【FF14】新生完、蒼天スタート

ということで上の2記事を書いて満足していたのだが、第七星暦を含めて初めて「新生」が完結したかたちだった。忘れてた。
とっくの昔に蒼天に突入したので、念のためそのことを今更過ぎるがご報告させていただきます。

ストーリーとしてはドラヴァニア雲海まで到達したあたり。
クポクポホームでちょっと癒されているところだ。

戦いを止めるために戦いに身を投じ心を痛めるイゼル、ツンツンが自己防衛手段となっているがほのかに優しさが見えるエスティニアン、自らの理想と現実のギャップに苦悩するアルフィノ、すぐ何でも首を縦に振ってしまうお人よしの擬人化であるヒカセン。
相変わらず一行はカオスな面々だが、ここに至ってようやくちょっとだけまとまりが出たような…出ていないような…?

忘れてしまったらもったいないので、今のうちに各メンバーについて考えていることや今後の展開を妄想したものを書いておこうと思う。

イゼル:今一番今後が心配

4人のメンバーの中で一番今後が心配なのはダントツでイゼルだ。
今のところFF14でストーリーから退場してしまう人の共通点はいくつかあって、その中で最も多いのが「これから続く人たちのために」という献身性だ。めちゃくちゃわかりやすい。

FF14の根性版に登場し、時々名前を聞くアルフィノの祖父ルイゾワ、ルイゾワの弟子であるムーンブリダ、クリスタルタワーでお世話になったグ・ラハ・ティア。
彼らが自身を犠牲にしたのは「ここで命を使うべき」という使命感であり、それは「これから生まれてくる人、このあとを生きる人のため」という献身性でもある。
高地ドラヴァニアにいるグナース族たちも似たような感じで、「これから生まれる分かたれし者たち」のために歴史を書き留めていたりする。

今後こういう献身性に最も影響を受けそうなのが、イゼルだな、と思う。
なので蒼天の最後の方で、パーティーの中の誰かが死ぬならイゼルだ。
(ちなみにもう一人誰か死ぬなら、ルキアかオルシュファンがかなり危ないなと思っている。この二人は対象は異なるものの献身性という意味ではずば抜けている。)

イゼルがドラゴン族とイシュガルドの融和に動こうとするのは、やはりいつまでも戦いという禍根を残さないため=これから生まれてくる人々のためと解釈できる。
また本人も「やったことの責任は取らないといけない(大幅意訳)」と言っているので、どこかで彼女の罪をあがなうことになるだろう。それが遅いか早いかはさておいて、因果は必ず彼女に報いることになる。
因果の報いが彼女に幸福をもたらしてくれたらいいなと思うけれど、多分イゼルの性格的にすんなり受け入れないんじゃなかろうか…アルフィノと同じで、彼女もめちゃくちゃ真面目なので、罰を罰として受け入れそうだと感じている。

エスティニアン:自己防衛でツンツンするな。

この4人の中で一番繊細で優しい人がエスティニアンなんじゃなかろうかと思うくらい、優しいやつだなと思った。

「霊峰踏破 ソーム・アル」の中やその前後でエスティニアンはイゼルに対して繰り返し警句を発し続けている。
「覚悟を決めろ、氷女!」も「怒りに飲まれた竜に言葉なぞ無意味だ!」というセリフも、彼女のことを思っていなければ発することのない言葉だと思う。

行くと決めたんだから行くぞ、と背中を押すというか最早ドロップキックで飛ばすくらいの乱暴な発言ではあるのだが、イゼルがエスティニアンにそういわれてしまったらなおさら戻れなくなるだろうという気持ちがあるからなお強く作用する。

またこうした言葉を言い慣れているんじゃないかな、とも思える。
竜騎士のジョブクエを進めると、かなり竜騎士という仕事の死亡率が高く、危険の多い仕事であることが分かる。
「蒼の竜騎士」という地位にあるからこそ他の竜騎士を鼓舞する必要もあったと思うので(それこそがウスティエヌには足りなかった要素でもあった)、実際イゼル以外にもこういう言葉を吐く機会は多かったのだろう。

つまり逆説的に、ある程度の仲間意識をイゼルに対して持っていなければこのような発言をエスティニアン自身もしなかったんじゃないだろうかと想像できる。
ではなぜエスティニアンはやたらとげのある態度をとっていたのだろう?

