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016 韓国の大学入試(外国人枠)の受験方法

※※2007年3月入学分の受験内容です。受験要項は学校によって異なりますし、12年前の情報なので、あくまでも参考程度にご覧ください。入試については直接各大学にお問い合わせください。


私は悩みぬいた挙句、ソウルにある2つの大学を受験することにしました。

これは他の外国人の友達と比べると少ないかもしれません。私の周りの中国人、エジプト人たちは3~5校ほど受験していました。

私は「なにがなんでも絶対韓国で大学に入りたい!!」と思うほどの覚悟ができず、

「2つ受けてどこかに受かれば腹を決めて入学しよう。ダメなら日本に帰ろう」

と思っていたのであえて2つしか受けませんでした。

2つしか受験しませんでしたが、受験のための書類をそろえるのがとても大変でした。

両親ともに外国人であることを証明するための戸籍、小学校からの卒業証明書、推薦書など、手続きに時間がかかる書類を準備しなければなりませんでした。


こちらは私が実際に準備した書類たち。

提出前に記念に並べて写真を撮りました。

画像はあえて荒く加工しました。

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とにく量が多い!ってことだけでも伝われば…


書類に関しては、Bの方が必要書類が多くて大変でした。

あとAは書類選考だけだったのに対し、Bは面接がありました。

お気づきかと思いますが、韓国の大学に外国人枠で入学するのは、書類さえそろえれば結構簡単です。

入試勉強がいらない分、韓国語の能力だったり、入学後の計画書がちゃんと書けているかなどが重視されているようです。

日本のAO入試みたいなものだと思えばいいかも。


余談ですが、韓国人の友達によると日本の大学も同じような感じで、外国人は比較的入りやすいそうです。

大学によって必要書類が異なるので、入試や面接がなくてもたくさん受験するのは準備が大変かもしれません。


私の場合「両親ともに外国人である証明」がA, Bどちらも必要だったのですが、Aは両親のパスポートコピーでokでした。でもBは戸籍を出しなさいと書いてありました。

「戸籍って日本語のままでいいの?謄本?抄本?」と疑問だらけだったのでBの入試課に行って話を聞くと、「戸籍謄本でも抄本でもどちらでもいい。韓国語か英語に訳してください」とのこと。

親に連絡をして戸籍をとってもらい、父の友人のアメリカ人に訳してもらって父の友人のサインなどをつけてBに提出しました。

するとBから私の携帯に電話があり、「英語訳したのは誰なのか」など質問がありました。

どこの誰だか分からない人の翻訳じゃさすがにまずかったかなぁと思ったのですが、翻訳会社に依頼すると費用が高いので「父の友人のアメリカ人です」と強気に説明。結局そのままの書類で問題ないとのことでした。


このエピソードで分かる通り、韓国の入試は結構適当です。

強気に交渉したら何となく通ることもあります。

必要書類の項目ももやっとした書き方だったり、韓国にはあるけど日本にはない!っていう書類があったりするので、日本から受験する場合にはメールや電話での問い合わせが必須かと思います。

私は韓国の語学学校に通いながらの受験だったので、何度か直接大学の入試課に行って質問していました。

でも日本の戸籍だったり中・高の卒業証明だったりは、日本にいる親に頼まないといけないので大変でしたね。

日本からの受験の方が楽だったのか、韓国に住んでいた方が楽だったのかは謎です。労力はどちらも同じかな。


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