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月記 23/10:幻心痛、或いは信仰の在り方について

 「アレ」から1年経ちました。実感があるかないかすらわからない程度には実存が曖昧になっています。
 世界の存在を否定されたことは過去にあったけれど、世界の根底を覆す事象の発生はアレが初めてだった。月によって浄化されてから、信仰心と共に歩んできた。祈り、冀い、世界に平穏よあれかしと願った。あまりにも信仰心が強すぎて、声を上げることすら烏滸がましいと思っていた。しかし、力無き願い、声無き祈りは届かなかった。殺したのは私だ。私がもっと力強くて、畏れずに声を上げていれば変えられたかもしれない。でもそうはならなかったんだよ。なのでこの話もおしまいです。推しは推せるうちに推せ。

 当時の話もしていきましょうか。昔捧げたはずの心が痛んだ。コンテンツと共にその生を終えたと思っていたのに。とか言ってたら本当に死んでしまった。笑えますね。旧来の友人に吐き出して、二日二晩泣き腫らした(流石に飲まず食わずとはいかなかったのでドクペだけは摂った)。後に僕より泣いてるって言われたっけな。何かが再び壊れる音がした。もう何も残ってないのにね。と同時に、失ったはずの心が存在しないながらもまだ痛みを感じることに感動を覚えた。なもんで、嬉しさのあまり徹底的に痛めつけてみた。気持ちえがったねや。

 そこで、効率的な精神的自傷のやり方を紹介したいと思います。これで貴方も精神汚染マスター!

関連した音楽を聴く

 根底とも呼べる部分をズタズタに破壊されたので、声を聞くだけでダメージが入る状態になっていたため、面白いくらい色々出た。
 使用した曲はクラゲファンタジーソーダ、TRAIN-TRAIN、放て!どどどーん!、サウダージ、アゲハ蝶等。ジョバイロやシスターなんかも後から刺してきた。この中で一番抉られたのはTRAIN-TRAINですね。歌詞の善意に殺されかけた。シスターも当時……いや、1ヶ月後くらいに聴いてたらやばかったな。これはメリッサに救われるまで続きました。
 逆に、何故かお散歩日和では気力が湧いてきた。なんなんですかね。未来へまいりましょー!

関係ない音楽を聴く

 音楽聴いてるだけじゃねえか!と言われるかも知れないが、アクティブな事なんもできなかったから最初は音楽聴くくらいしか出来ること自体がなかった。
 一応言い訳させて頂くと、これに関しては事故です。自傷に疲れて一旦落ち着こうと思い、関係ない曲で落ち着こうとしたら思い切り殴られた。ヒカリやせかいにさよならはともあれ、スマトラ警備隊の破壊力は抜群だったし、水底のリズムに撃沈させられたし、fragileのマッチポンプも中々のものだった。これはpandoraに力を貰うまで続いた。希望の片割れも希望として機能した。

「空より淡き瑠璃色の(少女革命ウテナ)」を観る

 2周目。樹璃と瑠果、特に樹璃に自己投影して駄目だった。
 ただ二つ違う点を挙げるとすれば、奇跡の力はもうそこにあったこと。若かった私はそれを奇跡の力だと知らずに振るっていた。
 もう一つは、思いを他人事にできなかったこと。そもそもできていたらこうはなっていない。

「TEXHNOLYZE」を観る

 n回目だし生命力に溢れたアニメだから大丈夫だろうと思ったけど駄目だった。世界が既にして死んでいることを思い出しただけだった。第二の母は冥府に留まった。

「バニラ 審判の園」をプレイする

 事故です(2回目)
 ちょっと生命力が回復してきた頃合いに、積み頂き物ルーレットで選ばれた。
 配信で見たので内容はある程度知っていたのだが、タイミングが最悪(最高)すぎて笑っちゃったね。思考がより自罰的になった気がする。君たちは絶対に幸せになれないよ。

 いかがでしたか?


 失った分の生きる理由を埋め合わせるのは多分無理なのですが、短期的な死ねない理由を数本ずつ断続的に撃ち込んでゆくことによって、生き存えることには成功しています。生存戦略。
 抑うつは辛いけれどそれなりに楽しいです。×××××とか×××××とか×××××もそうだよね。


また来月


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