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星組RRR/VIOLETOPIA感想

星組さん大千秋楽おめでとうございます! 

1月に下書きをし始めたものの想いが溢れてどう残したらいいかわからなくなってずっと公開できずにいましたが今書かねば(直前にひっとんの驚愕発表があって震えました…ことなこは添い遂げだって信じてましたのに…ショック)


どうしてもRRRが観たくて、東京公演のチケット取れないかも…という不安から先日日帰りで行ってきました2024年初宝塚大劇場。

その後、大劇場の千秋楽の配信も観て、幸運なことに東京公演のイープラス貸切、新人公演の配信、最後に友の会でも1枚だけゲットできて、大千秋楽はDAZZLEファンのお友達とライビュ観れました☆
一言で言って最高!

博多座ミーマイ以来の星組さん。新人公演配信もほぼ毎回観れてるのでだんだん生徒さんの解像度上がってきました。

RRRの映画版は面白すぎてUNEXTで立て続けに2回観たので原作の流れや盛り上がりどころはわかっているつもり。

冒頭の音楽というか影コーラスでうわ、本物!って高まり、WATERRRの水乃ゆりちゃんと希沙薫くんのダンスの軽やかさに釘付けになりました。

水乃ゆりちゃんはミーマイのときにも美しさとスタイルの良さと眩しいオーラに惹かれましたが今回も神々しさを感じる美。希沙くんもロミジュリでの愛のダンスがとっても柔らかい動きで綺麗でしたが、今回はキレッキレで目を奪われました。

マッリの瑠璃花夏ちゃんの再現度の高さにもびっくり。声が綺麗。
ほのかちゃんと輝咲さんとちゃりおのイギリスチームの嫌な感じも映画のまま。りらちゃんのお母さんもまさにゴーンド族そのもの。SINGERRRのみきちぐ組長、都優奈ちゃんの歌声、コーラスも圧巻。

そしてこっちゃんの登場シーンは「キターーーーッ」ってなりました!凛々しいビーム!WATERRRの人たちの扇みたいなのをぶん回す振付が体力的に大変そうだけど本物の水しぶきに見えて壮観でした。

その後、イギリス領事館の場面にはラーマがひっそりいます。初見時には気付くの遅れたけど隠しきれない肩幅とかっこいいヒゲ!
映画でもこのシーン圧倒的な強さが好きだったので、静かに目の奥が光るような鋭い目線のラーマありちゃんがかっこよすぎて心持っていかれました。

ラーマは火がモチーフなので全体的に赤いお衣装が印象的です。赤い軍服みんなカッコよかった。ほまれ様の麗しいお姿が目立ってらっしゃいました。

映画でも印象的な、川にいる少年をビームとラーマで助け出すシーンも銀橋と舞台全体を使った臨場感あふれる場面になってて、炎チームの皆さん盆を歩きながら火を起こすの凄い!
最後ビームとラーマの二人が手を繋ぐところに「RRR」の文字が見えた気がしました!興奮!!

イギリス総督の姪っ子ジェニーちゃんはひっとんでとにかくいつも可愛くて芯の通った女性!イギリス側唯一の良心です。極美くんのジェイクも格好良くてキラキラオーラ纏っていらっしゃいました。

ナートゥのシーンは、ありちゃんがフォークとスプーンでお盆を叩くところから始まるのですが、その瞬間から客席がぶわっと熱くなるのを感じ、待ってましたナートゥ!

ナートゥダンスはこっちゃんの小刻みに首振る感じとかがとってもかっこよくて、ありちゃんは凛々しく踊ってて目が足りませぬ。ひっとんもドレス着てるのにキレッキレに踊っててすごい、さすがの体幹。ぴーさまとあまともかっこよい。目が足りないんじゃ。

全部書いてたらきりがない…。

抜粋して書きたいことは、毒蛇に噛まれたありちゃんの苦しがり方が本当に蛇に噛まれた人みたいだったのと、最終決戦で弓矢を持ってありちゃんが登場したときの格好良さにぶったまげて客席で叫びそうになったの必死に抑えました…!あのすこしウエーブがかった髪型と広い肩幅と弓矢は反則!(昨日のライビュでそこが映ってなくて密かに悲しかった…一番の盛り上がりどころですやん)
あとコムラム・ビームの場面でみんなの演技が素晴しく特に大輝真琴さんの親方と白妙なつ副組長の女将さんに泣けました。

もとは3時間の大作映画ですが、ダレることなく唐突感もなく大満足の1時間半でした。2階席で観てた時にイギリスチームがキャラ保ったまま客席に来てくれたの嬉しかった〜。このときもほまれさんカッコよかった!
谷先生これからも応援してます!!

そしてショーのVIOLETOPIA(ヴィオレトピア)は指田珠子先生の大劇場デビュー作品!龍の宮物語、冬霞の巴里、海辺のストルーエンセ、どれも素敵な世界観だったので期待!

