許斐 ゆり子

地方出身、東京で暮らす40代。結婚、夫の転勤、妊娠、出産というよくある流れの中で専業主…

許斐 ゆり子

地方出身、東京で暮らす40代。結婚、夫の転勤、妊娠、出産というよくある流れの中で専業主婦となり、現在はパートを経て、フルタイム非常勤職員として働いております。正しいとかは一度脇において、“私”の正直な気持ちとモヤモヤ、小さな違和感をトゲを抜くように書いていけたらと思います。

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「母の夜遊び」 結婚生活2.1 結婚をしなくても幸せになれるこの時代に、結婚し、そして続けるということ

斯くして私は“平日の”夜の街にデビューすることにした。 同じような立場の人(結婚出産後、専業主婦を経験した人)にとっては“復帰”という言葉のほうがしっくり来る人も多いと思う。しかし私の場合、もともと地方在住かつ自宅遠距離通勤で、テレビドラマでありがちな仕事帰りに一杯や、こじゃれたデートとは無縁の会社員生活のまま20代半ばで結婚したこともあり、文字通り40歳を過ぎての夜遊びデビューだった。 その日、夫には私が夜家を空けることは決定事項として伝えておいた。それを聞いた夫からは

    • 結婚生活2.1 結婚をしなくても幸せになれるこの時代に、結婚し、そして続けるということ :破

      その後の家の様子はというと、夫は、食事のほとんどを外で食べてくるようになり、その連絡をするしないも日ごろのいさかいの種だったこと、時間があるとふらりと散歩に出てしまう人だったこともあり、なんとなく家での役割分担も落ち着いた頃には、円満に、いわゆる家庭内別居のような形となった。副産物ではあるが、相手のスケジュールに振り回されないという大幅な家事の減少は、私の毎日を日常のわずらわしさから解放し、物理的にも開放された私は、あからさまに機嫌がよくなっていった。両親の不穏な関係を察知し

      • 結婚生活2.0-結婚をしなくても幸せになれるこの時代に、結婚し、そして続けるということ:序

        専業主婦の母に父、兄と私の4人の核家族の元に生まれ、特に波風もなく成長し大学へ進学。卒業後実家に戻り、数年働くも実家暮らしに疲れ、そろそろ家をでるかとなったとき、当時の彼とじゃあ結婚するかとなった。結婚適齢期がクリスマスケーキの販売に例えられた時代、まさに売り時の24歳だった。その後、数年もたたないうちにおあつらえのようにセックスレスになるもホルモンの影響か、日々に退屈しはじめたのか、要らないと思っていた子どもを突如作ってみたくなり、しっかり1回で懐妊。29歳という平均的な初

      「母の夜遊び」 結婚生活2.1 結婚をしなくても幸せになれるこの時代に、結婚し、そして続けるということ

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