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8年後の福島で、なでしこリーグを観てきた

「ジェフユナイテッド市原・千葉レディース対ベガルタ仙台レディース」の試合を福島のJヴィレッジで観てきました。

日本初のナショナルトレーニングセンターで、震災前は「この間、あそこに遠征行ったんだ」と大阪の友人にジマンされるような場所だったJヴィレッジ。震災後は原発事故の対応拠点になり、ピッチがあった場所にプレハブや黒い袋が並んでたところ。2018年から再整備が始まり、2019年4月の今日、グランドオープン。徒歩3分の場所にJヴィレッジ駅も開業。

それに併せてお祭りが行われました。

サッカー教室あり。目移りしまくりのグルメな屋台がたくさんあり。eスポーツあり。

車椅子バスケ体験あり。DA PAMPやAKBも来てたみたい。

メインの建物の入り口に。サニーサイドアップ社のお花もメインの場所に堂々と飾られてました。

試合は、Jヴィレッジのメインスタジアムで。ジェフのスポンサーがJR東日本なのでジェフのホーム試合扱い。けれどベガルタLには、福島の東電に所属していた選手が何人もいます。

今日は、安本選手、小野選手と浜田選手が先発でした。

ぽかぽかの陽気で。お客さんは1000人ちょっと。女子の試合としては、まあまあの人数かな。これぐらいのほうが、帰りに混まないので私は好き。田嶋幸三さんがキックオフ前に登場していらっしゃいました。

試合結果は残念ながら0-1でベガLの敗戦。キーパーが前に少し出てたのを見たのか、少し遠いところからシュートを打ったら風に乗って入っちゃった感じ。ま。まだシーズンは始まったばかり。ぜんぜん大丈夫。

試合の後は、シャトルバスに乗ってフェスティバル会場へ。といってもだいたい終わっちゃってたんだけど。日本代表シェフ西さんの「アルパインローズ」で絶品チキンカレーを食べてケーキを食べて帰途に着きました。

仙台から福島への道中は、あちこちで桜が咲いていて、とてもきれい。行きは、東北自動車道より海側の常磐道を通って、帰りは常磐道より更に海側の下道を。数年前は通行止めだった気がするところも、そのまま通れました。ただ自動二輪は通行不可だったり通行止めのところもあったけど。

帰宅困難区域の民家。本当に「汚染」されてるんだったら、8年も経ってるのに、どうしてこんなに青々と木が茂ってるんだ?以前よりは距離が短くなった気がするけど、この区域に入った途端、おそらく地震で壊れたままのお店の建物が並ぶ。草は伸び放題。ていうか草が生えるんじゃん。黒い袋が並んでいる待避所も何カ所か。線量示すパネルも。逆に太陽光発電のソーラーパネルが並んでるところもありました。

Jヴィレッジには家族連れがたくさんいた。駐車場が混みすぎて予想以上に入るのに時間がかかったくらい。ちびっこがたくさん楽しそうに汗かいてました。

Jヴィレッジが再開するのに8年かかった。でも。東京オリンピックが決まらなかったら、もしかしたら、まだだったかも。東日本大震災の復興が全然進んでないのにオリンピックなんかにお金を使うのはいかがなものかっていう意見があるし、その通りだとも思うんだけど。。。。いろいろとぐるぐるしてしまう1日でした。