もちろんイゼルとは考え方や立場が全く正反対だから、警戒心からそういった態度をとっているだけという考えもできる。だが、それだけだと先ほどのような発破をかける発言をする理由がないなとも思う。彼はイゼルに対して警戒している、しかし背中を押す言葉も口にしていて仲間であることも認識していると言えるはずだ。
それでも厳しい物言いをするのは、以前にこれに似た状況を経験していて、そのうえで甘えた考えを持ったやつから死んでいった経験があるといった感じじゃないだろうか。

自分の考えや立場を根幹から揺るがす出来事に遭遇していて、一番動揺してもおかしくないのにずっと一本揺るがない考えがあって、それのおかげで立ち止まることがない。
減らず口と軽口をたたきまくり、時として険悪な雰囲気を振りまいても、自分がやるべきことをちゃんと分っていて達成する姿は、アルフィノにとってはすごくまぶしいんじゃないかなと思う。
ちょうどアルフィノとの対比にもなってるのかな。

アルフィノ:FF14の主人公はお前だよ

年齢にそぐわない大人びた口ぶりや、達観した素振りばかり見せていた新生のころは別の意味で大丈夫かと心配だったけれど、蒼天に入ったばかりのころは本当にもう見ていられなかった。
大丈夫かアルフィノ、本当に平気かアルフィノ、とずっと心配だった。

でも結果から言えば、周囲の大人に助けられて立ち直ってきたなとほっとしている。
アルフィノは16歳(!)だし、私の16歳の時のことを思い出したってぺーぺーのがきんちょだった。アルフィノがどんなに大人ぶっても16歳は16歳。結局子供であり、できることも見えているものも、しょせんは子供なのだ。
そのことをアルフィノは自覚したと思うし(最悪な形ではあるが)、独りよがりで何もできないことにも気づけた。

特にこの旅の中で、アルフィノがエスティニアンから受ける影響はすごく大きかったんじゃないかなと思うし、エスティニアンもアルフィノのことを気にかけて可愛がっている。
もちろんイゼルもアルフィノとなかなか良い関係を築けているみたいだし、とにかく蒼天では「一人では何もできないから、何をするべきか、どうすればいいのか」をアルフィノは考え続けているよな~と思うのだ。
どちらか一人は、アルフィノと蒼天後も一緒に過ごしてあげてほしい。お兄さんとかお姉さんとか、一番上に生まれた人間にはあこがれだと思うので。

そういう意味で、物語の中で成長をするのはアルフィノなので主人公はアルフィノなんだなと思う。
そういう意味で新生はマジでチュートリアルだったんだな、と噛み締めている。

今後の展開:生き残りデッドヒートか

ということでストーリー的にはかなり山場かな、と思いつつも未だバヌバヌ族の蛮族がノータッチなのでこの先戦うことになりそうだし、やりたいこともやるべきことも山積で頭を抱えている。
正月休暇が全部消えそうだ。

ここから先、一体誰が生き残るのかという嫌~なデッドヒートを繰り広げそうでそこだけが本当に嫌だ。
それ以外はイシュガルドはみんな好きだな、と思う。
陰惨なバックボーンも、その陰鬱さを隠し切れないゴシック調の建物も、人々の服装も、排他的なその空気も、霧がかり絶望の蔓延する街並みも、権力欲におぼれる人に清くあろうとする人、清廉さの裏が汚れ切っている人…みんな好きだ。
己の中に流れる血に、確実に狩人さんと不死人とが存在するなと思う。
アノール・ロンドが大好きだから仕方がないね。

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