見出し画像

キャンプで海外の安い牛肉を焼いて楽しいか!?

元お肉屋さんに電話してみました。キャップ(顔がほんと広い)が紹介してくれて、えいやっとノープランで。
「あの、お肉屋さんの店舗、今は使われていないようですがもしよろしかったら貸していただけませんか?」
と。どんだけノープランだよ、直球過ぎるよ!!と思ったけど、元お肉屋さんはとても丁寧に答えてくれました。
「店内の冷蔵庫や機械は壊れていて、使えたもんじゃないと思うんだ。直すにもお金がだいぶかかるしね…直ればやりたいところだけどね」

そっか
廃業したくて廃業した人ばかりじゃないんだ
失礼なことを聞いてしまった

同じタイミングで市役所のジビエを担当している人からも
「ジビエの精肉はハードル高いと思うよ、加工所は部屋を分けなきゃいけないし」
聞けば体表を洗い流すところ、皮を剥ぐところ、枝肉にするところ、肉を切り分けるところ…最低4部屋は要るみたい。前述のお肉屋さんは普通のお肉屋さんだからもちろんそんな部屋は無いし、イチから建てるにしたってそんな大金は無いし、肉を扱う免許だって無いし、ジビエはなんといっても金属探知機が要る!!

銃で撃ってなければ(わなで獲っていれば)体内に弾が入ってる確率はぐっと下がるけど、昔に撃たれた弾が入ってる場合だってあるだろうし、肉用の金属探知機なんてすごくお高いのでは…?
もしかして、ジビエのお肉を売ろうなんてめちゃくちゃハードルが高いのでは…?

私が住んでいる北杜市武川町は甲斐駒ケ岳をはじめ南アルプスの山々に囲まれ、渓流釣りを楽しめる川もありキャンプに打ってつけのところ。
もちろんたくさんのキャンプ場があり連休はどこもいっぱいだ。
そんなキャンプで海外の安い牛肉を焼いて楽しいか!?
そりゃおいしいけど。
せっかくだから鹿とか猪とか、ちょっと焼いてみたら楽しいのに。
そこでジビエのお肉売ったらいけるかなーなんて思ったんだけど。

ついでに言うと、武川町には庶民向けの喫茶店が皆無(観光客向けのおしゃれなカフェならある)なのでお肉屋さんのかたわらコーヒーが飲める喫茶スペースもできたらいいのに…と思っていた。
これは田舎移住者の奥さんあるあるかもだが、山の中の素敵なロケーション、おいしい空気、気の利いた器でコーヒーを淹れて、なんなら手作りお菓子でも置いて…なんて「ちょっとしたカフェやってみたい」なんて夢見たりする。実際はそんな甘いものじゃなくて、作家の折原みとさん(私たちの世代は少女時代、たいへんお世話になりました)がブログに書いていたけど、あんな有名人で軽井沢(たしか)でもぜんっっっっっっっぜん儲からなかったらしい。

だから、店舗をイチから持つのはハイリスク。自宅併設ならまだいけるかもだけど。

そもそも、鹿や猪は毎日獲れるわけじゃないので(獲りたいけど!)お店に並ばないかもしれないし。

そこで登場するのが我らがキャップ。
頼りになる~!!!

「ソーセージ作って売れば?加工所で捌いてもらって、肉を持ち込んでソーセージ屋に作ってもらえばいいよ」

な~る~!!!!

全部自分でやらなくていいんだ!

・ジビエを獲る
・売り込む

これを私がやればいいんだわ!

とりあえずデザインができるので私がやるけど、もっと上手な人に頼んだっていいわけだし
餅は餅屋って言うしね

全部自分でやれば全部自分の儲けだけど、みんなでやればみんなちょっとずつ儲かる。

これいいんじゃない?

ま、ソーセージが売れれば、の話だけど。

※画像は上履きとともに干される猪の頭蓋骨。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?