見出し画像

希望の牧場

「希望の牧場」ご存知ですか?

実話が絵本になりました。
本当にある牧場です。
本当の話。

福島第一原子力発電所から半径20キロ圏内にある牧場のお話。

そう。
入っちゃいけない土地。立ち入り禁止区域になった土地に

牧場主の牛飼いさんと牛たちが暮らしていた。ということ。

売り物にはならないけど生きていればお腹が空く。
エサくれ!水くれ!って牛は言う。

だから・・・「牛飼い」だからエサをやる。水をやる。
売り物になる、ならないは関係ない。

「牛飼いだからエサをやる」

この単純な簡単な「仕事」について
どう思うだろう。

立ち入り禁止区域だからって
牛飼いのおじさんが逃げたら・・・?
牛たちは??
でもここはとっても危険とされているところ。
自分の身の危険もある。

さあ。どうする?

よく子供たちとも話します。

どうする??って

やっぱり
怖いから牛を置いて逃げる!!

って子と

かわいそうだから怖いけど残る!!

って子がいます。

どっちがいい悪いではなく
自分ならどうするか。どうしたいか。
それがとっても重要。

本当はね。逃げなきゃならないの。社会的にはね。
決められているから。
命を守るためには行政としては必要なことだと思ってくれていることは重々わかっている。

ただ
「自分の仕事」「自分の役割」「自分の使命」
を考えたとき
一筋縄ではいかないこともあると思うんだ。

特にこういう緊急事態ではね。

「自分は何がしたいのか」
「自分はどうしたいのか」

これがぶれると流される。
こういう時でも。すぐに流される。

ここに暮らしていても
弱い牛はなくなってしまったりもする。
でも
元気な牛はいつもと変わらず暮らしている。

これが・・・「現実」

支援したい!!
と言って全国から支援が集まったり
手伝いに来てくれたり・・・

これが・・・「現実」

こういうこともある。

これを読むと
「バガバット・ギータ―」を思い出すのだけど

自分の役割を全うする。を

おじさんの生きざまから教えていただきました。

さあ。自分なら・・・どうする?



サポートお願いいたします。頂いたサポートは絵本専門店小さなえほんやひだまりさんでの絵本購入に使用させて頂きます。そこで見つけた素敵な絵本をこちらで紹介させてください。よろしくお願いいたします。