺麗なお衣装にもうっとり。
で、一幕最後のショーの場面。
シルクハットに燕尾服、トップハットにステッキを携えたれいちゃんの登場シーンの歩き方が、まるでアステア様のようなんです・・・!びっくり。
初見でこの場面観たとき、再現度に感激して両目から涙ボロボロでした。れいちゃんの作品へのリスペクトを感じて胸アツ。
ここの場面は群舞の中にまゆぽんがいることも、まいらちゃんが3人口にいることも胸アツポイントで涙止まらない。
という感じで1幕終わり!まいてぃの締めのお言葉と投げキッスも好き♪
二幕からようやくマッジ(くりすちゃん)が登場~!
ピッコリーノの曲、くせになります。なんて面白い曲なんだろう。
マッジって結構年齢重ねたお役なんだなとここで知りました。
ここからヴェネチアになるのでホテルのウェイターさんがみんなチャラついたイケメンばっかり。
全員気になる!多分私が1番好きなのは愛乃くん。でも全員かっこいい。さすがよ、花男!
週2回レストランに行く話の後ろで歌うびっくの歌もかっこいいんだ。歌声からベネチアの黄昏時を感じることができるので旅行気分が味わえます。
二幕もさらにまどちの勘違いがエスカレートしてテンヤワンヤですが素敵なナンバーが続きあっという間にフィナーレ!
フィナーレでは今回退団する桜月のあちゃんと礼哉りおんくんがまいてぃ囲んで踊る場面があって、胸アツです。とくに桜月のあちゃんはれいちゃんの近くで踊ったりすることも多くて華やかな見た目が目立っていたのでさみしいな。
今回TopHatを見て、宝塚のフレッド・アステアといえば、私の世代だとやっぱり大浦みずきさんだし、ナツメさんは偉大過ぎるのでれいちゃんが超えたとかはぜんぜん思っていないのですが、二代目宝塚のアステアは間違いなくれいちゃんだと確信しました!
まるで命を削るみたいな心持ちで舞台にかけているれいちゃんの想いを強く強く感じられる舞台なので、限りある宝塚での姿をできる限り目に焼き付けていきたいなと思った3日間でした。
4月6日の千秋楽までどうかどうかみんな怪我無く無事に終えられますように!