荒廃した舞台から始まり、すみれの花にかつてのスターである男が触れると劇場に再び命が吹き込まれレビューが蘇るというすこし宝塚歌劇とも重なる部分があるような感じもあるプロローグ。

こっちゃんから静かに始まるところが贅沢でお芝居仕立てなところが面白くて回を重ねるごとにこういう意味があるのかしらとか考えながら観てました。

ひっとんのパイナップルみたいなお衣装が華やかでありちゃんのシルクハットカッコよかったー!プロローグが終わるとことなこのかわいいデュエット。なんとも言えないかわいい曲でほっこり。こういうの似合う。

そこからありちゃんがオーバーオールで登場!
なんてかわいいお衣装なんだろう。踊りやすそうではないけど軽々と踊ってるのすごい。

ぴーすけとうたちとあまとも出てきて劇中劇のような感じ。振付も曲も一風変わってて面白い世界観。ぴーすけと輝咲玲央さんの掛け合いが毎回違って楽しかった。客席にひとこちゃんが観に来ていた日には「雨が上がったら大きな虹がかかるでしょうね!」ってアルカンシェルにかけたこと言ってくれていて嬉しかった!

大千秋楽は「僕は永遠にパッション隊長!」的なことを甘噛みしながら言ってたのもかわいい。本当に全方位から愛される男役ですよね、ぴーちゃん。

そしてこっちゃんヘビになるサーカスの場面。動きが蛇過ぎ。ひっとんのお衣装もダンスも可愛くて蛇とのやり取りが物語になっていて怖いけど気になる場面でした。
きわみ団長のハイパースターオーラが眩しすぎました。都優奈ちゃんのお歌も良いし水乃ゆりちゃんの鳥が美しい。最後の影絵みたいなシーンもお芝居仕立てで視覚的に心に残りました。

中詰はリストマニア!巡礼の年を思いだしてちょっとウルっときました。そう、私もリストマニアです。
あまとと瑠璃ちゃんとうたちでの銀橋ソングがオラついてていい感じ!あまとはとっても力強くて頼もしいですねー。

からのー!ピンクベレーを被ったありちゃん登場!
めっちゃハイトーンボイスからの躍動感あふれる中詰でみんながいろんなとこでわちゃわちゃしてて目が足りない…。ぴーすけ楽しそうだったし、ひっとんの鬘もお衣装もめっちゃ似合ってて可愛かったー!
銀橋の真ん中から劇場全体を盛り上げるこっちゃんに凄まじいパワーを感じました。

かっこいい黒燕尾姿のひっとんから始まるDAZZLE長谷川達也さん振付の「狂乱」場面!(振付助手は盗賊と貴婦人でお馴染み稲垣香澄さんだったそうでそれもまたとても嬉しくて!)

イマーシブシアターというものを初めて体験させていただいたDAZZLEさん。そしてあとからCASANOVAのコンデュルメル夫人の振付もそうだったんだ…!となり、どちらの世界も好きな私はDAZZLEの世界観を宝塚で表現されてる夢のコラボに毎回涙でした。

お盆を使ったり椅子を並べたり手の振りが多かったりDAZZLEの少しダークで指先まで繊細な意味を持つ振付が宝塚の劇場で広がっていて感無量!これはDAZZLEファンの友達にも観てもらいたいってなりました。

なお、ありちゃんのシャンパンの美女のたくましさにも毎回惚れ惚れ。隠しきれない筋肉が素敵。

孤独のこっちゃんの歌とダンスは圧巻で劇場が息を止めて集中して見てるのが伝わってきました。こっちゃんのショーのアイシャドウの縦グラデーションも素敵だったな。

そして天華えま様と退団者の皆さんの場面。
ここは泣かなかったことないってくらい勝手に涙が出てしまって、ぴーちゃんのかっこよさとか華やかさが解き放たれているステキな場面でした。
お手伝いのつんつんたちロケットボーイたちを呼び込む演出も良きでした。

フィナーレナンバーは最初見た時ロボコップかなと思っちゃったんですが、見れば見るほどかっこいいダンスで大階段で座る暁さんのかっこよさに夢中で一人スターアングルモードで拝見しておりました。足の上げ方がかっこいい!途中でぴーちゃんと「暑いー!」とかお喋りしてるのも良かった!

デュエットダンスのお衣装もシンプルでことなこの可愛らしいのにキレのあるダンスを堪能できました。

エトワールのぴーちゃんの大きな歌声にも涙を誘われ、ありちゃんの真っ白な大羽根にもぐっときました。総じて主題歌が頭に残る新しいけど宝塚らしいショーでした!

やっと書き上げられた…!
昨日ライビュを見た友達はこっちゃんのファンになったみたいで嬉しい!宝塚のチケット争奪戦はなかなかに大変なのだけどまたみにいけますように。

愛されている退団者の皆さんに幸あれ!
ひっとんの退団公演が素晴らしいものでありますように。(ミュサロ絶対に配信で見る!花組出身のひっとんのことは勝手に家族と思ってます)
そしてありちゃんとこっちゃんの別箱1枚でいいから取れますように。

素晴らしい星組さんを堪能できて幸せな2024の始まりでした☆(タイトルのスペル間違えてました…恥)