【FF14】噂をすればエッダ

前回の記事で「やべー女」として名前を挙げた幻術士エッダ。

冒険者が結構序盤で攻略することになる、「タムタラの墓所」へ再び行く羽目になり、その原因がエッダで震えあがった。
そういう嫌な予想を当ててくるな。

エッダの仲間、パイヨ・レイヨ。
悪い奴ではないかもしれないが、いけ好かない。

アヴィールパーティーの中の一人、リアヴィヌは暁に参加しており、帝国による襲撃時に亡くなっている。NPCとして登場する砂の家に話しかけると、アヴィールにリアヴィヌが片思いしていたことが分かるところもネタが細かいなと感心した。
片っ端からNPCに話しかけるクセがあったおかげで、リアヴィヌのことも覚えていたけれど、ここでパイヨ・レイヨと話をするまで点と点のままでつながっていなかった。

私ね、以前は冒険者をしていたの。
ある日、偶然組んだパーティのリーダーに惚れたの。
……でも彼は、冒険中にあっさり死んじゃった。


しばらくは、何もやる気がしなかったわ……。

「砂の家」リアヴィヌのセリフより抜粋

恐らくここで登場するパーティのリーダーがアヴィールのことだろう。
こんな風に砂の家ではしおらしい言葉を吐いていたリヴィアヌだが、ポーションを買いに走らされた時のエッダや、アヴィールが死んだ直後のエッダに対してはこれだ。

ぎゃはははは! エッダは相変わらずノロマね!

リアヴィヌのセリフより

前から、あんたを嫌いだったのよ!
いつもいつも、アヴィールにベタベタくっついてさ!

あとさ……大事に持ってるアヴィールの首……。
さっさと埋めなさいよ!キモチ悪い!

リアヴィヌのセリフより
強調は引用者による。

つまりID前でエッダを馬鹿にしていたり、カーラインカフェでリアヴィヌがエッダに暴言を吐いていたのは、すべて嫉妬ゆえだったということか~
とはいえ、いい年こいた人間がこういう振る舞いをするのはいただけない。

この前後の話を思い出すとリアヴィヌは「自分にはなにもない」ということも話しているので、恋敵であるという以上に「恋人がいる」「失敗しても見捨てられない」エッダに対して嫉妬していたのだろう。
だが、そのことはもうすっかり忘れている可能性もあるな、と思う。ひどいことをしても、した方はすぐ忘れるものだし。

さて、このあと聖アダマ・ランダマ教会の墓所へ、リアヴィヌの墓を確認しに行くとすっかり墓が暴かれてしまっていた。

確かに俺は出来た人じゃない。
あの時……奴らとパーティを組んでいた時だって、
エッダとアヴィールの関係に付け込んで、好き放題やってたさ。

だが、ここまでの仕打ちをされる覚えはないぞ!
それに、許せねぇ……死んだアヴィールとの結婚式だと!?

そんな、自分勝手なごっこ遊びのために、
リアヴィヌの眠りを妨げていいわけないだろ!

「タムタラの薄明るい底で」パイヨ・レイヨのセリフより

お前もか、パイヨ・レイヨ。いや、知っていたけれど。
そういえば自分のパーティーのメンバーが一人、完全に虐げられているのに我関せずで、格好つけてこんなことを言っていた。

調査なんて簡単だろう?
オレたちの初舞台に、ちょうどいい。

「サスタシャに挑む者」パイヨ・レイヨのセリフより

なので、恨みを晴らすためにとんでもない目に合っても特に文句は言えないと思うのだ。
あの時助けてくれたって良かったじゃないかとか、全部私のせいなのはおかしいとか、エッダは言いたいことがたくさんあったはず。
たとえ自分勝手なごっこ遊びだったとしても。すでに無残な死を迎えた後であったとしても。やられた方は恨みを覚えているものなので、そのためにいけにえにされたのでは…???とgkbrしてしまった。

そして極めつけがこれ。

ぎゃああああああ

あとでスクショを確認したら「いた」。エッダが。
つまりこの後の展開を、すでに彼女はある程度把握していたわけだ。
パイヨ・レイヨがリアヴィヌの墓を確認しにいくことも、パイヨ・レイヨと冒険者が一緒に来ることも。

やっぱり冒険者もいけにえでしたか。

ということで一路タムタラの墓所へ向かう冒険者。
そこで出会ったのは立会人となり生き返った(?)リアヴィヌ。

そんでもって完全にイっちゃったエッダ。

私とアヴィールを祝福するために
みんなが 贈物を持ってきてくれたのよ

あなたが気にかけていた冒険者も
ほら とっておきの身体を 持ってきてくれたわ!

