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【TGS2023】ゲーム業界は今日も元気です!!「東京ゲームショウ2023」レポート

東京ゲームショウは日本最大のゲーム系イベントですが、近年は感染症の影響で制限された形での開催でした。2023年は久々の制限を撤廃したフル開催ということもあって、多くの人が詰めかけることになりました。

筆者は縁あってビジネスデイの2日目に行くことができたのですが、ビジネスデイであっても例年の一般公開日と変わらないぐらいの来場者の多さだったので一般日の人の多さは相当なものでしょう。幕張メッセの広い会場に大量の出展ブースが並んでいるので、一日ではとても回りきれないのですが、全体的に見た印象を書いておきたいと思います。

ストリートファイター6の最新キャラ「A.K.I.」を触る

ストリートファイター6の追加キャラとして用意されている「A.K.I.」ですが、会場の試遊で先行体験が可能ということで開場直後にカプコンブースで触ってきました。

事前のPV等で独特な挙動やデザイン、毒を利用した必殺技などが話題となっていましたが、実際に使ってみると思ったよりも極端に強いキャラとは感じませんでした。ワンヒットのダメージはそれほど高くなく、毒の効果と通常技の長めのリーチを活かしてジワジワと削っていくプレイスタイルが想定されます。弾抜け性能は高いので、中距離での弾撃ちが得意なキャラクターにはカウンターになるかもしれません。環境を激変させるほどの強キャラではなくともフレッシュな要素をもたらしてくれることは間違いないでしょう。

試遊は12分制限かつマルチプレイでの試遊(シングルプレイも選べました)、慣れていないレバー操作と条件が重なって細かく分析できておりませんが、9月27日には追加されるのでそこで改めて確認したいと思います。

中華系のゲームの勢いの強さ

ホール1~3はモバイル系のゲームの出展が目立っていましたが、よく見るとその多くが中華系の企業によるものだと分かります。「原神」や「崩壊スターレイル」が日本でも大ヒットしているHoYoverseのブースは巨大でしたし、その他のゲームに関しても大きなブースを押さえているところが多いです。資本力の大きさを感じましたね。

さらに目立っていたのが、これらの企業の多くがブースにコスプレイヤーを据えていたこと。プロモーションの一環だとは思いますが、本国から呼び寄せていたり、玉座のような撮影スポットまで用意しているところもあって気合の入り方が凄すぎる。むしろそちらがメインになっていて、ゲームの試遊に関してはそこまで目立っていないようなところがあるのはいかがなものかと思いますが、東京ゲームショウがビジネスの場であることを考えれば企業戦略の一環として目立つブースづくりは間違っていません。

こんなにコスプレ多かったけ?

コスプレの話で言えば、中華系の企業に限らずとも各ブースでコスプレ率はかなり高かった気がします。美人コンパニオンはモーターショーの伝統でもありますが、東京ゲームショウではそこに加えて近年市民権を得たコスプレが増えた印象です。コスプレ率の高さに人の多さもあってここはコミケか?と何度か言いたくなりましたが、スクウェアエニックスの巨大なブースの迫力に同人イベントであるコミケとの違いを感じたのでした。

元アリスソフトのスタッフが多く参加した「ゴーヘルゴー つきおとしてこ」に期待しております

作品愛の強さは運も引き寄せる!

2022年のベストアニメに筆者が挙げている『BIRDIE WING -Golf Girls' Story』はNintendo Switch向けにゲーム化されていますが、2023年秋には「BIRDIE WING -Golf Girls' Story- Golf Venus」としてモバイル版もリリース予定です。東京ゲームショウでブース出展するとのことで、作品ファンの自分が見に行かねば!と鼻息荒く行ってきたのです。

モバイル版の試遊ができましたが、基本的にSwitchで発売中のものを移植していくような作りの模様。Switch版はリリース時のコンテンツやキャラの少なさが気になりましたが、開発中のタイトルのためリリース時の状態は未知数です。試遊ではワンホールのマッチができましたが、風向きや傾斜の影響がかなりあるため、思ったより狙いが難しい!特にパターは距離感を掴むのがかなりの難易度なので対人マッチは実力差が明確になって面白いかもしれません。

事前登録をしているとグッズの抽選が可能とのことだったので、とっくの昔に事前登録していた筆者は箱に入ったゴルフボールをピック!Tシャツを貰うことができました。作品愛は通じるものです。うれし~

インディブースは過去最大級!

インディゲームの市場規模は年々大きくなっている印象ですが、東京ゲームショウでもその点は反映されており、今年のインディゲーム関連の出展は例年より明らかに増えています。

ヨカゼやPlayismのようなインディ系パブリッシャーの出展もあれば「Selected Indie 80」と称された事前審査された無料出展枠、インディ系企業や個人による出展などかなりの数です。個別の作品については別記事においたので、そちらもチェックいただければと思います。

ゲームが動けば色々動く

東京ゲームショウに最後に行ったのが5年ぐらい前だったので、その間に大きく変貌を遂げたゲーム業界の今を強く感じることになりました。2023年は大作のリリースラッシュが続いています。PC需要が高まっていることもあってハードウェア関連の出展も目立っており、日本は不況であってもゲーム業界は巨大なお金が動き続けていることを肌で感じることができるイベントでした。

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