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2022/01/04

(日記・それは去年の)

2022/01/04

久しぶりに昼まで眠った。寝不足は解消したけど顔は浮腫んでいる。また変な夢を見た気がする。
高校の頃お世話になっていた人とお昼をたべる約束をしたので、すぐに身支度をして向かった。雪が降りはじめている。ゆきは、小さな粒からだんだん牡丹みたいになっていった。雪の下傘をさしているのはわたしだけで、みんなフード付きのコートで凌いでいた。雪の降るところに住む人は急な雪に備えてフード付きコートを着る習慣があるのかもしれない。みんなちょっと猫背だった。

お昼に食べた焼き魚定食は今まで食べた焼き魚定食と日にならないほど凄く、1000円という破格だった。「大きいねえ」と店員さんが笑っていた。寒ぶりのカマは美味しかった。

色んな人の近況をきいてみる。結婚した人、子供が産まれた人、帰ってきた人、出て行った人、沢山いて、サイクルが少しずつ変わっていて、その中に気仙沼は在るらしい。幸せな方向に動いているのならよかったなと思った。わたしも近況を話して、20歳になったことを伝えたらすごく驚いていた。時は止まらないから。

帰宅して家族とお茶を飲んで、長風呂して、ご飯を食べた。将来の話をしたら泣いてしまった。家族と真面目に話すと泣いてしまう癖がある。早くちゃんとしなきゃと強く思った結果なのに、親にはちゃんと納得するような道を選べ、と逆のことを言われた。母にひだりききクラブをチェックしているとも言われた、恥ずかしいけど嬉しかった。父親が小さい頃の写真をたくさん見せてきて、こんなふうになってしまってごめんね、と思ってしまった。「遠いところに行ってしまったようだ」と言われた。小さい頃の方が素直で可愛かっただろうな、大きくなってから褒められたことがあんまりない。

父に作った本を渡した。読んでくれるだろうか、いつか褒めてもらえるまで、来ないかもしれないけれど、こころの片隅にすこしだけ期待して、わたしはわたしの出来ることを頑張ろうと思った。


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