ドラマ半沢直樹が終わってもう半年以上
それでもあの伝説的ドラマは今でもテレビでも人の話題にも残っている
私もセカンドシーズンはリアルタイムで毎週楽しみに待って観ていた、感想はもちろんとても面白かった！

半沢直樹の痛快逆転ドラマ、まさにドラマチックな倍返し劇
ドラマとして観るには十分面白かった

半沢直樹で学ぶことも多かった
半沢直樹が常務や頭取、役員会議で啖呵を切る場面
私は正直、上司や立場上の人に対してその言い方は引くわ…空気読めよ…と思っていたがそこでハッとした
"日本の会社の縦社会に自分はきっちり入れられている"
・上の人は立場を尊重して当たり前
・従うのが当たり前
・空気を読むのが当たり前
自分がそうやっていつの間にか組み込まれてることにとても驚いた

こうやって半沢直樹はただ楽しむだけでなく気付きももらえた
ここで本題の半沢直樹は"善い"人か？に入る

半沢直樹は優秀な人間だ
人徳と運の良さを持ち合わせた人物像だと思う
そしてバンカーとして、顧客第一の信条を持ちお客様に対してベストを探し提案している
さらに銀行を私利私欲のための私的利用を徹底的に嫌い暴いている
ここまでは最高のビジネスマンだと思う

半沢直樹は目的達成のためにはどんな手段も厭わない
ここに違和感を感じた

半沢直樹は目的のため、仲間から機密文書をコピーしてもらったり情報漏洩を促したりかなりグレーゾーン(法律に詳しくないけど多分グレーどころかダメなのもあったよね？)を積極的に行なっていたと思う
ドラマだから誰もがおもしろおかしく見ていたけど半沢直樹は優秀だし、銀行にとって不穏要素を排除していく良い人材だったと思うけど
法律的に見て半沢直樹は正しい人ではないですよね

半沢直樹のやってきたことは偉業かもしれないけど正当化していい部分なのだろうか
法律や規律にはグレーゾーンがほぼ必ず存在しているけど、それは仕方ない状況などがあるからそこに収まったものであってわざわざそこに突っ込んでいこうとするものではないよね？
このグレーゾーンをどんどん活用しようとしだすと詐欺や犯罪をする人と同じ思考に近づいてしまう気がして半沢直樹に嫌悪感があるのかもしれない

半沢直樹の敵には絶対なりたくないけど、味方にもあまりなりたくないなぁ
顧客にはぜひなりたいけど