今日は映画の感想を載せます。

まず一言。とてもかなり素晴らしい映画。それに尽きる。

予告を貼りますね↓

　ディズニーランドの近くのモーテルで過ごす６歳の女の子の視点で描かれる母と子のお話といったらいいのでしょうか。もう愛らしい。そしてとてつもなく心が締め付けられる映画。

　映画内の色彩がまずとてもカラフルなところが素晴らしく良いですね、、、色の使い方、色彩感覚がとても良いなと勉強になる感じ。そして一枚一枚の絵の決め方が綺麗ですね。夕日のシーンとかも太陽の使い方がとても良いし、引きからとる子供達の様子だとか、本当に見ていて素晴らしかった。

　個人的に何と言っても内容の面で素晴らしいと感じた。厳しい生活を強いられている人々は沢山いて、でもそのことは知らないで過ごしていることが多いというか意識はされていなくて、、、。でも、この映画ではその人々にちゃんと向き合っていて、彼らの生活をリアルに、色が付くことなく描かれているように感じた。そこが本当に本当に素晴らしい点だと思う。

　大体の映画ではこういった辛いことに焦点を当てた場合、ハッピーエンドとかで終わることが多いと思う。なので、この作品のようにリアルさがこんなにも伝わるということが珍しいように、他にはあまり類を見ないように思った。

　本当なら辛いはずなのに、明るく振る舞う主人公の女の子の演技にも心を打たれる。

　正直、有名な俳優はウィリアム・デフォーくらいなのかな、、、という感じで、不安な企画のようにも感じたが、この作品を通して新しい世界に足を踏み入れることができた女優さんもいる。そのことは、とても素敵なことだと思うし、映画内のプロジェクトにも近いものを感じた。モーテルで過ごす方達のことに気がついてもらう、そしてこの映画をきっかけに支援が始まるなどアクションが起こるかもしれない。この流れに似たものを感じた。

　私自身、多いとは言えないが少なくはない本数の映画を観てきた。だが、ここまでリアルを追求しているかのような映画にはあまり多く出会わなかった。私はこういった映画や映像を作りたいのかもしれないと思った。リアルを人に伝えたい。それは、かなり重たい内容になる。それは間違いない。

　けれど、その重たい内容をどういった風に切り取るかがポイントになると思う。真面目な内容を人に素直に伝えることがしたいと思った。

今までに観た映画の中でもかなりトップです。個人的に。

では。