『だいたいさ、アイドルやタレント目指してオーディション受ける子は幼少期からそれなりの塾でレッスン積んでるから、そう甘くないよ。』
これは、ミスiDを受けていることを宿を借りていた親戚へカミングアウトした際送られてきた言葉です
あまりにも悔しくて 講談社のロビーでわんわん泣きました。でもいまわたしはなぜかミスiDセミファイナリストの選考に残り、最終日にこれを紡いでいます。
「オーディション」と聞いて思い浮かぶもの。細くて顔の小さい女の子、美しい顔、サラサラの手入れされた髪、キラキラしたヒール、才色兼備な高嶺の花の女性。それは 一般人には触れられなくて 住む世界が違うような そんなイメージです。ミスiDに出会う前は わたしもそう思っていました。ミスiDはその固定概念を粉々に壊してくれたかけがえのない「オーディション」です。
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先日、大好きな女性が教えてくれたダイヤモンドのお話をお教えします
「ダイヤモンドって元々『カラット(大きさ)、カット(の丁寧さ)、クラリティ(透明度)、カラー』の4つを基準にして値段をつけられていて、一昔前は不透明だったりするだけで クズダイヤなんて酷い名前で呼ばれてたの
でもここ最近内包物があったり 不透明のダイヤも綺麗じゃないか!って事で色々なメゾンがナチュラルダイヤモンドとして販売を始めて!
ナチュラルダイヤモンドの良いところは本当に唯一無二な所だと思う
色むらがあったり綺麗な内包物が入ってたり!
そしてナチュラルダイヤモンドは今ではとても人気な石になりました!」
ハッとしました。これって、とってもミスiDじゃないですか?美しさなんて そんな凝り固まった価値観だけではなくて 美しいと感じればそれは美しい。そんなあなたも誰かのアイドル。
でも そうだったはずなのに 案外生きづらいのです。ミスiDのセミファイナルに残ったものの、ぜんぜん甘くなくて、目を惹くのはやっぱりキラッキラの婚約指輪のダイヤモンドみたいな人たち。ナチュラルダイヤモンドは 光をたくさん反射せずふんわりじんわりと光るから目立てない。そんなわたしは本当にセミファイナルに残っていい存在なのか と 毎日毎日考えました。今日も。
ナチュラルダイヤモンドは、ひっそりとしていて、それでいて内に熱を秘めています 触らないとわからないマグマです。この期間、ミスiDを通してわたしと邂逅した皆様はそれを知ってくれたでしょうか
やっぱり何度考えてもミスiDの中のナチュラルダイヤモンドとして、わたしは光っていたいです。だからあなたと目を離したくない。瞬きもしたくない。じわじわ 虜にさせて下さい。
美しいものを美しいと言える世界がいちばん美しいよ。
めをあわせてくれているあなたが 本当に大好きです。これからもがんばりたいから、またね おやすみね あらあらかしこ。
安住日希
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