昔からオーディション番組が好きだ。遡るとASAYAN時代が1番古い思い出。平家みちよを輩出したオーディションで、モーニング娘。がデビューする前の『愛の種』が5万枚売れなかったらデビューなしとなったイベントもよく覚えているし、なんならあの曲は歌える。「頑張る誰か」に一喜一憂して、応援したいと思うのは人間の本能であろうか。

韓国ベースのオーディション番組が脚光を浴びる昨今。NiziUを輩出したJYPのオーディションもちょっとだけ齧ったり。JO1を輩出したPRODUCE101JAPANは観ていなかったが、テレビの向こうの練習生に感情移入したり、はたまた推しを見つけたり、そうやってデビューに向けての物語を目の当たりにする事で、グループの歴史を一緒に作っている感覚になるのだろう。努力の過程だったり成長の過程を明らかにするだけで、アイドルとファンの間にも絆が生まれる。カッコ良くなくても良いのだ。普通なら見せないであろうカッコ悪い姿すら、ファンには堪らない姿として映る。オーディション番組は何もアイドルだけではない。『主役の椅子はオレの椅子』という2.5次元俳優の為のオーディション番組もあった。役者目線で見ると、意外と勉強になるシーンもあったり。

と、前置きが長くなったが、要するにわたしはオーディション番組にどうしても惹かれてしまうのだ。

直近のオーディション番組でわたしがハマったのが『YOSHIKIスーパースターオーディションX』である。元々番組の存在は全く知らず、Yoshiが亡くなったことがきっかけで知った。

Yoshiのことも、ぼんやりと「すごく才能のある子」として認識していただけだった。13歳くらいのイメージが残っていて、気がついたら19歳で、短い人生を駆け抜けていた。何気にショックだった。そのニュースに触れてからHuluを契約し、最初から観ることにしたのだ。結果、ハマった。今ではXYは推せるグループの１つだ。
※因みにXY featuring Yoshi名義でデジタルリリースがあり、ボーカルは亡きYoshiの声で聴けるので一度聴いて欲しい。澄み渡る美しい声に癒される。

もう毎日premium musicの時のYouTube「Crazy Love」をリピートしている。耳を離れない曲である。こんなに毎日聴きたい、観たいと思うのは藤井風以来だ。

特にダンサーのMichey(前列でダイナミックに踊っている子)やP→★(ツノヘアーの子)の独特さが眼を惹く。それから恐らくこの日のリハーサルまでは黒髪×インナーカラーがゴールドだったボーカルのGaiが本番では赤毛になっていたのには驚いた。(Koseiが未成年で録画での出演となった為、そのシーンのみ髪型が違うのがわかる。)華やかな顔立ちでメイクも似合っている。Gaiの低音voiceにKice(金髪ミディアムでコーンロウっぽく編み上げてる子)のハイトーンvoiceが美しいハーモニーを奏でる。ドラムのkyoheiの魂を感じる演奏。そして1番感動したのがベースのFURUTATSUの歌い上げるバイオリンだ。目がいくつあっても足りないし、1人ひとりのメンバーにファンカムをつけて欲しいと言う声が沢山あったが、納得である。個々のパフォーマンスを追ってみたいくらいに、レベルが高いものを魅せてくれているのだ。YouTubeだけじゃなく、早く音源がリリースされて欲しいと願うばかりである。

私はどちらかと言うとバンド推しに寄っているので、バンドオンリーの楽曲も早く聴きたいところだ。あとこの曲はメインボーカルがJayのみだったので、他のボーカルでも曲が聴きたいところ。もちろんこの曲の素晴らしさはJayの歌声ありきではあるが。今後の活躍がとても楽しみなアーティストである。

プロモーションはTikTokがメインのような感じがしている。TikTokでダンス動画をあげて、それをInstagramにもあげて、と言う感じだ。生憎私はTikTokはアプリをDLしていない為、主にInstagramから情報を得ている。公式Twitterももちろんfollowしてはいるが、断然Instagramが見やすいと思う。興味がある方はプレオープンのファンクラブにもぜひ。

Anne