結婚生活2.1 結婚をしなくても幸せになれるこの時代に、結婚し、そして続けるということ :破
その後の家の様子はというと、夫は、食事のほとんどを外で食べてくるようになり、その連絡をするしないも日ごろのいさかいの種だったこと、時間があるとふらりと散歩に出てしまう人だったこともあり、なんとなく家での役割分担も落ち着いた頃には、円満に、いわゆる家庭内別居のような形となった。副産物ではあるが、相手のスケジュールに振り回されないという大幅な家事の減少は、私の毎日を日常のわずらわしさから解放し、物理的にも開放された私は、あからさまに機嫌がよくなっていった。両親の不穏な関係を察知し