純白のエッダのセリフより

ほら~~~~ほらやっぱり~~~!!!やっぱり冒険者もいけにえだよ~~~!!
いけにえにされたくないので速攻でぶんなぐって殺しました。恨むならエッダちゃんに恨み募らせる原因を作った自分を恨みな、アヴィール。

ということで無事アヴィールを殴り殺し、深い穴におこっちていったエッダを見届けたヒカセンとパイヨ・レイヨだったが……。


ということで衝撃的なオチがついて、このクエストは幕を閉じた。
最後、パイヨ・レイヨが目撃したのは、やぱりエッダだったんでしょうね。

なんでエッダちゃんこんなんなってしまったん?

これに関しては考察されつくされていると思うけれど、せっかくクエストもクリアし、地中深く転落していったエッダを見届けたので考えてみようと思う。

ダンジョン内の手記を読んでみると、エッダはアヴィールが死ぬ前後の段階で、何らかの影響を受けていると考えるのが妥当じゃなかろうか。

つまり、話の流れとしてはこう。

4人がID「タムタラの墓所」を攻略しようとする最中、エッダが「何か」に憑りつかれてしまう。

「何か」の影響もありアヴィールが死ぬ。その首を持ち帰るよう「何か」がエッダにささやく。
「何か」に憑りつかれたエッダはその声に抗えずアヴィールの首を持ち帰った。

エッダはアヴィールの首と共に冒険を続けていた。
エッダの手記に書かれていた「アヴィールの声」だと思っていたものは「何か」の声であり、アヴィールの首を使って「何か」は自分の目的を果たそうとしていた

そのためにタムタラの墓所にこもりあれこれやっていたが、途中でエッダの精神が限界を迎え発狂してしまい、アヴィールとの結婚式を挙げようと暴走を始めてしまった。

…と、ここまでが個人的な妄想だ。

つまり、本来「何か」がエッダを使って果たそうとしていた目的とは、アヴィールの体を手に入れることではなく、「何か」が物体として体を得ることだったのでは?

そのためにエッダは利用されただけという可能性が高いんじゃないかなあ、と。
そもそも彼女と一緒にIDに入る直前、仲間のパイヨ・レイヨは「調査なんて簡単だろう?オレたちの初舞台に、ちょうどいい。」と発言している。
彼らは当時、私と同じで「ドのつく初心者パーティーだった」はずだ。それはメンバーたちの冒険歴も一緒であり、もちろんエッダも初心者のはず。

それがリアヴィヌを生き返らせたり、アヴィールがあんな首だけ魔人になってしまったりできるようになると思えない。
何かがリアヴィヌに力を貸していると考えるのが自然だ。

そしてそんな風にすごい力を貸す存在が、タダで力を貸してくれるものだろうか?間違いなく対価があったはずで、そのために(エッダは聞こえる声をアヴィールの声と思い込み、アヴィールの体を探していたが)、「何か」はエッダに体を探させていたのだろう。

ではなぜエッダが目を付けられたのか?それは、彼女が純粋だったからじゃないかなあ、と思うのだ。純粋であるということは、つまり洗脳がしやすいということだ。
あんなに虐げてくる婚約者なんてやめておけばいいのに、「私がいないとだめだから」とでもエッダは思って、アヴィールとともに冒険者になったことは想像に難くない。
こういう性質の人は、相当洗脳されやすいと思う。すでにアヴィールに「こんな扱いをされても当然」みたいな洗脳をされている感じもするし。

そんな具合に選ばれてしまったエッダは、色々頑張っていたものの、結局は冒険者との戦いに敗れてタムタラの墓所深くへと落下していった。
もっと幸せになる道もあったかもしれな行けれど、一緒にパーティを組んだやつが

  • 実力がろくにないのに婚約者を虐げる、DVしそうなDQN馬鹿男

  • 馬鹿男に惚れて一緒になっていじめてくる嫉妬クソ女

  • パーティの一員なのに、自分は関係ないと思いあがっているクソ野郎

この3人では無理だろうな~私なら速攻抜ける。
そもそも同郷の婚約者があんなクソ男な時点で、エッダの人生は詰んでいたのかもしれない。


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