見出し画像

クラシックの可能性は無限大。才能溢れる音大生のコメディー・変顔・ネタ要素満載のドラマ「のだめカンタービレ」

つい最近も再放送していました「のだめカンタービレ」。人生の世界観が広がるので大のオススメ。

「のだめカンタービレ」皆さんご存じでしょうか?名前だけでも聞いたことある人が大半なのではないでしょうか?2006年にフジテレビ系月9ドラマ、原作は二ノ宮知子さん、脚本は衛藤凛さん、主演は上野樹里さんと玉木宏さんです。最終的に特別編として、2008年に「新春スペシャルinヨーロッパ編」。そして2009年から2010年にかけて「のだめカンタービレ 最終楽章 前編・後編」の二部作の映画として公開されています。

早速、裏話?なのですが、実はこのドラマ本来はTBSが放送する予定で、玉木宏さん演じる千秋真一役はV6の岡田准一さんだったとか。しかしOPがV6であったり、ジャニーズ推し推しのドラマになりそうな企画として進んでおり、原作の二ノ宮知子さんが却下したのだそうです。まあ、あくまで噂も含まれていますが、その企画をフジテレビが拾い、玉木宏さんに変更されて実現されたそうです。それがこんな大ヒット作になるなんて…!

このドラマは上野樹里さん演じる「のだめ」こと野田恵と、玉木宏さん演じる「千秋先輩」こと千秋真一が繰り広げる、クラシック音楽をテーマとされたドラマです。

音大でピアノを専攻しているのだめ。のだめは楽譜を読むことが苦手で、耳がとっても良いことから、曲を聴くだけで音を再現することができる、そして人を惹きつける演奏のできる天才肌の女の子。のだめはモデルの女の子が実在しています。(最近Twitter発見しちゃいました…!)

そして、ピアノ科の先輩である千秋真一は、そのルックスから学生内でも大人気のかっこよさ。そして、ピアノだけではなくバイオリンも弾けます。しかも全て一流の腕を持ちます。将来的には指揮者になりたいと願っている学生。しかし、ある理由から飛行機に乗ることができないため、音楽の本場であるヨーロッパへ行けないと言うことが彼の唯一の悩みです。マンションの隣同士に住む二人のクラシックを通じたコメディードラマです。

このドラマの最大の魅力は、全ての音楽がクラシックでできているということ。

これ本当に珍しいのではないのかなと思います。オープニングテーマは、ベートーヴェン「交響曲第7番」。エンディングテーマは、ガーシュウィンの「ラプソディー・イン・ブルー」。この2つの楽曲は作中にも登場します。その他にも挿入曲も全てクラシックなのです。え?歌詞がある歌が一曲もないの?それってつまらなくない?と思うじゃないですか。これが本当に面白いんですよ。むしろ大半の人がクラシックが好きになるきっかけになるんじゃないかとすら思います。特にのだめちゃんはとっても特徴的な弾き方をするのですが、本当に惹きつけられる。たっくさんの曲が出てきて、味も色も個性も違う人たちが奏でる音楽にあなたもすぐに虜になることでしょう。

もう一つの魅力は、全員の存在感が強すぎて忘れることのできない個性的なキャラクターたち

本当に登場人物の個性が強いんですよ。まず、千秋の親友(自称)、Sオケのコンマスのバイオリン科、峰龍太郎。彼の存在は日本からでれない千秋にとってはとっても心の支えだったでしょう。自分の演奏が大好き。

そして、Aオケのコンマスを務め海外でも大活躍の優秀バイオリン生、三木清良。本当に優秀で、千秋と共に学生オケを作り上げます。お酒を飲むとぶっ壊れます。というかのだめにでてくる人全員お酒に弱いです。でも飲み会のシーンは私の好物。

他にも、千秋先輩大好き(男だけど)、実力派ティンパニーの真澄ちゃん。Sオケからライジングスターオケ(以降R・Sオケ)まで粘り強くついていったコントラバスのさくらちゃん。R・Sオケで武士のような演奏者で、のだめに一目惚れするオーボエ奏者黒木くん。のだめの才能に気づき、絶対に開花させようと憤慨し、ハリセン振り回す教師の江藤先生

そして、のだめと千秋先輩にとって欠かせない存在であるシュトレーゼマン。ドイツ人だけど竹中直人さんが演じてます。え?って感じですよね。彼は大の女・合コン・キャバクラ好き。でも音楽に関しては、世界で活躍するほどの指揮者で千秋の師匠となります。のだめの音楽への携わり方も指針を示して下さるんです。

まあ映像で観た方が確実です。個性的すぎてもはや怖いです。音大生への偏見を持ちそうなレベルです。でもみんな音楽への愛だけは強い。だから本当に素敵なドラマ。これは私事すぎますが、実は昔ピアノを習っていました。割と真面目に習っていたので、まあまあのレベルまで行きましたが、私も楽譜が大の苦手。耳コピが大の得意でした。なので、将来はのだめちゃんに慣れると思ってました。もちろん無理です!

オススメ会をどーん。

てことで、オススメ回をご紹介していきたいと思います。やばい今回は長いぞ~!

まずは、4話。Sオケの話ですね。Sオケとはシュトレーゼマンが選んだ落ちこぼれ学生のオケ。しかし、ひょんなことからシュトレーゼマンが千秋に激怒。そして、ピアノ科の千秋がなんとSオケの正指揮者となります。千秋は超スパルタ。落ちこぼれ学生達はへこみながら、ついて行くのに必死です。そんな中、楽譜に集中してるSオケメンバーは千秋の指揮を誰もみていませんでした、、、その時千秋は、、、といったお話です。Sオケの公演まで含まれています。

そして第10話。主にのだめのピアノコンクールのお話です。のだめはある方法で千秋先輩を飛行機に乗れるようにしましたが、千秋先輩と一緒に留学する、追いつきたいの一心でコンクールへの出場を決めます。ハリセン家の合宿により、メキメキと力を発揮し音楽に本気で向き合うのだめ。コンクールの結果はいかに……。演奏が素晴らしくて、切なくて苦しくて…。そんな回です。

誰もが登場人物の魅力、音大の独特の世界感に浸る!クラシックが好きにになる未来はすぐそこ。

このドラマをきっかけにクラシックを聴いたことがない方も本当に好きになる可能性が高いです。月9ならではのラブコメディ、コメディ要素多いですが、音大生の独特の世界観に思わず入り込んでしまいたくなる、そんなドラマです。

上野樹里さん演じるのだめちゃんと、玉木宏さん演じる千秋先輩の再現度、そして才能と魅力にどんどん引き込まれていくことは間違いないでしょう!ぜひ観てみて下さいね!





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?