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京都に泳ぐ

【京都】
京都に逃げます。3日間。

・朝7:42の新幹線に乗り、京都へ。

・七条大橋のマックにて朝食。隣のお爺さんがノートPCで何やらカタカタ打ってるので、ちらと覗き見たところ、コードを書いていた。プログラミングジジイ。

・琵琶湖疏水記念館。田邊朔郎はイケメン。トンネルを掘削する際、数箇所に縦穴を開けて、そこから横に掘っていって、縦穴同士を繋ぐという手法。賢い。

・サギは着陸寸前にはほぼ止まって見える。

・先斗町歌舞練場という文字列の完璧さ。

・おも↑ちかえりってイントネーションいいよね。

・朝は進々堂でパンを買って、鴨川沿いで食べよう。

・カップルが等間隔に座っていることで知られる鴨川のほとりだが、実際に座ってみると案外傾斜が強い。ちょっとした荷物やスマホなんかを滑らせて川に落としてしまいそうだ。
なんなら人も転がり落ちてるんじゃないか?

・蹴上(けあげ)という駅名の面白さ。南禅寺と平安神宮と京都市動物園がある。

・京都市動物園は毎回行ってしまう。なんかサイズ感がちょうどいいんだよね。ちょっとした公園くらいの広さだが、動物の種類は多く、珍しい(希少価値というよりはあまり王道でないような)ものもいる。そして分類されて展示されているため、見やすい。虎も近いし。

岡田さん



・下鴨神社の手前にある河合神社。そこの休憩所で飲める、かりん美人水がとてもおいしかった。
かりん蜂蜜と河合神社の御神水で作られた飲み物で、さっぱりした柑橘系の風味と蜂蜜の優しい甘さが身体に沁みる。
これ、御神水が美味しさの源だったらどうしよう。

かりん美人水



・下鴨神社のお札は、南又は東向きに飾る。

・二軒茶屋がある。茶屋シリーズ、もしかしていろんなナンバリングがある?

・出町柳から叡山電鉄に乗って終点の鞍馬へ。
雨の鞍馬。駅舎で雨宿りをする。自動販売機で買ったココアを飲みながら、無意識に手を擦り合わせる。10月上旬、耳が冷たい。
光を乱反射する厚い雲と対照的に駅舎内は薄暗く、柱にかかった天狗の面に威厳がある。

・鞍馬駅には巨大な天狗の像がある。全身像ではなく、頭部だけの像である。現行のものはリニューアル後の顔らしく、なんでも前の天狗は、鼻が積雪の重みに耐えかねて折れてしまったらしい。天狗の鼻を折るのは自然の重み。

大天狗
鞍馬駅ホーム


・鞍馬はちょっとした山だ。針葉樹の森に霧がかかり、水墨画のような景色が続く。
順路から少し外れた所に、杉林と曇天のコントラストが印象的なスポットがあった。いい写真が撮れそうだ。カメラを構えるために傘を畳んで地面に置いた。
その瞬間のことだった。今まではしとしと降っていた雨が、急に土砂降りになったのだ。慌てて傘を広げ、その場を後にした。
天狗がいたのかもしれない。写真に写ったら困るもんね。

・帰り道。叡山電鉄鞍馬線の窓を濡れた紅葉の枝が叩く。車内の湿気が気だるさを助長し、瞼が重くなる。

・2日目の夜ご飯は東華菜館にて。変わらず美味しい。エビチリと酢豚と五目炒飯を食べた。個人的ベスト中華。

東華菜館


・3日目の朝。定番のスマート珈琲店が異様に混んでいたため、入店を断念。近くの上島珈琲京都寺町店に入った。今までのどの上島珈琲より凄い。店内に庭園がある。入り口の小ささから想像できないほど奥に深く続いており、秘密基地感があって大変よい。

・京都国際マンガミュージアムに行こうと思ったら、定休日だった。気になりはするものの一生行けない。

・京都府立植物園に行く。最寄りは北山駅。

・マダガスカルって日本の1.6倍の面積らしい。デカい。島の動植物の90%が固有種らしい。ワオ!

・サボテンの品種で鯱って名付けるのは何故。

・いきものフェスを見てきた。同志社の学生からアサギマダラのオススメスポットを教えてもらった。アサギマダラはフジバカマに集まる。
そして何やら凄そうな先生(後で調べたら京大の教授だった)の講義を受けた。
植物園の正門から出て、賀茂川を歩いて南下する。全ての物事は繋がっており、循環している。圧倒的なパワーはむしろバランスを崩す。持続させることが大事。

・3日目の夜はびっくりドンキーに行った。そして18時台の新幹線に乗り、東京に帰還。良い旅だった。おやすみ。

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