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③なんかMotörheadの曲にありそう

「ジビエでなんかやろう!」
と思いついてとりあえず夫が貸してくれた内澤旬子さんの『世界屠畜紀行』を読み返す。これは鹿や猪の解体への興味を湧かせてくれた一冊。
世界中の屠畜を味のあるイラストとともに詳細かつボリュームたっぷりに紹介してくれます。その中に「クリムキーソーセージハウス」というアメリカの肉屋さんの話があって。お客が持ち込んだ動物や家畜を要望どおりに捌く店のことを”カスタムキル”と呼んでいるくだりで私たち夫婦はぐわっと胸を掴まれました。

”カスタムキル”
なんていい響きなんでしょう!なんかMotörheadの曲にありそうじゃないですか。そのカスタムキルの肉屋さんの作るソーセージが評判になって、この店名になったようです。

これはもういただくしかないよね、ということで「ジビエでなんかやる」事業の名前は私のあだ名を取って「Annie's SAUSAGE HOUSE」とすることに。
ソーセージハウスと付けるからにはソーセージ作るか~と、この頃はまだ”カスタムキル”に憧れがあって、ソーセージは二の次、まずは鹿や猪を捌いて売ってみたい!と、近所の廃業したお肉屋さんに場所や機材を貸してもらえないか電話してみることになったのです。

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