ANNE MAGAZINEの乙部アンです。

人が自分をどう見ているかなんて

時に予想もしない結果だってこともあるものです。

今月、妹の結婚式があるので

その打ち合わせも兼ねて家族で食事をしていた時のこと。

妹の旦那、つまりは私の義理の弟が

私のことを陰で「クレオパトラ」と呼んでいることを

妹がいきなり暴露しだした。

その由来はもちろん私が「絶世の美女」だから

…だったらいいのですが

もちろんそんなはずはなく

さらには

アイシャドウが派手なワケでも

おかっぱヘアなワケでも

ヘビ柄を好んでいるワケでもまったくなく

彼がそう名づけた原因はどうやら

手元のリングの存在。

私がいつだったか、弟と会った時に

リングをいくつか重ね付けしていたらしく

それを見た公務員の弟が衝撃（？）を受け

「クレオパトラ」ということになったのだそう。

とことんシンプルな格好を好む、

どちらかというと地味な私としては

1ミリたりともしっくりくる部分はないのですが

学校の先生をしている弟からすると

“ファッション誌の編集者”という華やかフィルターがかかって

どうしてもそう見えると言い張っているらしい。

実際はハイヒールで走るし

お手入れした爪をしてても重たいものを持つし

深夜まで入稿・校了でボロボロになることもあるのだけれど。

けれどファッションというのは

こちら側が自分のことを「どう発信するか」を

自在に決められるものでありつつ、

受け取る側との化学反応も

計算外で楽しいものだな、と

改めて痛感した出来事でした。

だからって「なるほど、クレオパトラねオッケー♡」と

私が納得するわけもなく

クレオパトラ呼びを許可するつもりは今後も、ない。

でもまあ、一生に一度呼ばれるかどうかの名誉（意外？）なあだ名だし

面白いからそれもま、いっか、と諦めがついたのでした。

けれど弟よ、

どうか街で偶然見かけても

遠くから呼ぶのだけはやめて、お願い。。。

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